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(2780)新着情報 2023年3月

コロナ以前の8割に回復 関東・関西から来訪急増 22年入り込み・入域客 奄美群島(2023.03.31)

 

県大島支庁は27日、2022年の奄美群島への入り込み・入域客数を発表した。入り込み客は68万5944人で前年比12万9228人(23・2%)増、入域客は53万6220人で同11万8880人(28・5%)増。20年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で低迷していたが、22年は過去最多を記録した19年比で8割ほどまで回復。関東・関西からの入域客が大きく増加した。

関東鹿児島県人連合会 奄美関係者も多数出席 シマ唄に六調も(2023.03.31)

 

関東鹿児島県人会連合会(原口吾郎会長、岩元定幸幹事長)は26日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで「鹿児島県人会連合会第38回大会」を開催、約600人が集った。鹿児島県ゆかりの人たちが懇親を重ねた会場には、東京奄美会などから多数参加した。大盛況の模様を写真とともに振り返る。

幻の花「イルカンダ」開花 まるで〝森のシャンデリア〟 徳之島(2023.03.29)

 

徳之島町井之川地区の森林域では、幻の花とも称される「イルカンダ(ウジルカンダ)」の花がひっそりと開花していた。ブドウの巨峰の房のような形をした赤紫色の花を緑陰に下垂させ、まるで〝森のシャンデリア〟のような趣も。

「伝統野菜は奄美の宝」 山形大・江頭教授が視察 「さまざまな立場で守り伝えて」 国内在来品種調査(2023.03.29)

 

全国で栽培されている在来品種の作物について調査している山形大学農学部の江頭宏昌教授(58)が27日、奄美大島入りした。28日は瀬戸内町と宇検村を巡って地元で受け継がれている伝統野菜の生産地などを視察。江頭教授は「伝統野菜は栽培方法や食べ方なども含めてその地域の大切な文化であり、奄美らしさを構成するものの一つだ」と話した。

奄美の植物で価値発信 月桃×CBDで新商品 奄美イノベとあまみんなど(2023.03.28)

 

奄美群島内の宿泊施設「伝泊」運営を中心に、集落文化を継承したまちづくりに取り組む奄美イノベーション(山下保博代表取締役社長)は25日、奄美市笠利町のまーぐん広場で同社のオリジナル新商品のお披露目会を行った。商品名はAMATSUMIZU(あまつみず)。龍郷町の障害者就労支援施設「あまみん」など島内外の事業所や医療従事者が協力し、奄美の植物の再発見と高付加価値化を目指し開発した。

「沖永良部の近現代」考察 各分野の研究成果を発表 鹿大・地域シンポ(2023.03.28)

 

鹿児島大学法文学部付属「鹿児島の近現代」教育研究センターは27日、和泊町役場結いホールで地域シンポジウム「沖永良部の近現代」を開催した。同大学の学生と研究者が近代以降の沖永良部島にまつわる人物、産業、食材などさまざまな分野の研究成果を発表。島バナナを生かした新たなビジネスモデルの構築や定住外国人の起業促進による島の経済活性化などの提言もあった。

タクシー台数減少続く 3月末で閉業事業者も 運転手の高齢化、人材不足深刻(2023.03.27)

 

奄美大島でタクシーの台数減少が続いている。奄美市内では主要タクシー会社1社が3月末で事業を終了することにしており、20年ほど前には13社あったタクシー会社が、6社に減ることになる。島内のタクシー台数も2008年の約400台から100台ほどにまで減少する見通しだ。運転手の高齢化や新型コロナウイルスの影響による利用者の減少、ガソリン価格の高騰など、業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、タクシー運転手からは「低賃金で魅力がないため、若い世代の担い手がいない」と厳しい声が聞こえてくる。

乳幼児多く、病棟に負荷 呼吸器感染症患者が増加 コロナ自粛の反動?(2023.03.27)

 

外出や接触を避けてきた「コロナ自粛」の反動か―。新型コロナウイルス感染拡大が沈静化しつつある中、コロナ以外の呼吸器感染症が奄美市内外で広がっている。特に乳幼児への感染が目立っており、入院を受け入れる県立大島病院(奄美市名瀬)小児科病棟への負荷が増している。屋外での活動を通じて病気への耐性や免疫を備えるはずの乳児期にコロナ自粛が重なり、免疫が未熟な子どもが一気に感染しているとみられる。

150年前の唄と踊り復活へ 龍郷町秋名・幾里 八月踊り同好会 初回集会で団結誓う(2023.03.26)

 

龍郷町秋名・幾里集落の住民有志は23日、このほど発見された150年以上前と思われる伝統唄の復活と伝承に乗り出した。秋名コミュニティーセンターで行われた初回の集会には40人以上が参加、「先人が残した古来の踊りとシマ唄をこの時代で消してはならない」と団結を誓った。 

もう見られない風景に? 岸壁の見送り、紙テープ 名瀬港「安全優先」で(2023.03.26)

 

船で島を離れる親しい人を岸壁から見送り、互いをつないだ紙テープで別れを惜しむ―。そんな、島の異動シーズンを彩る風物詩が、奄美市の名瀬港では2度と見られないかもしれない。同港を管理する県は新型コロナウイルス感染拡大下の2020年から岸壁からの見送り禁止を継続しており、感染対策の緩和が進む今シーズン以降についても「安全確保が最優先」と事故防止を目的に禁止を続ける方針だ。

景色感じて、自転車で周遊 和泊町で観光・交流イベント 島内外17人参加、クジラ遭遇も(2023.03.25)

 

第1回WADOMARI CYCLING(和泊町土木課主催)は21日、同町役場を発着点にあった。島内外から9~76歳の男女17人が参加。自転車で町内を周回する約20キロのコースを走り、自転車や町の魅力を再認識した。

富国製糖搬入終了 2年連続の増産達成 前期1631㌧上回る2万7495㌧(2023.03.25)

 

奄美市笠利町の富国製糖㈱奄美事業所(有村成生社長、中山正芳所長)は23日、2022/23年期のサトウキビ原料搬入終了を受けて製糖実績を発表した。生産量は2万7495㌧で、前期実績を1631㌧上回った。増産は2年連続。品質も良好で基準糖度帯(13・1~14・3度)を超える14・4度以上が約8割に達した。

大型ネットトランポリン登場 義名山公園の新名物 県内初 伊仙町(2023.03.24)

 

伊仙町が「健康・長寿と子宝の基礎づくり環境整備」(社会資本整備総合交付金)の2021年度事業で、同町義名山(ぎなやま)公園=伊仙=で整備を進めた遊具広場などが完成した。23日午後、安全祈願祭があり、県内公園初の大型ネットトランポリン遊具を開放。子どもたちの黄色い歓声が〝義名山の森〟にこだました。

150周年、1人の卒業式 小湊小、地域住民も見守る 「成長し、たくましくなった」(2023.03.24)

 

奄美群島内各地の小学校で23日、卒業式が行われた。県大島教育事務所によると、大島地区小学校の卒業生は1011人(男子490人、女子521人)=2月10日現在=。今年度150周年を迎えた、奄美市名瀬の小湊小学校(竹平勝志校長)では、唯一の6年生・山城凱正=よしまさ=君の卒業式が同校体育館で行われた。

とくのしま製茶「赤い緑茶」がペットボトルに 島の新たな特産品目指す(2023.03.23)

 

とくのしま製茶(天城町大津川)が新たな徳之島の特産品となる「サンルージュ 徳之島の赤い緑茶(おちゃ)」を開発した。

沖永良部島に島産コーヒー豆使うカフェ「ノアコーヒー」 国際会議で提供予定(2023.03.23)

 

カフェ兼コーヒー豆販売所「ノアコーヒーおきのえらぶ店」(和泊町和泊)が3月7日、沖永良部島にオープンした。店主の山下さつきさんは同島出身。島内でコーヒー豆を無農薬栽培しており、同店では山下さんが栽培したコーヒー豆を使ったドリンクを提供している。

「作文、元気をもらった」 新聞投稿を機に交流 田中さん(田皆小3年)と新村さん(県職員)(2023.03.22)

 

沖永良部島の海の豊かさを感性豊かに表現した知名町立田皆小学校3年、田中千紗さん(9)の新聞投稿を読んだのをきっかけに、手紙などで田中さんと交流した県庁職員の新村和樹さん(27)=鹿児島市=が20日同校を訪れた。田中さんと初めて対面した新村さんは「作文を読んで元気をもらった。ありがとう」と改めて礼を述べた。

「徳之島祭り」4年ぶり開催 特産品販売・ライブで〝島一色〟 春一番、タンカン売り切れに(2023.03.22)

 

第10回記念「徳之島祭り」(徳之島町・天城町・伊仙町主催、(一社)徳之島共催)が18・19日、兵庫県尼崎市の阪神尼崎駅前中央公園で開かれた。同島特産の「赤土新バレイショ『春一番』」をはじめとした特産品販売やシマ唄などのステージでのライブがあり会場は〝島一色〟に染められた。

学生が島ラジオ研究 仲塚さん、「口頭発表賞」 若者のアイデンティティー確立に貢献 鹿児島大学(2023.03.21)

 

鹿児島大学法文学部3年の仲塚愛莉さん(21)は2022年度、「あまみエフエムが若者に与える影響について」をテーマに奄美市でフィールドワークを行った。街頭調査などを通して、島の地域ラジオが「奄美大島出身である」とのアイデンティティー確立に結び付き、島を離れる若者の帰巣本能にも無意識に影響を与えていると分析した。研究内容は10日に鹿児島市の同大学であった成果報告会で発表。学長を含む審査員3人の全会一致で「口頭発表賞」に輝いた。

持続可能な住みよい集落へ コロナ後の新たな地域づくり模索 知名町住吉(2023.03.21)

 

知名町は2022年度、住吉集落(奥村吉夫区長、住民162世帯)を対象に「コロナ禍・後を見越した新たな地域コミュニティ構築事業」に取り組んだ。4日は同集落の住吉地区振興センターで最終報告会があり、住民、町職員など約30人が参加。持続可能な住みよい集落にするため、年間を通して住民が話し合った内容を共有した。人口減少、高齢化の中、集落行事の工夫や花植えなどによる魅力化、U・Iターンを受け入れる住宅、雇用の必要性などさまざまな意見があった。

徳之島高校生が地元黒糖焼酎会社と地域発リキュール完成 伊仙町長を表敬訪問(2023.03.19)

 

クラウドファンディングによる92万5,000円の資金を元に、自分たちで栽培したローゼルとバタフライピーを使ったリキュールを完成させた徳之島高校生物生産系列の生徒が、地元黒糖焼酎会社「松永酒造場」(伊仙町阿三)社長兼杜氏(とうじ)の松永晶子さんと共に3月14日、大久保明伊仙町長を表敬訪問した

大島高校ダンス部発表会 歴史や思い、舞台で表現 観客1350人へ感謝とともに(2023.03.19)

 

奄美市名瀬の県立大島高校ダンス部(寺下和希顧問、部員19人)は12日、第2回発表会を同市名瀬の奄美文化センターで開いた。奄美群島の日本復帰をテーマにした「同胞よ立ち上がれ」のほか、同部OBによる創作ダンスなど計14演目を披露。趣向が凝らされた照明や音響が各作品を演出。ほぼ満席となった会場約1350人の観客を魅了した。

壁画「住用のあそびば」お披露目 住用小 住用を明るく、元気に(2023.03.18)

 

奄美市の住用小学校(山美奈子校長)の5、6年生8人は17日、「住用を明るくし、元気を届けようプロジェクト」の「卒業制作 壁画完成お披露目会」を行った。奄美大島在住で住用町の世界遺産センター入口の絵を描いた画家、ミロコマチコさん(41)からアドバイスももらい、完成した壁画を地域住民や卒業生など、多くの人が見守るなか披露した。

徳高生にエールPJ 夢と希望、母校の空に膨らむ OBパイロットが遠征 初の熱気球体験も(2023.03.18)

 

県立徳之島高校を今春卒業して〝島立ち〟間近の3年生たちを対象にした、徳之島町のふるさと納税活用事業イベント「徳高生にYellプロジェクト(PJ)」が17日、同校内であった。OBらの熱い思いと行動で、外海離島の同島初の熱気球体験を実現。トーク交流や有名スープ店の出張スペシャルサービスの「エール」でも思い出を刻み合った。

国際クルーズ船、名瀬港へ 受け入れ体制など関係機関連携 23日寄港、3年4カ月ぶり奄美市(2023.03.17)

 

新型コロナウイルス感染症の影響で運航を停止していた国際クルーズ船が23日、3年4カ月ぶりに奄美市の名瀬港に寄港する。入港を1週間前に控えた15日、県と奄美市は各関係機関と会合を開き、外国船籍に関わる感染症対応や観光客の受け入れ体制などについて意見を交わした。

〝ひと味違う〟郷土料理本 瀬戸内町「うぇしょーろー」出版 21日に名瀬でも販売(2023.03.17)

 

瀬戸内町が1日に出版した郷土料理レシピ本「うぇしょーろー」が話題を呼んでいる。役場職員が1年間かけて請島、与路島、加計呂麻島含め町内9集落の高齢者から郷土料理のレシピを聞き取りまとめた一冊。行事の記憶や日常の思い出が方言交じりの語り口調で添えられており、同町は「高齢者の思い出話や児童生徒の郷土教育まで幅広い活用を」と話している。

国産「徳之島コーヒー」 希少性を再認識 AGFが現地で「コーヒー教室」(2023.03.16)

 

持続可能な国産コーヒー生産を目指す「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」に取り組む、味の素AGF㈱(AGF、本社・東京都渋谷区、竹内秀樹代表取締役社長)の若手社員らの「コーヒー教室」が15日、伊仙町ほーらい館であった。同島の生産者会や飲食業関係者など約40人が参加。世界情勢や品種特性など座学、抽出・試飲・豆のブレンド体験を通し、国産「徳之島コーヒー」の希少価値も再認識しあった。

沖永良部の魅力を海外へ 「オンラインFAMトリップ」初開催 観光名所など動画で紹介(2023.03.16)

 

 欧米豪圏の旅行会社を対象にした「沖永良部島オンラインFAMトリップ」=(一社)奄美群島観光物産協会主催=が14日夜、奄美市名瀬の自治会館であった。案内役を、(一社)おきのえらぶじま観光協会職員が務め、各観光名所を動画で紹介。奄美群島の魅力が海外へ、画面を通し伝えられた。

新型コロナ、「5類」へ5月移行 制約緩和も警戒持続必要(2023.03.15)

 

新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行する。3密の回避、飲食店への営業時間短縮要請、行動制限-。社会経済活動において多くの制約があったコロナ禍から大きな転換期を迎えることになる。コロナ後の社会で私たちの暮らしはどう変わるのか。県内の感染状況と、位置付け変更後の県などの対応を整理する。

巨大卒業証書で記念写真 マスクなしの笑顔で思い出づくり 金久中卒業生ら(2023.03.15)

 

群島内の中学校で卒業式が行われた14日、奄美市立金久中学校(窪田智司校長)の卒業生らの謝恩会が同市名瀬の奄美観光ホテルであった。会場には巨大な「卒業証書」パネル(幅2・7メートル、高さ1・8メートル)が設置され、卒業生らは記念写真を撮るなどして、中学生活最後の思い出をつくっていた。

銀座もとじ 日本復帰70周年記念イベント開催 大島紬の魅力を歴史と背景も添え伝える(2023.03.14)

 

大島紬の魅力を銀座から発信している呉服店、銀座もとじでは、今月、「奄美大島日本復帰70周年記念~春を纏(まと)う~大島紬特別展」と銘打ったイベントを開催している。店内には創業者泉二弘明さんと新社長となった啓太さん、それぞれがセレクトした思い入れのある大島紬10点の反物が展示され、多くの来場者らの目を楽しませている。

先人の不屈の精神演じ切る 児童、生徒、大人の塾生26人 復帰70 戸内町 (2023.03.13)

奄美群島日本復帰70周年記念公演「私たちの望むものは」(瀬戸内町教育委員会、せとうちシアター塾共催)が12日、瀬戸内町のきゅら島交流館であった。奄美市名瀬出身の映画監督、富岡忠文さんが脚本・演出を務め、町内の児童、生徒、大人の同塾生26人が、米軍統治下時代の奄美の暮らしや、無血の復帰を成し遂げた先人の不屈の精神を演じ切り、会場を訪れた約160人の観客を感動させた。

あすから、マスクなしへ 着用は個人の判断に 奄美でも対応進む(2023.03.12)

 

新型コロナウイルスの感染対策として求められていたマスク着用が13日から個人の判断に委ねられる。約3年続いたマスク生活が転換期を迎えた。島内の公共交通機関や飲食店、商業施設では利用者や従業員の対応を見直すなど準備を進めている。

方言で郷土料理学ぶ 今春卒業の高校生7人 知名町(2023.03.12)

 

沖永良部島の方言で郷土料理を学ぶ「あぐとぅあぐし まさむん(仲間と一緒においしい料理)教室」(知名町青少年育成連絡協議会主催)が5日、知名町婦人センターであった。町内の高校3年生7人が参加。同町公民館講座「しまむに(沖永良部島方言)サロン」受講生ら10人を講師に、方言で会話しながら料理を学んだ。

思いつなぐ豪華ひな飾り 町民寄託の47体、ロビーを彩る 瀬戸内町きゅら島交流館(2023.03.09)

 

瀬戸内町のきゅら島交流館ロビーで、豪華なひな飾りが来場者の目を楽しませている。展示している人形はどれも各家庭での役目を終え、同館に寄託されたもの。主催者は「最近ではなかなか見ない立派なひな飾り。若い子育て世代の方にもぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けている。展示は旧暦3月3日(4月22日)まで。

フォトラベ×喜界島 プロの技で思い出の一枚 卒業する高校生を記念撮影(2023.03.09)

 

島を離れる生徒の思い出づくりに写真で応援しようと、旅するフォトグラファー集団「フォトラベ」の出張撮影が5日、喜界町であった。今年度卒業を迎えた喜界高校3年生35人をモデルに、島内で2日間のロケを敢行。特別な場所や心に残るスポットを巡っては、プロの技で思い出の一枚を切り取った。

本番に向け演技磨く 西郷菊次郎ミュージカル 龍郷町(2023.03.08)

 

龍郷町の名誉町民、西郷菊次郎の人生を描いた町青少年ミュージカル「KIKUJIRO」は18、19の両日、同町りゅうゆう館で上演される。演者は奄美大島内の小学4年~高校3年の児童生徒27人。バックダンサーとして出演する大島高校ダンス部(寺下和希顧問、部員19人)との合同稽古が4日に同館であり、演者たちは躍動感あふれる舞台を本番さながらに熱演していた。

24年3月に開業予定 天然温泉施設で地鎮祭 大和村大棚(2023.03.08)

 

大和村大棚で整備計画が進む天然温泉を目玉とした観光施設「奄美温泉大和ハナハナビーチ温浴施設」の新築工事地鎮祭が7日、同村の建設予定地であった。施主の総合美術会社・グレイ美術(本社、東京)代表取締役社長、浜崎哲義さん(64)=同村大和浜出身=や伊集院幼大和村長ら関係者約50人が出席。神事を行い、工事期間中の安全を祈願した。2024年3月の開業を目標としている。

足りない人手、合わない条件 「働きやすさ」に企業苦心 求人過去最高水準(2023.03.07)

 

さまざまな分野で企業の人手不足が続いている。名瀬公共職業安定所管内の有効求人倍率は過去最高水準で推移し、求職者側に有利な売り手市場。企業側が条件を緩和して積極採用に動く中、求職者側は勤務時間など労働環境をより重視する傾向を強めており、関係者は「働き方に関する求職、求人条件のミスマッチ(不一致)が深刻だ」と分析する。就職先を選ぶ上で、採用後の〝働きやすさ〟が重要性を増している。

甘味けんじさん(沖永良部島出身)坊主漫談 自慢の料理と抱腹絶倒の話術を堪能(2023.03.07)

 

東京都品川区にあるイタリアンレストランでこのほど、沖永良部島出身の甘味けんじさんが、「坊主漫談」を披露した。参加者たちは、自慢の料理と抱腹絶倒の話術を堪能。五感が満たされるひとときに酔いしれていた。

ふるさと納税で集落活性化 返礼品に「黒貫字のじゃがいも」 知名町 地域住民が楽しく収穫(2023.03.06)

 

知名町黒貫字(高風勝一郎区長、60世帯150人)で5日、ふるさと納税返礼品用のジャガイモの収穫と箱詰め作業が行われ、大人から子どもまで約30人が集まり汗を流した。6日に全国各地へ発送される。町は、今年度からふるさと納税返礼品の新メニューとして「黒貫字のじゃがいも」を採用。寄付額9000円で10㌔、5000円で5㌔の2品目を用意した。寄付額の3割程度を字の環境美化やイベントのために活用する計画だ。

「堆肥ペレット」製造販売へ 環境保全資源リサイクル 奄美初、徳之島町堆肥センター(2023.03.06)

 

徳之島町は、環境保全型資源リサイクル装置整備事業(町単独事業)で、同町堆肥センター(同町徳和瀬)に「ペレットマシーン」一式を導入。完熟牛ふん堆肥などの有機物を円筒形状に圧縮形成する「ペレット堆肥」の製品化を進める。高騰した化学肥料コストの軽減や積極的な有機物投入による土づくり、生産性、農家所得の向上を目指す。

クロウサギのいろは解説 4月9日まで企画展 奄美博物館(2023.03.05)

 

奄美市名瀬の奄美博物館で4日、奄美群島日本復帰70周年記念企画展「ウサギ展-アマミノクロウサギのいろは」が始まった。クロウサギの剥製や骨格標本、毛皮などを展示。独特な生態や多発するロードキル(交通事故死)などの課題のほか、発見されてからの歩みや、遺跡から出土した骨など歴史的な視点も交えて取り上げている。

6年間の思い出を手形に 「成長を実感」田皆小で恒例イベント(2023.03.05)

 

知名町立田皆小学校(野村さみ子校長、児童43人)の伝統行事「手形記念式」が先月24日、同校体育館であった。卒業を前にした6年生7人が、これまでの学校生活を振り返りながら家族とともに手形を押した。

学生が環境保全学び、貢献も 与論でビーチクリーン・ツアー JALグループ(2023.03.04)

 

日本航空(JAL)グループ企画の「奄美トレイル&ビーチクリーン・ツアー」が2月20~21日、与論島であった。九州内の学生19人が参加。海岸清掃や星空観測、環境講話などを通して環境保全について学び、貢献した。

食品倉庫を設置、活動本格化へ 心音「フードバンクおきのえらぶ」 和泊町(2023.03.04)

 

フードバンク事業「フードバンクおきのえらぶ」を展開する和泊町のNPO法人心音(安徳建二理事長)に食品を保管するコンテナ倉庫が届き、2月25日に設置式があった。和泊、知名両町長をはじめ関係者20人が出席し、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献や島の福祉向上に期待した。

事業計画見直し 再エネの新たな実証へ MG導入地区も再検討 ゼロカーボンおきのえらぶ推進協(2023.03.02)

 

ゼロカーボンおきのえらぶ推進協議会(会長・今井力夫知名町長)の第2回会合が2月27日、和泊町役場結いホールであり、事務局が事業計画の見直しを報告した。当初想定していた配電線ライセンスの取得と既存電力会社からの電力の卸売り供給・小売り事業ができないことが判明し、再生可能エネルギー(再エネ)利用のため、各公共施設に電力融通を実現できるDGR(デジタルグリッドルーター)と太陽光発電装置を設置する計画へ変更。2023年度内完成予定の知名町新庁舎エリアでエネルギーを地産地消する仕組み「マイクログリッド(MG)」を構築し、DGRの実証を進めるとした。MG構築を計画していた和泊町国頭、知名町久志検両地区はDGR設置に適した電力需要が見込めないことなどから、導入地区変更を前提に最適地を再検討する。

奄美をバニラ産地に 住用町出身、元官僚35歳の挑戦 「輸入100%」に切り込む(2023.03.02)

 

主にマダガスカルやインドネシアなどの熱帯地域で作られ、輸入率ほぼ100%という「バニラビーンズ」の生産に挑戦する若者が奄美市笠利町にいる。同市住用町出身の林晋太郎さん(35)は、農林水産省のキャリア官僚から転身、昨年奄美大島にUターンして「AMAMIバリュープロデュース」を立ち上げた。今年夏ごろにはカフェを併設した観光農園もオープン予定。「温暖な気候を生かし、奄美の新しい産業、魅力の一つとして発信したい」と意気込んでいる。

「奄美大島日本復帰の歌」をCD化 和泊町で音源見つかる 宮崎の復帰運動盛り上げ(2023.03.01)

 

和泊町でこのほど、宮崎県宮崎市波島地区(旧大島町)で奄美群島の日本復帰運動を盛り上げた「奄美大島日本復帰の歌」(1951年作)の音源が見つかり、元県立短期大学教授の歴史研究家、西村富明さん(75)=同町=がCD化した。

8高校で卒業式 「マスクなし」対応分かれる 奄美群島(2023.03.01)

 

奄美群島の定時制を含む高校8校で28日、2022年度の卒業式があった。「マスクなしを基本」とする文科省の通知を受け、各校では式典中のマスク着用を個人の判断に委ねたり、入退場・卒業証書授与以外では着用を呼び掛けたりと対応が分かれた。各会場では感染対策として手指消毒や換気などを徹底して式を開催。コロナ禍でさまざまな制限を経験しながらも、たくましく成長した3年生の門出を祝福した。