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(2785)新着情報 2023年4月

雨天も屋内で楽しむ姿 GWスタート コロナ禍前のにぎわい期待(2023.04.30)

 

最大9連休になるゴールデンウイーク(GW)が29日、始まった。新型コロナウイルス感染対策が緩和され、各地でコロナ禍以前並みのにぎわいが期待されている。初日の奄美地方は雨がぱらつく天候となったが、屋内施設の展示を興味深そうに見入る子どもたちの姿も見られた。

家族連れなどでにぎわう 黒砂糖祭、4年ぶり出店も 徳之島町(2023.04.30)

 

徳之島町のゴールデンウイーク恒例行事「黒砂糖祭」が29日、同町の畦プリンスビーチであった。新型コロナウイルスの影響で自粛していた飲食の出店も4年ぶりに解禁。小雨交じりのあいにくの天候だったが家族連れなど多くの来場があり、昔ながらのサタグンマ(砂糖車)を使った黒砂糖作りやステージを楽しんだ。

新名所「うおっちょ」オープンへ 水産業振興、交流人口増に期待 天城町(2023.04.29)

 

天城町が整備した町水産業振興拠点施設「うおっちょ」(同町浅間)が待望完成し、オープン記念式典が29日午後開かれる。町の水産業振興に向けて地場水産物や加工品、地域特産品の販売、水産物を主材料とした飲食コーナーも設置。水産物の消費拡大、交流人口増による漁業者の所得向上を第一義に、味覚も満たす新名所になりそうだ。

 

奄美の人口10万人割れ 日本復帰70年、半分以下に 県推計4月1日現在(2023.04.29)

 

県が28日発表した4月1日現在の県推計人口によると、奄美12市町村は計9万9247人(男4万8383人、女5万864人)となり、初めて10万人を割り込んだ。1953年の日本復帰後初の55年国勢調査(20万5363人)と比較すると48・3%。約70年で群島の人口が半分にまで減ったことになる。

ライチ栽培、収穫目指す 「稼げる農業」の一つに NPO法人あまみむすび 龍郷町(2023.04.28)

 

持続可能な第1次産業を通じたまちづくりを目指すNPO法人「あまみむすび」(龍郷町、濱島裕樹理事長)がこのほど発足し、同町大勝の農地で27日、中国原産のフルーツ「ライチ」の栽培を始めた。果実収穫は3~5年後の見込み。奄美は本土に比べて気候的に適しているとみており、濱島理事長(39)は「試行錯誤を重ねて形にしたい。いずれは『稼げる農業』の一つとなれば」と期待を込めた。

沖永良部島でオリジナル・ウエディング 伝統残しながら新しいスタイル広める(2023.04.28)

 

沖永良部島・和泊町のコテージ「LOG INN tarasso(ログインタラソ)」で4月22日、知名町出身の穐田和磨さんと、大阪府出身の川田恵里さんのウエディング・パーティーが開かれた。

和泊町古里の海岸に漂着 星マークの謎の物体(2023.04.27)

 

 和泊町西原沖のリーフに引っ掛かっていた金色の星マークの付いた大きな物体が23日までに、同町古里の海岸に漂着しているのが見つかった。住民の通報を受けた町役場職員が26日、同物体を確認。再び流されないよう、海岸奥に移動させた。海保、警察にも連絡しているが、正体は不明。危険性はないとの判断で、今後の対応は検討中だ。

「徳之島きびまつり」 サトウキビ収穫終了を盛大に祝う(2023.04.27)

 

サトウキビの収穫終了を祝う「徳之島きびまつり」が4月23日、伊仙町なくさみ館(伊仙町目手久(めてぐ))で開催された。コロナ禍の影響で開催は4年ぶり。

 

朝崎さん「哀史奄美」語り歌う 作者の古里で初披露 ルーツトゥルーツin沖永良部島(2023.04.26)

 

奄美群島日本復帰70周年を記念した音楽イベント「ルーツトゥルーツフェスタin沖永良部島」(ゆめ企画、アイランドミックス主催)は23日、知名町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。瀬戸内町加計呂麻島出身の唄者朝崎郁恵さんが出演。和泊町出身の音楽家、故・宗鳳悦さんが創作し、朝崎さんに託した戯曲「哀史奄美」を沖永良部島で初披露し、多くの観客を魅了した。

沖永良部島「音じゃぶらフェス」に島内外から400人 3年ぶり開催(2023.04.26)

 

コロナ禍で2年間開催できていなかった沖永良部島の音楽イベント「音(うとぅ)じゃぶらフェス」が4月22日、知名町で3年ぶりに開催された。「おとじゃぶら」は沖永良部島の方言で「兄弟」を意味する。

特定地域づくり協組「奄美市しまワーク」創立 観光、農業、宿泊など8事業者参加(2023.04.26)

 

地域の人手不足解消と移住者の増加などを目的に、繁忙期が異なる地域の仕事を組み合わせて働き手を派遣する「奄美市しまワーク協同組合」(奥圭太代表理事、組合員8事業者)の創立総会が25日、奄美市の奄美観光ホテルであった。総会では、2023年度と24年度の事業計画や予算、役員選出など計15議案を承認した。国の「特定地域づくり事業協同組合制度」を活用した組織として奄美では4組合目。夏以降の事業開始を目指し、今後、県に組合の認定申請などを行う。

25年4月開館予定 クロウサギ研究飼育施設 地鎮祭で工期中の安全祈願 大和村(2023.04.25)

 

大和村が整備計画を進めているアマミノクロウサギ研究飼育施設(仮称)の新築工事地鎮祭が24日、同村思勝の建設予定地であった。行政や施工業者など関係者20人が出席し、工期中の安全を祈願した。国の天然記念物アマミノクロウサギの保護や研究、展示などを目的に、2025年4月のオープンを予定している。

喜界町地域おこし協力隊員が起業 「モノ・コト・ヒトつなげたい」 特産品開発や島外販売を(2023.04.25)

 

喜界町地域おこし協力隊の谷川理さん(40)はこのほど、地元特産品を使った商品開発や販売を手掛ける会社「㈱HOWBE(ハウビー)」を設立した。すでに喜界島初のクラフトビールといった商品開発に着手しており、谷川さんは「喜界島の魅力あるモノ・コト・ヒトをつなげることで、島を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

4年ぶり「徳之島きびまつり」 製糖終了「なくさみ大会」 ライブや大抽選会も 生産意欲も喚起(2023.04.24)

 

第8回「徳之島きびまつり」(徳之島3町ハーベスター組合・同まつり実行委員会主催)が23日、徳之島なくさみ館(伊仙町)で4年ぶりにあった。生産農家など糖業関係機関・団体、一般、観光客など約2500人が来場。製糖終了の「なくさみ大会」(闘牛)やゲストライブ、抽選会を楽しみつつ面積回復、生産振興への機運も喚起しあった。

民謡全国予選・シマ唄九州予選 目立つ徳之島勢の活躍(2023.04.24)

 

8月の全国大会出場をかけた予選となる「民謡民舞少年少女奄美連合大会」(公益財団法人日本民謡協会及び同奄美地区大会実行委員会共催)と、9月の九州大会出場を目指す「奄美シマ唄日本一大会」(同)が22日、県奄美パークであった。奄美大島、徳之島、喜界島から島を代表する唄者が一堂に会し、最年少7歳から80代までが鍛えぬいた喉を競った。

100年フードに文化庁認定 伝統なり味噌、県内3例目 徳之島町(2023.04.23)

 

文化庁が食文化の継承などを目的に推進する「100年フード」に徳之島町で製造している「なり味噌(みそ)」が認定された。21日、味噌を製造する「子宝島の朋友」(徳之島町花徳)の直島悦子代表(66)とスタッフ計6人が町役場を訪れて認定を報告した。高岡秀規町長は「奄美群島の日本復帰70周年の節目にうれしいニュース。町もふるさと納税の返礼品として積極的にPRしたい」と喜んだ。

群島各地で海開き サンガツサンチ 3年ぶり手形復活も コロナ前のにぎわい戻る(2023.04.23)

 

旧暦の3月3日(サンガツサンチ)にあたる22日、奄美群島各地で海開きがあった。海辺には多くの家族連れが繰り出し、初節句や初泳ぎを楽しむ姿がみられた。今年は3年ぶりに手形プレゼントなども復活、新型コロナウイルス流行前のにぎわいが戻ってきた。

徳之島町から学ぶへき地・離島教育の魅力 「学校力が向上する遠隔合同授業」(2023.04.22)

 

2014年度から「ICT(情報通信技術)の利活用による少人数・複式学級授業改善」に着手して「遠隔合同授業」を定着させている徳之島町。その先駆的取り組みに注目した北海道教育大学へき地・小規模校教育センター監修の『学力が向上する遠隔合同授業―徳之島町から学ぶへき地・離島教育の魅力―』(教育出版)が刊行された。同町立尾母小中学校では21日、同遠隔授業のもようも公開された。

「島の宝」海外で反響 浜田太さんの写真とエッセー 多言語サイト「nippon.com」(2023.04.22)

 

(公財)ニッポンドットコムが運営する、日本の文化や政治経済など情報を世界に発信する多言語Webサイト「nippon.com」で今年1月から、奄美市名瀬の写真家、浜田太さん(69)による写真、書き下ろしエッセーが掲載されている。月間の閲覧数が1000万回を超える同サイトで、世界自然遺産となった島の宝、アマミノクロウサギをはじめ、奄美の自然に対する注目が、海外から集まっている。

栽培のノウハウ次世代へ コーヒー産地化目指し植樹 イベントに島内外から30人 奄美市名瀬芦花部(2023.04.21)

 

奄美市名瀬芦花部の山間部にある農地で20日、コーヒー苗の植え付けイベントがあった。同市名瀬の農業生産法人「うむい」が企画。同市で子どもの育成支援に取り組む団体や島外の経営者ら約30人が参加し、約11万平方メートルの農地に100本の苗を植え付けた。将来的には1万本を植え付ける計画で、奄美群島のコーヒー栽培モデル確立を目指す。

2万4千球のユリ見頃 和泊町・笠石海浜公園(2023.04.21)

 

和泊町喜美留の笠石海浜公園内にあるユリ園のテッポウユリが見頃を迎えた。今年はテッポウユリ約1万6千球と、展望シンボルタワー「ゆりの塔」近くの花園に植えたスカシユリ約8千球が同時期に花を咲かせており、4月下旬ごろまで楽しめそうだ。

まやにゃんバーカード開始 飼い猫の身分証、第1号交付 奄美大島ねこ対策協議会(2023.04.19)

 

島内5市町村でつくる奄美大島ねこ対策協議会(会長・信島賢誌奄美市世界自然遺産課長)は2023年度、適正飼養している飼い主に、飼い猫の身分証明書となる「まやにゃんバーカード」の発行を開始した。18日は、申請第1号となる奄美市名瀬の興津絵美さん(26)にカードが交付された。

亀津の秘境「タキンシャ(滝下)」 ボランティアで進入路整備 徳之島亀津 思い出の地(2023.04.19)

 

徳之島町亀津市街地を貫き太平洋へと注ぐ大瀬川(県管理2級河川)。その上流約2・5㌔に、古来地域の若人ら住民たちの水あしび(遊び)など夏の避暑地、交流の場と親しまれ思い出が染みついた滝「タキンシャ(滝下)」がある。アクセス難易度から「知る人ぞ知る秘境」に〝埋没〟していたが、住民有志たちが奮起して進入路をボランティアで再整備。新たな観光資源、絶好のエコツアーポイントにも加わりそうだ。

4年ぶり、喜界路駆ける 42人出場、完走率96・5% 富田(福岡)総合V、地元喜界勢も活躍(2023.04.18)

 

喜界島を舞台にフルマラソンで駆ける奄美群島日本復帰70周年記念「第9回東経130度喜界島マラソン」(同実行委員会主催)が16日、同町の自然休養村管理センターを発着点にあった。開催は4年ぶりで、全国から集まった142人が出場し、島内を1周する42・195㌔のコースで力走。ランナーらは額に汗を浮かべながら、春の喜界路を駆け抜けた。

沖永良部島でコンサート「Routes to Root」 島ゆかりのアーティストら出演(2023.04.18)

 

コンサート「Routes to Root Festa in 沖永良部島」が4月23日、沖永良部島の「おきえらぶ文化ホール あしびの郷・ちな」(知名町瀬利覚)で開催される。 出演アーティストに奄美シマ唄者の朝崎郁恵さんと同島生まれのバンド「バンシローズ」を迎え、司会進行はラジオDJの柴田聡さんが務める。併せて、同島の仕立て店「あがり庵」の大島紬(つむぎ)のリメーク着物ショーも行う。

 

運動不足、ストレス解消に 視覚障がい者集い散歩 知名町エラブてぃぬひら(2023.04.16)

 

障がい者支援に取り組む知名町のNPO法人エラブてぃぬひら(清村明仁代表)は、自宅にこもりがちな視覚障がい者の運動不足やストレス解消を目的に、月1回集まって散歩している。12日は障がい当事者、支援者計8人が参加。外の音や空気、道路の感触、会話を楽しみながら約2キロの道のりを歩いた。

横浜で奄美大島PR 20日から食や工芸、雑貨など 東急百貨店で「ご縁まるしぇ」(2023.04.16)

 

奄美大島の物産販売・PRイベント「奄美大島ご縁まるしぇ」が20日、神奈川県横浜市の東急百貨店たまプラーザ店で始まる。思いを込めて作った島ならでは食や工芸品、雑貨などを取りそろえ、奄美大島の魅力を発信していく。26日まで。

春の味覚「ダーナ」 コサンダケ、食卓彩る 奄美群島(2023.04.15)

 

旬を迎えた奄美の地場産食材「ダーナ」が、各家庭の食卓を彩っている。ダーナはコサンダケと呼ばれるタケノコの方言名。本土で採れるモウソウチクと比べて細身であくがなく、柔らかい食感が人気の野菜だ。

5月から徳之島で調査 CG病根絶へ確認 苗木など持ち込み注意(2023.04.15)

 

植物防疫法に基づく植物などの移動規制に関する今年度第1回広報強化週間が今月17日~21日まで設定されている。門司植物防疫所名瀬支所では島外から訪れる観光客などが利用する奄美空港などで広報活動により移動規制の周知を図っていく。対象となっている病害虫のうち、かんきつ類に大きな被害を与えるカンキツグリーニング病(CG病)は発生地のうち徳之島で5月から国による根絶確認調査が行われることから、名瀬支所は他島から苗木などを持ち込まないよう呼び掛けている。

投票補助具を手作り 視覚障がい者の要望に応え 提案者、有権者から感謝の声 知名町選管事務局(2023.04.14)

 

知名町選挙管理委員会事務局は、視覚障がい者など自分で投票用紙に記入することが難しい人のため、枠からはみ出さないように候補者名を記入できる補助具を作成した。9日に投開票があった県議会議員選挙では期日前投票所と、投票日当日の町内5投票所に準備し、必要とする数人が利用した。

奄美で働く魅力、動画で発信 U・Iターン者らインタビュー 県大島支庁(2023.04.14)

 

県大島支庁は、奄美群島で働く人々のインタビュームービーを制作し、鹿児島県公式YouTubeチャンネルで公開している。群島に暮らすIターン、Uターン、地元高校出身者の3人が働くきっかけや仕事中の様子、休暇の過ごし方などを紹介。群島で働く魅力を発信して「自然豊かな多様性のある島で働きませんか」と呼び掛けている。

ツツジ彩る、新緑の眺望 大和村・嶺山公園(2023.04.13)

 

大和村の村花にも指定されているツツジが、同村大金久の嶺山公園で見頃を迎えている。30年前に同村が植栽したもので、担当者は「公園から見渡せる東シナ海の青と、新緑の緑、鮮やかな赤い花のコントラストを楽しんで」と来園を呼び掛けている。

奄振総合調査 施策に沖縄連携や定住促進 県が報告書公表(2023.04.13)

 

県離島振興課はこのほど、2024年3月末で期限切れを迎える奄美群島振興開発特別措置法の改正を控え、新たな振興開発の方向や方策を示す「奄美群島振興開発総合調査」を作成し、公表した。現状や課題のほか、報告書では世界自然遺産登録を生かした沖縄との連携や定住促進といった施策を提言し、実現には法改正や交付金の対象追加・拡充が必要だと訴えた。

有志で徳三宝の墓参り 今月23日に本番開催へ(2023.04.12)

 

東京大空襲で非業の死を遂げた、徳之島出身の柔道家・徳三宝の墓参りが例年行われている。それを前に出身者有志による集いがあり、本番への準備をした。奄美群島日本復帰70周年の今回は、23日に開催される。参加者は、JR総武線「平井駅」改札に午後2時集合となっている。

環境負荷低減事業 活動促進へ基本計画策定 化学農薬・肥料10~20%減(2023.04.12)

 

県は、「みどりの食料システム法(2022年7月施行)」に基づき、県内の市町村と共同して「鹿児島県環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画」を策定した。低減へ数値も示しており、有機質肥料の活用促進などにより化学農薬・肥料の使用量は、目標値として10~20%減を掲げている。

寄港再開、外国船が増加傾向 名瀬入港、22年度は11回 国籍や客層に沿った対応課題クルーズ船実績(2023.04.11)

 

県によると、2022年度の名瀬港観光船バースへのクルーズ船入港実績は11回(日本籍船10回、外国籍船1回)だった。23年度の入港予定は4月10日時点で15回だが、国際クルーズ船の受け入れが再開したことを受け、外国籍船の日本寄港は増加傾向。名瀬入港は、過去最多だった19年度の20回を超える可能性がある。国が1月19日時点で取りまとめた資料によれば、10月26日には過去最大となる「ノルウェージャン・ジュエル」(9万3502トン)の名瀬入港が予定されている。

商工活性化とDX推進へ DMMグループの 村松さんと迫さんが着任 知名町(2023.04.11)

 

知名町は10日、国の「地域活性化起業人」制度を活用し、エンターテインメント事業を手掛けるDMM.comグループ(東京)から派遣された村松由二郎さん(51)と迫(はざま)絵里子さん(47)に辞令を交付した。村松さんは商工推進専門職として役場企画振興課に、迫さんはDX(デジタルトランスフォーメーション)推進専門職として総務課に配属される。期間は半年間で最長3年。

松山氏、永井氏に当選証書 県議選奄美市区(2023.04.11)

 

県議会議員選挙で無投票となった奄美市区(定数2)の当選証書付与式が10日、奄美市名瀬の県大島支庁であり、当選者2人に当選証書が手渡された。任期は30日から4年間。

禧久氏5選、寿氏2選 投票率は過去最低56・28% 県議選・大島郡区(2023.04.10)

 

任期満了に伴う鹿児島県議会議員選挙は9日投票があり、即日開票された。定数2に対して3人が立候補した大島郡区は、1万2014票を獲得した自民現職の禧久伸一郎氏(66)=徳之島町=がトップで5選を飾った。自民現職の寿肇氏(49)=伊仙町=も8520票を得て2選を果たした。無所属新人の盛本学氏(56)=同=は現職2人の壁に阻まれ、涙をのんだ。寿氏と盛本氏の票差は3159票だった。投票率は過去最低の56・28%で2019年の前回を4・02ポイント下回った。

児童3人が仲間入り 与路小中に「海の子留学」9期生 瀬戸内町(2023.04.09)

 

瀬戸内町の与路小中学校(川井功作校長、児童生徒6人)に6日、「海の子留学」第9期生の児童3人が仲間入りした。始業式には留学生と保護者が出席し、在校生や職員らが温かく歓迎した。

碇山隆一郎さん、故郷で指揮 喜界島にアンサンブル金沢来島、公演(2023.04.09)

 

喜界町荒木出身の指揮者碇山隆一郎さん(36)がタクトを取る「オーケストラ・アンサンブル金沢」喜界島公演が8日、喜界町体育館であった。地域住民ら750人が来場。碇山さんと管弦楽団が奏でるクラシックに聴き入った。

異なる農繁期に人材シェア 両地域の人手不足解消へ 沖永良部島×北海道交流イベント(2023.04.08)

 

農繁期が異なる沖永良部島と北海道で人の流れをつくり、農業の人材不足解消を目指す産地間交流キックオフイベントが6日、和泊町の飲食店であった。北海道の農業に関心がある地元農家や島外から農繁期だけ働きに来ている農業従事者、北海道の農家など約40人が参加。北海道の農業事情を学び、交流を深めた。

第56回戦艦大和慰霊祭 変わらぬ鎮魂・恒久平和祈り 「遺志を継ぐ国防」強い決意も(2023.04.08)

 

第56回「戦艦大和を旗艦とする特攻艦隊戦没将士慰霊祭」(同実行委員会主催)が7日午後、伊仙町総合体育館であった。遺族や関係機関・団体代表、住民有志など約150人が参加。78年前、沖縄戦線への海上特攻で犠牲となった戦没将士ら3737柱の冥福を祈り、恒久平和への誓いも新たにした。自衛隊は「遺志を継ぐ国防」への強い決意も示した。

「サンゴ留学」1期生入寮 島外の6人、研究活動も 喜界町(2023.04.07)

 

喜界町が実施する離島留学制度「サンゴ留学」の1期生6人が今年度、県立喜界高校(松ノ下修司校長)に入学する。寮生活を送りながら同校で学び、サンゴ研究を通して地域と交流を深める。入寮式が6日に同町役場であり、留学生と保護者らが出席。隈崎悦男町長は「学校の学びや研究、地域との関わりに積極的に取り組んでほしい。町としても精いっぱいバックアップしていく」と歓迎した。

1年生になったよ マスク着脱自由、笑顔輝く 小中学校で入学式 奄美群島(2023.04.07)

 

奄美群島各地の小、中学校で6日、入学式があった。大島教育事務所によると、群島内の今年度入学者は小学校928人、中学校955人(3月30日現在)。文科省の指針に基づき、4年ぶりにマスクの着脱が個人の判断となり、笑顔を見せて式に臨む児童も多く見られた。

 

地域おこし協力隊に西谷さん 脱炭素推進専門員に松下さん 辞令と委嘱状を交付 和泊町(2023.04.06)

 

和泊町は1日付で、地域おこし協力隊(元気!わどまりスポーツアドミニストレーター)に西谷麻巳さん(38)を任命し、脱炭素推進専門員を松下周平さん(33)に委嘱した。西谷さんは町の総合型地域スポーツクラブ「元気!わどまりクラブ」の持続可能な組織づくり、松下さんは同町と知名町が一体となって取り組む脱炭素推進計画の業務を担う。3日に辞令と委嘱状をそれぞれ交付した。

来館者10万人達成 ドイツ人旅行者へ記念品 奄美大島世界遺産センター(2023.04.06)

 

奄美市住用町の奄美大島世界遺産センターは5日、来館者数10万人を突破した。昨年7月26日のオープンから8カ月あまり。関係者は「観光客はもちろん、地元の子どもたちの学習施設としても活用してもらっている。今後も観光、環境教育、奄美の魅力発信の場として役立ててもらいたい」と喜んだ。記念セレモニーが開かれ、節目の来館者に記念品が贈られた。

大会成功へ連携強化 実施本部発足、日程など確認 かごしま国体・大会(2023.04.05)

 

10月に鹿児島県で開催される「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会(特別国民体育大会・特別全国障害者スポーツ大会)」の実施本部発足式が4日、鹿児島市の県庁であった。本部長の塩田康一知事は「コロナ禍からの再生と飛躍を象徴する大会となるよう、一丸となって準備を進めたい」と述べ、大会の成功に向け連携強化を呼び掛けた。

まさか?の金婚式を迎えて 妻の故郷 沖永良部島へ里帰り検討中(2023.04.05)

 

4月5日 50回目の結婚記念日。55歳で心筋梗塞になり 3回の手術をへて 今では心臓に3本のステントが入っています。その後、脳梗塞を2回と この20年間は 病気との戦いの日々でした。ですから まさか? 金婚式が迎えられるとは・・・・・。50回目の記念日を信じられない思いで味わっています。

来館10万人へカウントダウン 奄美大島世界遺産センター(2023.04.04)

 

奄美市住用町の奄美大島世界遺産センターは2日、昨年7月にオープンしてからの累計来館者数が9万9千人を突破した。節目となる10万人到達に向けて、同センターは9万9100人目から100人単位で記念品を贈呈している。担当者によると、3日現在の来館者数は9万9567人。4日にも10万人を達成する見込みで、記念イベントの開催を予定している。

転出入手続きで窓口混雑 待ち状況「ネット確認を」 奄美市役所(2023.04.04)

 

転勤や就職、進学などによる異動シーズンがピークを迎え、奄美群島の市町村役場は転出・転入の手続きに訪れる住民で混雑している。年度初めの週が明けた3日、奄美市役所名瀬総合支所では市民課窓口に人々が詰め掛け、受け付け待ち人数10人以上という状況が長く続いた。同課は5日まで開庁時間を延長して対応するとともに、インターネット上で受け付け待ち状況を確認し混雑を避けるよう呼び掛けている。

池田らんガーデン見頃 薄紫色の花々、咲き誇る 奄美市名瀬小宿里(2023.04.03)

 

奄美市名瀬小宿里の池田厚さん(85)、正子さん(84)夫妻の庭「池田らんガーデン」で、洋ラン「デンドロビューム」が見頃を迎えている。2日、一斉に咲き誇る薄紫色の花々を一目見ようと、多くの見物客が訪れにぎわった。

「上東だより」100号で幕 喜界町上嘉鉄東 安藤区長、集落に届けて4年(2023.04.03)

 

喜界町上嘉鉄東の集落広報誌「上東だより」がこのほど、通算100号を達成した。安藤和久区長(70)が月2回、手作りで地域の話題や行事予定などを温かく伝えてきた。ただ、3月末に区長の任期満了を迎えることから、広報誌も一緒に幕を下ろす。安藤区長は「待っているという声が励みになった。ささやかながら集落の高齢者の役に立ててよかった」と振り返った。

在来野菜や野草使い調理実習 生活の知恵を共有 奄美市のゆらおう会(2023.04.02)

 

地域文化の掘り起こしを目指す奄美市の「奄美文化サークルゆらおう会」(安原てつ子会長)の定期集会が1日、同市名瀬であった。会員ら9人が〝ゆらい〟(集い)、在来野菜や野草などを使ったレシピに挑戦。調理をしながら、手軽な野菜の取り方や健康増進のこつなど生活の知恵を共有した。

経産牛で「肉そぼろ」開発 知名町の要さん CFで支援を募る キクラゲ飼料で再肥育(2023.04.02)

 

知名町で畜産業を営む要秀人さんが、キクラゲ飼料を与えた経産牛を使った商品開発プロジェクト「全国のブランド牛を産んだ“沖永良部の母牛”を“超絶旨い肉そぼろ”に進化させたい!」を立ち上げ、クラウドファンディング(CF)で支援を募っている。目標金額は100万円。募集期間は4月30日まで。

「轟木万田橋」が開通 10年の思い、集落住民ら安堵 渡り初めで祝う 徳之島町(2023.04.01)

 

県の道路改良事業の一環として、県が徳之島町轟木で整備を進めてきた「轟木万田橋」が完成した。31日、現地で開通式が開かれ、集落住民や高岡秀規町長ら関係者が渡り初めをして開通を祝った。

徳之島と沖永良部をフィールドに「ジュニアドクターサンゴ塾」(2023.04.01)

 

「100年後に残す」を理念に、世界的に珍しい隆起サンゴ礁でできた喜界島を拠点に海洋生物、地質調査を行う「喜界島サンゴ礁科学研究所」が3月26日~30日、次世代のグローバル人材育成のためのフィールドワークを徳之島と沖永良部で行った。