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(2752)新着情報 2022年10月

徳之島・与論島演劇祭 海を越えて島民劇団競演 伝統芸能・文化をアレンジ(2022.10.31)

 

徳之島劇団「海と大地」と与論島劇団「野生の島人」とが海を越えて初競演する「徳之島・与論島演劇祭」(徳之島町文化会館・与論島劇団同主催)の公演が30、31日の2回、同文化会館ホールであった。奄美群島を基軸に個性がきらめく伝統芸能・文化をアレンジした創作劇の競演で観客を楽しませた。

和泊町でふれあい読書フェスタ 「好きな本1冊でも見つけて」 絵本作家の長崎夏海さん講演(2022.10.31)

 

第21回大島地区ふれあい読書フェスタ(県図書館協会奄美支部主催)が29日、和泊町中央公民館まなびぃほーるであった。大島地区の図書館や学校の関係者、子ども会育成会のメンバーらが参加。講演した知名町在住の絵本作家、長崎夏海さんは「一生のうちに、すごく好きな本を1冊でも見つけてほしい」と呼び掛けた。

お菓子もらい、仮装楽しむ ハロウィーン・イベント 奄美大島各地(2022.10.30)

 

10月31日のハロウィーンを前に29日、お菓子を配る関連イベントが奄美大島各地であり、仮装して楽しむ人々の姿が見られた。「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらするぞ)と駆け寄る子どもたちに大人は目を細め、お菓子を手渡した。

沖永良部島・田皆「子ども会育成会」が花の植え付け 児童が花壇をレイアウト(2022.10.30)

 

沖永良部島の田皆郵便局(知名町田皆)近くの花壇で10月16日、「子ども会育成会」が花の植え付けを行った。児童や保護者ら50人が参加し、フリージアの球根やアリッサムの花苗などを植えた。

奄美市民文化祭が開幕 3年ぶり舞台38団体、150作品展示(2022.10.29)

 

2022年度第44回奄美市民文化祭(奄美市、同市教育委員会、同市文化協会主催)が28日、開幕した。30日まで3日間、舞台発表や展示会などが行われる。同市名瀬の奄美文化センターで開会式があり、初日から多くの市民が訪れ、舞台発表やホールに展示された絵画、書道、写真などの作品鑑賞を楽しんだ。新型コロナウイルスの感染拡大などの影響から2連連続で中止となっていたが、3年ぶりの開催となった。

オンライン開催 鍾乳洞サミット 情報発信方法で意見交換 知名町「違い、特色をもっと強く」(2022.10.29)

 

第34回日本鍾乳洞サミットin美祢(日本観光鍾乳洞協会主催)が28日、オンラインで開催された。全国9市町村の首長ら27人が参加し、「入洞数増加に向けた情報発信」をテーマに意見交換した。

災害の備え学ぶ 和泊町で外国人向け講座 県国際交流協会(2022.10.28)

 

日本で発生する災害について、国内在住の外国人らに理解を深めてもらう防災講座「災害時に助け合えるまちづくり事業」(県国際交流協会主催)は23日、和泊町役場などであった。沖永良部島に住む外国人6人と日本人8人が参加。台風をはじめ日本で発生する自然災害や緊急時の備えを学んだ。

 

存する最古の柄を復刻 織り技術者の育成など願い 初の試み、JKSに納品 本場奄美大島紬協組(2022.10.28)

 

本場奄美大島紬協同組合(牧雅彦理事長)はこのほど、所蔵する最古の反物の柄を復刻させたオリジナルの大島紬を完成させた。復刻柄による生産は紬協組初の試みで、日本きものシステム協同組合(JKS、本部京都、武内孝憲理事長)の依頼を受けて製作。26日、奄美市名瀬の産業支援センターで納品の式典があり、精巧な技術で復刻された微細で美しい仕上がりにJKS関係者からは歓喜の声が上がった。

 

環境協力金、11月実証開始 来島者の募金で財源確保へ 22年度観光庁モデル事業(2022.10.27)

 

(一社)あまみ大島観光物産連盟(有村修一会長)は11月1日から、観光庁の2022年度「持続可能な観光推進モデル事業」である「観光文化協力金」(仮称)の徴収方法・決済システム構築へ向けた実証事業を行う。世界自然遺産となった自然の保護や伝統・生活文化の継承活動などの財源確保が目的。期間は来年1月9日まで。2023年度以降、島内5市町村による「協力金条例」の制定を目指す方針。事業費は約500万円。

奄美黒糖焼酎の飲み比べセット約30年ぶりリニューアル 知ってもらう起点に(2022.10.27)

 

奄美市名瀬の老舗の酒類卸業者が、奄美黒糖焼酎5本をセットにした飲み比べ商品を約30年ぶりにリニューアルした。奄美在住のデザイナー、イラストレーターとタッグを組み、豆知識や歴史掲載など黒糖焼酎を学べるパッケージに工夫。観光客に黒糖焼酎を知ってもらう起点として発売していく。

枠超え、樹園地継承へ協議 情報共有へPF設置を 奄美大島5市町村(2022.10.26)

 

大島地区指導農業士会と県大島支庁農林水産部農政普及課は25日、新規就農者らへスムーズなかんきつ類樹園地のマッチングを目指す「樹園地の継承システム化検討会」を奄美市役所大会議室で開いた。奄美大島の生産者や市町村関係者ら41人が参加し、5市町村の枠を超えた継承のあり方を協議。参加者からは新規就農者へマッチングしていくための共通基盤として、情報を共有のためのプラットフォーム(PF)設置を求める声などが相次いだ。

島むに記録、継承高く評価 横山さんに研究奨励賞 日本島嶼学会(2022.10.26)

 

沖永良部の島むに(方言)研究に取り組んでいる横山晶子さん(言語学)=東京外語大学・日本学術振興会特別研究員=が22日、日本島嶼(とうしょ)学会研究奨励賞を受賞した。ユネスコの危機言語に位置付けられている島むにの記録、継承活動が評価された。横山さんは「これからも貴重な島の言葉の継承に携わっていきたい」と喜びを語った。

日本和装と紬美術館、奄美ツアー 長谷川講師に感謝状 「多くの人に着てほしい」(2022.10.25)

 

日本和装HD㈱(東京都港区)の愛知県「名古屋局」と大島紬美術館(奄美市笠利町)は22~24日、奄美ツアーを開催した。奄美大島の自然や文化、大島紬の魅力を体感する2泊3日のツアー。参加者は来島後、大島紬の着付けを行い、写真撮影などを行った。食事会では、大島紬の魅力を伝えた功績をたたえ、同美術館の肥後勝代代表取締役から同局の長谷川慶子講師(81)に、感謝状と帯が贈られた。

渋谷で群島旅行説明会 奄美の魅力を映像とスピーチと味でアピール(2022.10.25)

 

奄美群島観光物産協会による「奄美群島旅行説明会・個別相談会」が24日、東京・渋谷エクセルホテル東急6階プラネッツルームとフォレストルームで開催された。旅行会社や航空会社、船舶会社など観光関連企業21社から42人が、地元からは事務局合わせて31人が参加した。各島の「シマコーディネーター」らが島の魅力をPRし、誘客への協力を呼び掛けた。

徳之島民研会員ら25周年記念発表会 島唄を楽しみ伝承を(2022.10.24)

 

日本民謡協会徳之島支部・徳之島民謡研究会(中島清彦会長・会員15人)の結成25周年記念発表会が23日、徳之島町生涯学習センターであった。同島で生まれた島唄「徳之島一切節(ちゅっきゃいぶし)」の合同演奏を皮切りに、会員たちが日ごろの伝承活動の成果を披露。コロナ禍の空白もはさんだ約4年ぶりの発表会で、島唄の魅力をアピールした。

マコモ直売会にぎわう 秋の味覚、買い求める 龍郷町秋名・幾里(2022.10.24)

 

龍郷町の「秋名幾里マコモ生産組合」(重山榮仙組合長)主催の「マコモ直売会」(マコモダケ直売会)が、23日午前10時から生産者のマコモ水田前などで開かれた。根元部分が肥大した新芽(マコモダケ)を1袋千円で販売した。時折、雨が降るあいにくの天候だったが、会場には多数の買い物客が訪れて秋の味覚を買い求め、にぎわっていた。

 

実収穫の苦労味わう 児童がソテツ体験学習 和泊町国頭小(2022.10.23)

 

和泊町の国頭小学校(中村健三郎校長)3年生児童15人は20日、校区内のため池「伊池(イーダミチ)周辺のソテツでヤラブ(ソテツの実)収穫を体験した。子どもたちはヤラブの感触や収穫の大変さを学んだ。

調査の価値・意義、確認 水中遺跡シンポ開催 徳之島3町(2022.10.23)

 

徳之島3町合同水中遺跡シンポジウム(3町教育委員会主催)が22日、伊仙町の徳之島ほーらい館で開かれた。島内外から約100人が参加。水中遺跡の専門家や3町教委の学芸員らの講演や調査結果をまとめたパネル展示などがあり、島内にある水中遺跡の価値や研究の意義について確認し、理解を深めた。

島むに、地理学に理解 島嶼学会に合わせ出前授業 沖永良部高校(2022.10.22)

 

日本の島々の可能性や課題を多角的に考える専門家集団「日本島嶼(とうしょ)学会」(会長・可知直毅首都大学東京教授)の2022年次大会が22日、沖永良部島で始まる。開会を前に21日、知名町の県立沖永良部高校(室屋洋一校長、生徒241人)で日本学術振興会特別研究員の横山晶子さん、駒澤大学文学部地理学科の須山聡教授の出前授業があり、横山さんは「沖永良部島の方言である島むににも関心を持ってほしい」と生徒たちへ語り掛けた。

脱炭素社会の離島モデルへ 進行中事業、計画を情報共有 ゼロカーボンおきのえらぶ推進協(2022.10.22)

 

ゼロカーボンおきのえらぶ推進協議会の第1回会合が20日、知名町フローラル館であった。関係機関から約40人が参加し、脱炭素社会の離島モデル構築に向けて情報を共有した。

プロ入りの夢、実現 大島の大野投手に期待 ドラフト会議(2022.10.21)

 

2022年のプロ野球のドラフト(新人選手選択)会議が20日、東京都内で開かれた。奄美関係では奄美市名瀬の大島高校から大野稼頭央投手(18)が、福岡ソフトバンクホークスに4位指名された。地元高校からは1990年に喜界高から広島東洋カープに3位指名された高橋英樹さん以来2人目。プロ入りの希望を早くからアピールしていただけに、夢を実現させた大野投手の今後に期待がかかる。

大野投手 ソフトバンクから4位指名 大島高から初のプロ野球選手誕生(2022.10.21)

 

プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が20日、東京であり、大島高3年の大野稼頭央投手がソフトバンクから4位指名を受けた。同校出身としては初のプロ野球選手誕生の快挙となった。

アサギマダラ飛来確認 石川県から、今シーズン初 チョウ研究の福島さんが捕獲 喜界町(2022.10.20)

 

石川県から旅をしてきたアサギマダラが16日、喜界島で見つかった。喜界町でチョウの研究に取り組む福島誠さん(79)=中里=が滝川林道で捕獲。福島さんによると、今シーズン奄美でアサギマダラの飛来が確認されたのは初めて。

徳之島町旧庁舎閉庁式 「心機一転、新たな発展へ」 48年間の町シンボルに感謝(2022.10.20)

 

徳之島町役場旧庁舎の閉庁式が19日あった。ほぼ完成した新庁舎への前倒し移転・業務開始(11日)に続く24日からの旧庁舎解体工事着手に伴うもので、町当局や職員OB、町議会議員など約50人が参加。48年間、町のシンボルとして町発展に寄与した庁舎との歩みをふり返って感謝。そして心機一転の飛躍に期待を寄せ合った。

喜界の農家、高質子牛生産へ努力 価格下落、飼料高騰の二重苦も(2022.10.19)

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減による枝肉価格の低迷やロシアのウクライナ侵攻などを背景に、今年に入り全国的に子牛競り価格の下落が続いている。9月の大島地区子牛競り市速報をみると、奄美5市場の競り価格は平均50万7939円で、1月と比べて15万円以上落ち込み、喜界市場は唯一50万円台を割り込んだ。飼料価格など資材高騰による経営へのダブルパンチに見舞われる中、喜界島の畜産農家からは「高値で取引される品質の良い牛を育てる努力も必要だ」と前向きな声も聞かれる。

赤ちゃん土俵入り 和泊町高千穂神社 無病息災願う(2022.10.19)

 

和泊町高千穂神社で16日、「赤ちゃん土俵入り」があった。化粧まわしを締めた0~1歳までの赤ちゃん16人が、地元の力士に抱えられながら元気に土俵入りした。

えらぶゆりサポーター、和泊町笠石海浜公園でユリの球根植え付け(2022.10.18)

 

沖永良部島の笠石海浜公園(和泊町喜美留)で10月16日、地域ボランティアやスポーツ少年団、集落の人など160人を超える町民によるユリの球根の植え付けが、にぎやかに行われた。毎年この時期に行う植え付け。植え付けた1万8000球に及ぶユリの球根は4月中旬から5月初旬まで、約20万輪のエラブユリが花を咲かせて島を彩り、多くの人の目を楽しませる。

王者が5度目の防衛 威風神威、8秒で圧勝 徳之島・秋の闘牛大会(2022.10.17)

 

闘牛の各階級の王者が決まる「徳之島4大タイトル大闘牛大会」(徳之島闘牛連合会主催)が16日、伊仙町の徳之島なくさみ館であり、島内外から闘牛ファン約3000人が詰め掛けて熱戦を楽しんだ。

地域の伝統芸能に沸く 奄美で初、県民文化フェスタ(2022.10.17)

 

鹿児島県内の文化団体の祭典「県民文化フェスタ」(県文化協会、同実行委員会など共催)が16日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。奄美群島での開催は初めてで、865人が来場。群島各地から参加した10団体が地域自慢の伝統芸能を披露し、特色あるステージで会場を沸かせた。ロビーには絵画や書、盆栽など165点を展示。来場者は奄美各地に息づく地域文化の豊かさを体感するとともに、芸術の秋を楽しんだ。

奄美出身の榮さんミセスジャパン大阪大会で3位 18日の日本大会へ抱負(2022.10.16)

 

奄美出身で大阪在住の榮百々代さんが、人生経験を通じた女性の内外面の美しさを競う「ミセスジャパン(正式名称=MRS.JAPANPAGENT◯R)大阪大会」で見事3位に入賞した。18日、港区で開催される日本大会へ大阪代表として出場する。大舞台を前に抱負を聞いた。

当部に完成「アトリエ・ハウスinTOVU」 世界自然遺産の山々背負う 天城町営住宅(2022.10.16)

 

天城町が「世界自然遺産の山々を背負い自然を感じる町営住宅に―」などをコンセプトに、奄美大島出身の建築家山下保博氏とのコラボ―レーションで同町当部(とうべ)集落に建設していた町営住宅「アトリエ・ハウスinTOVU」(2棟)が完成。15日、地域住民を交えた内覧会や植樹イベントなど「オープンハウス」セレモニーがあった。

令和の名刀・名工展大賞に 「長年の成果」と喜び語る 大和村出身の久保善博さん(2022.10.15)

 

大和村出身の刀匠・久保善博さん(57)=広島県庄原市在住=が、新作刀剣の展覧会「令和の名刀・名工展」(日本美術刀剣保存協会、全日本刀匠会共催)「作刀」の部で最高位の大賞を受賞した。久保さんは日本の古い製鉄法である「たたら製鉄」の研究とともに、現代の技術では不可能とされていた備前伝の名刀の再現に力を入れており、「長年の研究成果が実を結んだ」と喜んだ。

えらぶ郷土研 開発予定地の事前調査活動、今年度で終了(2022.10.15)

 

えらぶ郷土研究会(先田光演会長)が、2001年から続けてきた基盤整備事業の予定地における事前調査活動を今年度で終了することがこのほど、分かった。会員の高齢化が主な要因。

白いオットンガエル発見 山中に「奇跡の個体」 大和村(2022.10.14)

 

大和村の山中で9月下旬、白色のカエルが見つかった。現地で個体を確認した奄美両生類研究会の大海昌平さん(66)によるとカエルは奄美大島と加計呂麻島だけに生息する固有種オットンガエルの雄で、大きさは目測で約10センチ。3~4歳の成体と見られる。アルビノ(先天性色素欠乏症)の可能性については「アルビノであれば目も赤くなる」として否定。「色素変異の白色個体ではないか。非常に珍しい」と驚いている

大高書道部、団体入賞 上野さん(3年)、個人書道展大賞に 全日本高校・大学生書道展(2022.10.14)

 

奄美市名瀬の大島高校(黒木哲二校長)の書道部(木村文音顧問、部員19人)は、7月18日に審査があった「第27回全日本高校・大学生書道展」団体高校の部で、10位と3年ぶりの入賞を果たした。個人では、上野凛さん(3年)が同書道展大賞、川嶋かのんさん(3年)、河村風結菜さん(2年)、山下優美さん(2年)の3人が同書道展賞を受賞した。

NY奄美会がピクニック開催 鹿児島県出身者ら集う 2013年立ち上げ 来年10周年(2022.10.13)

 

ニューヨーク奄美会(榮秀吉会長)からこのほど、マンハッタンのセントラル・パークでピクニックを開催したとメールがあった。ピクニックには、鹿児島県出身者らが参加。久しぶりに故郷の雰囲気に触れ、楽しい語らいが交わされる様子が伝わってきた。

沖永良部島に「吉野家」 オレンジドリーム号で期間限定移動販売(2022.10.13)

 

沖永良部島の和泊町玉城(たまじろ)の駐車場で10月9日~11日の3日間期間限定で、牛丼「吉野家」のオレンジドリーム号が移動販売会を行っている。

「第61回現水展」で奨励賞受賞 「プーチンとウクライナ」 徳之島出身の雪山さん(2022.10.12)

 

徳之島出身で埼玉県の額縁専門会社代表取締役会長を務める雪山渥美さん(88)が「第61回全国公募・現水展(主催・現代水墨画協会)」で奨励賞に輝いた。8日、行われた授賞式には妻の光恵さんほか、出身者らが駆け付け初受賞を祝っていた。

新しい大蛇で踊り奉納 作業工程、写真や動画で記録 知名町上平川(2022.10.12)

 

知名町上平川集落に伝わる県指定無形民俗文化財「上平川大蛇踊り」が10日、同集落の殿智神社で奉納され、新しく作り直した大蛇が空を舞った。 大蛇踊りは、所作と音楽、舞踊の3要素を備えた音楽劇で、300年以上前から踊り継がれているとされる。

にぎやかに踊り、親睦深める 五穀豊穣願い「種おろし」 笠利町外金久(2022.10.11)

 

奄美市笠利町の外金久集落(諏訪光三区長、235世帯)で8日、豊作を祈願する奄美の稲作行事「種おろし」が行われた。地域住民ら約70人が参加。五穀豊穣(ほうじょう)を願って八月踊りをにぎやかに踊り、互いに親睦を深めた。

豊田倫之亮さん(中学相撲日本一)成長と見守る大人たち 徳之島離れ千葉県柏市に「相撲留学」(2022.10.11)

 

東京都心から通勤圏内にある、千葉県柏市に「力士の育成、応援、相撲を生かした教育の充実」を掲げる「柏力(はくりき)会」がある。同市の地域性を生かし、相撲少年の育成と、同市にゆかりのある力士を応援することを目的にした「相撲プロジェクト」だ。これまで大相撲に16人を送り出し、大翔鵬、琴ノ若、豊昇龍ら関取も7人誕生させている。そんな相撲の名門道場で奮闘する徳之島出身の豊田倫之亮さん(14)を、徳之島出身者と共に訪ねた。

 

不登校生らの就労支援へ 「JIBUNいろ」設立 奄美市(2022.10.10)

 

奄美大島で貧困に苦しむ子どもたちを支援する「一般社団法人居場所づくり支援事業Um(うむ)」(奄美市、原田さおり代表理事)と、全国でソーシャルビジネスを展開する「株式会社Beyond One」(福岡市、恩田昭美代表取締役)は7日、15歳以上の不登校生らの就労支援を目的とした「一般社団法人JIBUNいろ」=奄美市名瀬=を設立した。義務教育を終えた子どもたちが社会に巣立つまでの新たな居場所として、生活の自立や就労に向けたサポート体制の構築、支援に取り組む。

徳之島産牛含む6区で首席 全共最終審査 生産者の武元さん「素牛産地として弾みに」(2022.10.10)

 

霧島市など県内2会場で開かれている和牛の品評会「第12回全国和牛能力共進会(全共)」は9日、メイン会場で種牛の部(2~6区)、JA食肉かごしま南薩工場で肉牛の部の順位を決める最終審査があった。徳之島産の牛も出場した6区(同じ種雄牛の子である種牛4頭と肉牛3頭の計7頭が1組として出品)では鹿児島県代表がトップの1席となった。

体感し伝える場に 自然観察の森、リニューアル 龍郷町 きょうから一般開放(2022.10.09)

 

龍郷町が2017年度から進めていた長雲峠の「奄美自然観察の森」再整備事業がこのほど完了し、8日、現地でリニューアルオープンを祝う式典が行われた。中核施設の管理棟「森の館」を移転新築し、園内は老朽化した遊歩道や展望デッキを改修。名称には新たに「奄美群島国立公園ビジターセンター」と冠した。奄美の自然を体感し、伝える場としての活用が期待される。9日から一般開放する。

「花の島」PR 下平川小でユリ球根植付け JAあまみ青壮年部知名支部(2022.10.09)

 

地元の基幹作物について知ってもらおうと、JAあまみ青壮年部知名支部(根釜和行支部長)による「花の島沖永良部フラワースクール」が7日、知名町立下平川小学校(林賢介校長)であり、1~3年生の児童34人がユリの球根の植え付け作業を行った。

利便性向上へ系統変更 来年3月まで試験運行 喜界バス(2022.10.08)

 

喜界島で路線バスを運行する奄美航空喜界バスは5日から、試験的に路線を変更して運行を行っている。住民の利便性向上などを目的に、期間を限定して実施。来年3月末まで、従来の①北本線②南本線③中央線-の3系統を、両ルートに中央線を抱き合わせた①北中央線②南中央線-の2系統に改編し、4カ所にバス停も増設した。利用状況も踏まえ、期間後の新たなルートの検討も行う。

知名町上城小 児童らが稲刈り 地域のお年寄りらと作業に汗流す(2022.10.08)

 

知名町立上城小学校(松山淳校長)の全校児童18人が7日、小学校近くの水田で稲刈りを体験した。好天の下、地域のお年寄りらと収穫作業に汗を流した。

黒糖部門は「紅さんご」 第1回酒屋が選ぶ焼酎大賞 5部門各3銘柄選出(2022.10.07)

 

全国の酒販店有志で企画したイベント「第1回酒屋が選ぶ焼酎大賞」(実行委員会主催)の授賞式が4日、東京都千代田区の「御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター」であり、オンラインで公開された。黒糖焼酎部門は奄美大島開運酒造(宇検村)の銘柄「紅さんご」が大賞に選ばれた。

港を明るくしたい! 観光課が亀徳新港に移転 徳之島町(2022.10.07)

 

徳之島町役場のおもてなし観光課は9月26日に同町の亀徳新港待合所2階に移転し、業務を開始した。町の玄関口となる同港にオフィスを構えることで、来島客への対応など観光業務の強化と合理化を図る。同課の職員5人は「港を明るくしたい。徳之島観光で分からないことがあったら遠慮せず足を運んで」と呼び掛けた。

 

生涯現役、心道館3人躍動 空手道日本マスターズ 73歳重山さん準Vなど(2022.10.06)

 

9月23~25日、岩手県盛岡市で開催された空手道競技「日本スポーツマスターズ2022」(日本スポーツ協会など主催)に県代表として奄美群島から8人が出場し、奄美市内の道場「心道館」(剛柔流)の3人が入賞に輝くなど躍動した。大会結果を報告した3人は「生涯空手。来年も挑戦したい」と生涯現役を誓う。

伝統継承のシンボルに 八月踊り保存会が提灯お披露目 大和村名音(2022.10.06)

 

大和村の名音八月踊り保存会(國副平剛会長)は4日、豊作と無病息災を祈願する伝統行事「クガツクンチ」(旧暦9月9日)に合わせ、八月踊り用の提灯(ちょうちん)を同村の名音生活館でお披露目した。保存会のメンバーや住民らは新調された提灯を囲み、唄やチジン(太鼓)、ハト(指笛)のリズムに乗せ、踊りを奉納。集落の伝統文化の継承へ決意を新たにした。

 

沖永良部島で海辺のピクニック 親子でアート制作やおやつづくりで楽しむ(2022.10.05)

 

沖永良部島・沖泊海浜公園(知名町下城)で9月25日、「e.lab:みんなのおうち」が屋外イベント「海辺のピクニック」を開催した。参加者らは、海洋ごみを使ったアート制作やおやつ作りを体験。家族連れをはじめとした31人の参加者でにぎわった。

ぐるなびが徳之島町に 「地域活性化起業人」派遣 食文化と観光振興へ(2022.10.05)

 

食に関する情報ポータルサイト運営など大手の㈱ぐるなび(本社・東京都千代田区、杉原章郎代表取締役社長)と、徳之島町(高岡秀規町長)は4日、総務省の「地域活性化起業人制度」を活用した『同起業人派遣に関する協定書』に調印。ぐるなびは社員1人を派遣(最長3年)。食資源の発掘・商品化を含む食文化の振興、観光分野の情報発信などを通じ、地域活性化に協力する。

徳之島町新庁舎 11日から〝仮使用〟業務開始 現庁舎解体着手は26日(2022.10.04)

 

徳之島町は3日、現役場庁舎敷地内(亀津)にほぼ完成した新庁舎本体への各課移転作業に着手。新庁舎本体の工期は来年1月末だが、跡地が駐車場となる現庁舎の解体撤去工事(24日着手予定)に備え〝仮使用〟的に順次移転する。本体仕上げなど一部工事と並行しながら、11日午前8時半から新庁舎で業務開始する。

鳥獣被害3500万円 近年はクロウサギ、シカも 21年度奄美の農作物(2022.10.04)

 

県大島支庁農政普及課はこのほど、2021年度に奄美群島で発生した野生鳥獣による農作物被害状況(速報値)をまとめた。群島内での被害額総額は前年度比51%減の3531万6千円。全体の約6割を占めるイノシシ被害が大幅に減少した。一方、近年は奄美大島と徳之島だけに生息する希少種アマミノクロウサギや、シカによる被害も確認されており、県は今後も市町村など関係機関と連携しながら被害防止に向けた取り組みを進める。

吉祥寺アンテナショップ「奄美」4周年記念パーティー(2022.10.03)

 

東京都武蔵野市吉祥寺にある奄美初のアンテナショップ「奄美」(手塚一郎代表)が、1日に開店4周年記念のパーティーを開催、出身者や奄美ファンが多数参加した。唄者による記念ライブもあり、奄美の風を吹かせてイベントに花を添えていた。

87歳で居酒屋経営 「体が動く限り続ける」 知名町の南さん(2022.10.03)

 

知名町の南哲次郎さんは87歳で現役、同町新城で「居酒屋島ごはん」を経営している。70~80代を中心とした友人知人の集まり場となっており、南さんは「みんなが喜んでくれることがうれしい。自分の体が動く限り店を続けたい」と話している。

大島地区9月子牛セリ 平均価格50万7千円まで下落 肥育農家の経営圧迫影響、相場に反映(2022.10.02)

 

JA県経済肉用牛課奄美市駐在は、9月の大島地区小売セリ市結果をまとめ公表した。子牛市況の総平均は前回(今年7月)比6万2239円安の50万7939円となり、大幅に下落した。肥育農家の経営圧迫が影響、子牛相場に顕著に反映され厳しさが続いている。

「太古の鼓動」が優良賞 吉行さん、西古見の風景写す 都城市美術展(2022.10.02)

 

第68回都城市美術展(市、市教委主催)の表彰式が24日、宮崎県都城市コミュニティセンターであり、奄美市名瀬のアマチュアカメラマン、吉行秀和さん(63)が都城芸術文化協会長賞(優良賞)を受賞した。作品は瀬戸内町西古見の風景写真「太古の鼓動」。吉行さんは「奄美の力強い風景をアピールできた」と話した。

徳之島町2プロジェクト採用 JAL「ふるさとCF」 第1弾にロードキル対策など(2022.10.01)

 

日本航空㈱(JAL)と同グループ商社㈱JALXは、ふるさと納税の仕組みを活用し、「次世代応援」や「自然環境保護」を目的とする自治体のさまざまなプロジェクトを直接支援する「JALふるさとクラウドファンディング(CF)」サイトを10月1日に開設する。全国自治体に先駆けた第1弾の寄付対象に、徳之島町の人材育成と自然保護関連の2プロジェクトを採用した。

龍郷町戸口小、鼓笛隊パレード 運動会に来てね! 保護者や地域住民見守る(2022.10.01)

 

龍郷町の戸口小学校(森智子校長、児童35人)は30日、運動会の開催を知らせる秋の風物詩「鼓笛隊パレード」を行った。沿道で多くの保護者や地域住民が見守るなか、校区内約2㌔のコースを行進し運動会の開催を知らせた。