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(2691)新着情報 2021年9月

「三京分校の灯」守る 天城町・全児童が県外「山海留学生」(2021.09.30)

 

徳之島のほぼ中央部、世界自然遺産エリアにも連なる緑の山間に抱かれた天城町立西阿木名小三京分校(田川俊一校長、児童数4人)―。その大きな特徴は、在学児童全員が県外からやってきた山海留学生。29日の「三京分校大運動会」。ひと際大きな歓声を過疎集落にこだまさせ、元気を届けた。

和泊町シルバー人材センター 入会率10%超、群島内最高 (2021.09.30)

 

和泊町シルバー人材センター(平山和仁理事長)の入会率が伸びている。同センターによると、8月末現在の会員数は282人で、町の60歳以上の人口に占める入会率は10%を超えた。県内で最も高い数値となっている。

築90年超の旧家古民家活用 伊仙町、阿権集落活性化へ ふれあいの場も提供(2021.09.29)

 

伊仙町は、同町阿権(あごん)集落にある築90年以上の遊休古民家を活用した集落活性化推進事業「前里屋敷改修工事」を進めている。同町初の試みで町西部地区に分散した環境学習の機能を同集落に集約。健康教育や住民によるカフェ機能、農産物を持ち寄った「朝市」などふれあいの場も提供して、集落の活性化を目指すという。

入域客スマホにマナーを通知 Wi―Fiプロジェクト来月15日から(2021.09.29)

 

奄美・沖縄の世界自然遺産を訪れる入域客に、Wi―Fiシステムを通してスマホやパソコンの画面にマナー情報を通知する「入域マナー啓発Wi―Fiプロジェクト」がこのほど、立ち上がった。野生生物保護や環境保全を目的に、両県の官民が連携し推進。空港やホテル、観光スポットなどの人が多く立ち寄る施設で配信し、ナイトツアーのルール順守、ロードキル対策などを促していく。10月15日から。

喜界島PR動画を公開 サンゴ礁科学研究所ら (2021.09.28)

 

9月27日の「世界観光の日」を前に、喜界島サンゴ礁科学研究所(渡邊剛理事長)は、喜界町と写真家の大杉隼平さんと共同で制作した喜界島PR動画「喜界島 過去と未来をつなぐ島」を公開した。「喜界島の魅力を世界中へ届けたいとの思いを込めて制作した。科学者と写真家の目、心を通して見えてくる喜界島の姿がつまった動画」と視聴を呼び掛けている。

 

▶喜界島PR動画

世界自然遺産記念切手発売沖縄・奄美で限定5000セット(2021.09.28)

 

 日本郵便沖縄支社(久田雅嗣支社長)は、奄美・沖縄の世界自然遺産登録を記念したオリジナルフレーム切手セットを10月1日から販売する。63円切手4枚とポストカードのセットで、奄美大島、徳之島、沖縄島、西表島の生き物が鮮やかな色彩で描かれている。限定5000セット。

アカウミガメ産卵、顕著に減少 奄美大島 オンラインで状況報告(2021.09.27)

 

奄美海洋生物研究会主催のウミガメミーティングが25日、オンラインで開かれ、2021年の奄美大島でのウミガメの上陸、産卵状況について中間報告があった。産卵回数は特にアカウミガメで顕著な減少がみられ、全体で過去最少だった19年(293回)並みにとどまる見通し。同会の興克樹会長は「アカウミガメの減少に歯止めがかからない状況。地道な調査を続けて動向を注視したい」と懸念を示した。

甘い香り、とろーり笑顔 奄美手熟師会「子ども講習会」6家族が黒糖作りに挑戦(2021.09.27)

 

もの作りの魅力を伝える奄美手熟師会(岬眞晃会長)の「子ども講習会」が26日、奄美市笠利町の奄美きょら海工房であった。講師は同店の福原隆寿さん。子どもたちはサトウキビを搾ったり、キビ汁を煮詰めたりと黒糖づくりに挑戦し、甘い香りにとろーりと笑顔を並べた。

「武州丸」の犠牲者慰霊で平和の夕べ 徳之島町(2021.09.26)

 

太平洋戦争中に米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没した疎開船「武州丸」の犠牲者を慰霊する「平和の夕べ」が25日、徳之島町亀徳のなごみの岬公園の慰霊碑前であった。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から規模を縮小して開催。島内の有志ら約20人が参加して恒久平和への誓いを新たにした。

工期25年度まで延長へ 沖永良部地下ダム事業(2021.09.26)

 

2021年度内の完了を目指していた国営沖永良部農業水利事業(通称・地下ダム事業)は、25年度までの工期延長について関係機関と調整を進めていることが分かった。九州農政局沖永良部農業水利事業所(知名町)は「(工期延長は)より安心して使っていただける地下ダムとするためで、ほとんどの施設は完成し、予定した水利用は可能となる」としている。

西郷隆盛の遺徳しのぶ 芦花部の南洲神社で例大祭(2021.09.25)

 

西郷隆盛の命日にあたる24日、奄美市名瀬芦花部の南洲神社で例大祭が行われた。没後144年の今年は、新型コロナウイルス感染症を考慮して、昨年に引き続き関係者のみの少人数の参拝者で執り行われた。

「壱乃醸朝日」が審査員賞 「弥生」もプラチナ賞 フランスの酒コンテスト(2021.09.25)

 

フランスの一流ソムリエらが選ぶ「KuraMaster2021日本酒・本格焼酎・泡盛コンクール」(同運営委員会主催)の審査結果が20日発表され、各カテゴリー選出で最高賞に次ぐ審査員賞に、朝日酒造(喜界町)の「壱乃醸朝日」が輝いた。部門別上位に贈られるプラチナ賞には、弥生焼酎醸造所(奄美市)の「弥生」が、壱乃醸朝日と共に選ばれた。

「トゥンガモーキャ」で厄払い 子どもが家々回り、お菓子集め 与論町(2021.09.24)

 

旧暦8月15日の21日夕、与論島の各地で、十五夜の伝統行事「トゥンガモーキャ」があった。与論町茶花の繁華街・銀座通りでは、店舗や住家の軒先に住民らがお菓子などを供え、子どもたちが「トゥンガ、トゥンガ」と言いながら、その供え物をもらい歩く歓声が響いた。

 

大島地区9月子牛セリ 相場下落、平均63万9千円(2021.09.24)

 

JA県経済連肉用牛課奄美市駐在は22日、9月の大島地区子牛セリ市結果をまとめ公表した。市況は総平均63万9713円(7月の前回比3万8030円安)となり下落、前回に続き3万8千円台の落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染症の影響により牛枝肉相場が軟調に推移しているほか、飼料費をはじめとする物財費が高騰しているため肥育農家が素牛導入に慎重になっているのが要因と分析されている。

 

農作業委託の受け皿に 開設から1年、休耕地解消に貢献 龍郷町地域振興公社(2021.09.23)

 

耕作放棄地の解消や高齢化が進む農家の農作業委託の受け皿として、一般社団法人龍郷町地域振興公社が今月で開設から2年目を迎えた。現在5人体制で町内の休耕地などを活用してサトウキビとカボチャを栽培しているほか、農作業の受託を請け負う。公社は1日付で町認定農業者にも認定。今後5年間の方針を掲げた農業経営改善計画を基に耕作放棄地解消面積の拡大や農作業受託件数を増やし、地域農業の活性化を目指す。

県内初、マイクログリッド構築で包括連携協定 京セラと沖永良部2町(2021.09.23)

 

沖永良部2町と京セラ(株)(谷本秀夫代表取締役社長)は17日、マイクログリッド構築や再生可能エネルギーによるモビリティ活用などに関する包括連携協定を結んだ。脱炭素化へ向けた再生可能エネルギーの地産地消や災害時の電力供給のほか、電力需給技術の構築による雇用創出を図る。知名町によると、同社が自治体と協定を結ぶのは、神奈川県小田原市に続き2番目。県内では初。

悪霊払い、先祖に感謝 喜界島で「シバサシー」(2021.09.22)

 

喜界島北部の集落で20日、伝統行事「シバサシー(柴さし)」があった。悪霊を払うシバ(ススキ)を家や墓に差し、墓前にごちそうを備えて先祖に感謝するとともに家族の健康を祈った。

島中安寧、コロナ収束願う 与論十五夜踊り(2021.09.22)

 

旧暦8月15日に当たる21日、与論町の地主神社境内で国の重要無形民俗文化財に指定されている「与論十五夜踊」が奉納された。狂言を模した本土風の「一番組」と琉球風の「二番組」が交互に演目を披露し、五穀豊穣(ほうじょう)や島中安寧、新型コロナウイルスの早期収束を願った。

小学生がヒラアジ28㌔釣り上げる 濱田祐司くん、長浜桟橋で(2021.09.21)

 

「『うわぁ、でけー!』」奄美市名瀬在住の濱田祐司くん(小宿小6年)が19日、同市名瀬の長浜桟橋で134㌢、28㌔のヒラアジを釣り上げた。

伊集院(龍郷町出身)ライト級制す プロボクシング 西日本新人王決定戦(2021.09.21)

 

プロボクシングの西日本新人王決定戦(日本プロボクシング連盟主催)の決勝が19日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第2競技場で行われ、龍郷町安木屋場出身の伊集院嵐(23)がライト級(61・23㌔)で優勝した。伊集院は11月14日、同会場で行われる西軍代表決定戦に出場。全日本新人王決定戦への出場切符を争う。

県マスターズで22年ぶり大会新樹立 徳之島町母間 赤﨑冨士郎さん(80)(2021.09.20)

 

「人生は活動にあり」をモットーに、健康維持をかねて自己の可能性に挑戦を続ける徳之島町母間の赤﨑冨士郎さん(80)。今年6月にあった第37回鹿児島マスターズ陸上競技選手権大会にも連続出場。100㍍走・M80(80~84歳)の部で22年ぶりの大会新記録の更新となる、16秒54をマークした。早くも次ぐ目標は「自己記録の更新だ」と奮起している。

健康の秘訣は「趣味」 知名町の上野富實さん(83) 夫婦で楽しむ 花づくりに家庭菜園(2021.09.20)

 

知名町正名に住む上野富實さん(83)。健康の秘訣は「趣味を持つこと」と笑顔で話す。花づくりに家庭菜園、竹細工、最近はゲートボールにはまっている。

新型コロナ島外搬送 8月は喜界、徳之島からも(2021.09.19)

 

新型コロナウイルス感染で病状が重篤である場合や島内に受入病床が確保できない場合、県は感染者を島外に搬送している。離島でも感染者が爆発的に増加した8月は計12回34人に及び、このうち奄美群島では喜界島と徳之島で島外搬送措置がとられた。

 

沖永良部花き専門農協「日本秋祭in香港」で展示(2021.09.19)

 

沖永良部花き専門農協(三島生康組合長)は18日、今月23日に開催される「日本秋祭in香港」で使われる花き類の出発式を行った。商品は19日、上りの船便で出荷後、21日に福岡から空路、香港へ届けられる。

親も支える施設に 「すまいる保育園」名瀬仲勝町に10月開園 病児・病後児保育も(2021.09.18)

 

多彩な保育サービスで従業員などの子育てを支援する企業主導型保育施設「すまいる保育園」(前田匠管理者)が10月1日、奄美市名瀬仲勝町に開園する。病児・病後児保育を備えた民間保育園は市内でも初めてという。同朝日町の前田社会保険労務士事務所が運営を行う。

知名町金婚式 結婚から50年を祝う 5組が出席(2021.09.18)

 

第39回知名町合同金婚式が17日、同町フローラル館であった。対象の夫婦9組のうち5組が出席。結婚から50年を振り返り、笑顔でお互いの苦労をねぎらった。

「島自慢できる人に」 石田さん(東北大名誉教授)講演 沖永良部高・立志塾(2021.09.17)

 

県立沖永良部高校(室屋洋一校長、生徒233人)の1年生を対象にした郷土学習「沖高立志塾」が16日、同校体育館であった。今年度初回で、東北大学名誉教授で地球村研究所代表の石田秀輝さん(知名町)が講演。自然や地域コミュニティーの存在などが島の強みと紹介し「島のことを知り、島自慢ができる人になってほしい」などと呼び掛けた。

村道沿いに防護ネットを設置 大和村官民一体で クロウサギロードキル対策(2021.09.17)

 

大和村では16日、多発するアマミノクロウサギの交通事故(ロードキル)対策の一環として、村道「マテリヤ線」の一部で防護ネットの設置を行った。主催は大和建友会(福本剛敏会長)・大和村(建設課、企画観光課)。協力は環境省奄美群島国立公園管理事務所。

奄美へ移住しませんか 来月23、24日相談会 東京2会場(2021.09.16)

 

奄美大島移住相談会(奄美大島雇用創造協議会、奄美市共催)が10月23、24の両日、東京2会場である。求人情報や住まい、市の助成事業などの相談に応じるほか、離島の交通事情や先輩移住者の経験談など島暮らしの実情も紹介する。事前予約制で、申し込み締め切りは10月8日午後5時。参加無料。

 

「平瀬マンカイ」 今年も途絶えることなく開催 龍郷町秋名・幾里(2021.09.16)

 

旧暦のアラセツ(新節)の15日、龍郷町の秋名集落で、秋の実りへの感謝と五穀豊穣の祈りを捧げる平瀬マンカイが行われた。ネリヤカナヤ(海のかなたの神様)に向けて祈る同行事は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年に引き続き行事の保存会会員と秋名・幾里集落住民のみ参加。例年多くの観光客らが訪れる行事だが、2年続けて実質無観客の開催となった。

屋仁川の飲食店で第一号 県飲食店第三者認証を取得(2021.09.15)

 

奄美市名瀬の屋仁川通りにある「レストパブ TEARS」(濱崎仁志オーナー)は、屋仁川通りの飲食店では第一号となる「鹿児島県飲食店第三者認証」を9月6日に取得した。認証を受けた飲食店には新型コロナウイルス感染防止対策「認証店」のステッカーが貼られ、安心して来店し楽しむことが出きる。

10万人当たり100歳以上者人口 大島地区の県内最高続く(2021.09.15)

 

県高齢者生き生き推進課は14日、県内満100歳以上の高齢者数(9月1日現在)を発表した。県全体の100歳以上は男性174人、女性1713人で、前年度比143人増の1887となり、過去最多を更新した。大島地区(奄美群島12市町村)は男性11人、女性172人の計183人で、同8人増加した。10万人当たり100歳以上者人口は地区別で引き続き大島地区が県内最高。県内最高齢者は鹿屋市の田野邊ミツエさん=111歳=、男性の最高齢者は南九州市の新屋哲雄さん=110歳=。

龍郷町自然観察の森、再整備終盤 施設や機能更新、来春完了目指す(2021.09.14)

 

龍郷町が2017年度から5カ年計画で実施している長雲峠の「奄美自然観察の森再整備事業」が工期終盤を迎えている。老朽化した遊歩道や展望デッキの改修、中核施設「森の館」の移転などを進めている。総事業費約5億円で8月末現在の進捗率は約7割。来年3月の事業完了を目指している。

鹿大、教育プログラムが開講 奄美に特化〝環境文化〟人材育成(2021.09.14)

 

奄美群島に特化した起業家・職業人を育てる教育プログラム「奄美の環境文化を付加価値化する先駆的な人材育成プログラム」の開講式が12日、オンラインであった。「起業家」「WEBデザイン」「事業主・行政職」の3コースに71人が受講。奄美群島固有の〝環境文化〟を学び、次世代につなぐ暮らしを創造する専門人材やビジネスの裾野を拡大する経営候補者などを育てていく。

一村忌 しめやかに ソテツの葉ささげ、冥福祈る 奄美市(2021.09.12)

 

独自の画風で奄美を描いた孤高の日本画家・田中一村(1908~77年)をしのぶ「一村忌」が命日に当たる11日、奄美市名瀬有屋町の一村終焉(しゅうえん)家屋であった。地元有志ら7人が出席し、在りし日の一村に思いをはせた。

21年度販売額12億円を計画 沖永良部花き専門農協通常総会(2021.09.12)

 

沖永良部花き専門農業協同組合(三島生康組合長、組合員131人)の第13回通常総会は9日、和泊町のあまみ農協里芋選果場会議室であり、20年度決算や21年度事業計画などを承認した。21年度もコロナ禍の各種支援策を活用しながら、「えらぶの花」の安定供給に努める。

鹿児島市に中間治療施設 抗体カクテル療法を実施(2021.09.11)

 

県は10日、新型コロナウイルス対策の一環で、医療機関と宿泊療養施設の中間的な役割を果たす中間治療施設を鹿児島市に開設した。同市内のホテルを借り上げて設置。重症化リスクが高い感染者などを対象に、点滴で薬剤を投与する抗体カクテル療法を行う。県内での中間治療施設の設置は初めて。

九州一か「巨大滝」発見 名瀬小湊地内で落差181㍍ 名称募集10月8日まで(2021.09.11)

 

奄美市名瀬在住の写真家浜田太さん(67)が10日、奄美市役所で市と共同記者会見を行い、「奄美市名瀬小湊地内で巨大滝を発見した」と発表した。市が現地測量調査に協力し、落差は181㍍と公式発表した。これは九州一だという。市はこの滝の名称公募を行う。

 

吉峯さん、栫さんら最優秀 一村スケッチコン、応募1207点(2021.09.10)

 

子どもたちが奄美の自然や生活を描く「第11回田中一村記念美術館スケッチコンクール」の審査結果が9日、発表された。入賞は16点。最優秀賞に当たる奄美パーク開園20周年記念田中一村記念美術館賞には吉峯八輝さん(手花部小2年)、栫虹晴さん(小宿小4年)、大冨釈花さん(同5年)、福﨑心結さん(朝日中3年)が選ばれた。18日から奄美市笠利町の同館企画展示室で作品展がある。観覧無料。

救命活動に貢献 西ヘレンさんと林正隆さんに 感謝状贈る 沖永良部(2021.09.10)

 

沖永良部与論地区広域事務組合(管理者・今井力夫知名町長)は9日、同組合消防本部会議室で感謝状贈呈式を開き、知名町正名在住の西ヘレンさん(55)と同町徳時在住の林正隆さん(65)に感謝状を贈った。西さんは救命活動に、林さんはドクターヘリの安全運航に貢献した。

国土交通大臣表彰を受賞 地域の環境美化に貢献 継続20年、県内唯一 龍北中(2021.09.09)

龍郷町の龍北中学校(志風寛校長、生徒13人)は7月20日付で、2021年度「海の日」海事関係功労者として国土交通大臣表彰を受賞した。学校近くの嘉渡海岸で20年続く美化活動が評価された。9月7日、同校で表彰伝達があり、志風校長が奄美海上保安部の矢野秀樹部長から表彰状と盾を受け取った。

「地域の魅力、形にして伝えたい」 龍郷町「E,more秋名」受入(2021.09.09)

 

龍郷町の一般社団法人「E,more(いもーれ)秋名」(村上裕希代表)は今月17日までの1カ月間、大学生のインターンシップを受け入れている。神奈川県と北海道から訪れた3人の学生は、表面的な観光だけではない、関係人口創出を目的としたプログラムを考案中。11月のモニターテスト実施に向けた計画は佳境に差し掛かっている。

特別機、奄美空港に着陸 登録記念「守ろう!世界の宝」 JALグループ(2021.09.08)

 

日本航空(JAL)グループは世界自然遺産「奄美・沖縄」の登録を記念して、「世界の宝を守ろう!」特別塗装機3機(JAL国内線、ジェイエア、日本エアコミューター各1機)を4日から就航させている。世界自然遺産となった地域の魅力を国内外に発信するため。2022年秋ごろまでの就航を予定している。

9月8日は「クワ」の日 高齢者施設に特産品「クワ茶」プレゼント (2021.09.08)

 

9月8日は「クワ(桑)」の日――。町の特産品としてクワ茶を製造販売する知名町は7日、同町の特別養護老人ホームさくら園など町内の老人福祉施設8カ所にクワ茶商品をプレゼントした。役場農林課によると、今月、SNSなどを使った販促キャンペーンを開催する予定。

豊田が準優勝 奄美勢4選手全国へ(2021.09.07)

 

学生相撲個人体重別選手権西日本・東日本大会(西日本学生相撲連盟など主催)が5日、大阪府堺市の大浜公園相撲場と東京都の靖国神社相撲場であった。奄美勢は西日本の100㌔未満級で徳之島町亀津中卒の豊田倫太朗(九州情報大2年)が準優勝した。

黒糖焼酎 製成量伸び、出荷量は微減(2021.09.07)

 

県酒造組合(濵田雄一郎会長)は6日、2020酒造年度(20年7月1日~21年6月30日)の県内本格焼酎の需給状況を発表した。出荷量を示す課税移出数量(25度換算)は9万4358㌔㍑で前年比0・8%減少。原料別課税移出数量(実数ベース出荷量)でみると、黒糖焼酎は同0・6%減の7082㌔㍑で、県全体同様、微減となった。新型コロナウイルス感染拡大による飲食店の時短営業や酒類提供禁止など厳しい情勢にあるが、世界自然遺産に登録された奄美では「国内外に黒糖焼酎を売り込む絶好のチャンス」として取り組みへの期待が高まっている。

地域の理解、見守り支えに 障がいのある弟と暮らす 知名町の夫婦(2021.09.06)

 

「私の弟には知的障がいがある。一緒に暮らし始めて間もなく2年、弟は私たちにないものを持っていて学ぶことがたくさんある。障がいのある人、その家族は困っていることもたくさん。もっともっとみんなに障がいのことを知ってもらい、仲間づくりをしたい」。知名町のヨシコさん(69)=仮名=は、そう言って、弟・シュンさん(67)=仮名=のことを語り始めた。

季節外れの彩り 奄美市名瀬・朝仁トンネル前のサクラ(2021.09.06)

 

奄美市名瀬長浜町の道路沿いで、サクラの花が開花し、辺りに彩りを添えている=写真。通常は春先に満開を迎えるが、涼しさを感じ始める夏の終わりにも花を咲かせることがあるという。淡いピンクの花びらと鮮やかな緑の葉が入り交じり、季節外れの花見を楽しむことができる。

名瀬港87万㌧、2年連続減少 管内5・7%減 10年ぶり1・8億㌧下回る(2021.09.05)

 

九州運輸局は31日、管内指定港湾23港・港湾運送事業者の2020年度「港湾貨物取扱量(船舶積卸し実績)」を発表した。同局管内の総取扱量は前年度比5・7%減の1億7349万㌧で、10年ぶりに1億8千万㌧を下回った。奄美市の名瀬港は同4・6%減の87万㌧で、2年連続での減少となった。

珍芸「アフロパイン?」 徳之島町 無人販売所で笑顔誘う(2021.09.05)

 

徳之島町亀津南原の風光明媚(び)な臨海ラインの県道沿いの小さな無人販売ボックス。「アフロヘア―パイン?」とでも自己主張したかのような個性豊かなパイナップルが飾られていた。ゆとり運転のドライバーたちは思わず二度見するなど、心を和ませている。

違法トラップ 特別保護地区で2件確認 奄美大島(2021.09.04)

 

世界自然遺産に登録された奄美大島で、禁止されている昆虫採集のためのトラップ(わな)が国立公園内の特別保護地区で確認されている。環境省によると7月に1件、登録後の8月にも1件確認。関係機関は監視体制強化に乗り出しているが、禁止区域の周知と同時に昆虫の採集ができる地域もあることから、正確な情報の収集を求めている。

 

えらぶ島づくり事業協同組合 島外出身者3人を職員に採用(2021.09.04)

 

県内初の特定地域づくり事業協同組合となる「えらぶ島づくり事業協同組合」(平安正吾理事長)は3日、同組合職員として香川県出身の木内七海さん(25)、兵庫県出身の谷拓実さん(25)、栃木県出身の直井桃花さん(21)3人を採用した。辞令書を交付した平安理事長は「充実した生活を送りながら、将来は島への定住を考えてほしい」と期待を込めた。

大和村 第三子誕生祝う 出産祝い金 第一子20万円、第二子30万円、第三子50万円(2021.09.03)

 

大和村は2日、第三子が誕生した同村大棚の川下光さん(39)、亜里寿さん(30)夫婦に、出産祝い金を贈呈した。祝い金を手渡した伊集院幼村長は「3人の子育ては大変だと思うが、夫婦で助け合い頑張って。村の制度を使いながら、お子さんがすくすく育つことを願っている」と激励した。

 

特産白ゴマ収穫最盛期 喜界島 天候恵まれ作業順調(2021.09.03)

 

香りの良さが全国的に知られている喜界島の特産・白ゴマの収穫が最盛期を迎えている。島内の集落では道路脇などに収穫したゴマを並べて天日干しする風景が広がるが、今年は天候に恵まれ作業は順調。生産安定に向けて町は初期生育を重視しており、研修会開催で播種時期の前倒しなどを図ってきた。

クロウサギの貴重な映像、動画で公開 天城町(2021.09.02)

 

天城町は8月30日、同町当部のアマミノクロウサギ観察小屋で撮影された映像を大手動画共有サイト「ユーチューブ」で公開した。父ウサギが子ウサギとたわむれる貴重な子育ての様子も記録されており、アマミノクロウサギの意外な一面が確認できる資料として注目が高まっている。

自然遺産登録祝し、特別塗装機就航へ JALグループ(2021.09.02)

 

日本航空(JAL)グループは8月31日、奄美・沖縄の世界自然遺産登録を記念し、「世界の宝を守ろう!」をテーマにした特別塗装機の就航と、記念運賃「世界遺産先得」の販売の誘致プログラムを実施すると発表した。

 

1日10時から事前予約スタート 10月29日から利用ルール通年運用開始へ(2021.09.01)

 

奄美市住用町の市道三太郎線周辺における夜間利用ルールの試行が10月29日から開始され、これに伴う利用の事前予約が1日午前10時にスタートする。「奄美大島三太郎線周辺における夜間利用適正化連絡会議」(事務局=環境省と県・市の担当課)は自然保護と利用の両立を目指し、実証実験を重ねて持続可能な利用ルールを検討してきたが、いよいよ通年運用へ。法的拘束力はなく、協力を依頼するかたちでの実施となる。

町誌編さん事業スタート 和泊町、23年度刊行へ(2021.09.01)

 

第1回和泊町の歩み編さん事業審議会が31日、同町役場会議室であった。審議会委員ら14人が参加し、編さん作業の流れや事業スケジュールを確認した。2023年度末に刊行予定。