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(2748)新着情報 2022年9月

23年度公立高校募集定員 中卒予定者24人減、全校増減なし(2022.09.30)

 

県教委は29日、2023年度の公立高校(市立7校含む)生徒募集定員を発表した。県内7学区のうち3学区で中学校卒業予定者数が減少したが、県全体としては増加。募集定員は、北薩学区の川内(普通科)及び大隅学区の鹿屋(普通科)がともに、1学級40人減となった。8高校(全日制8、定時制1)ある大島学区では、学区内の中学校卒業予定者976人(前年度比24人減)に対し、募集定員は28学級1120人(同増減なし)だった。

「ツーリズムEXPOジャパン」 世界最大級の旅の祭典で群島の魅力PR(2022.09.30)

 

(一社)奄美群島観光物産協会はこのほど、東京都江東区で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2022」(公社・日本観光振興協会ほか主催、国土交通省、総務省ほか後援)で、多くの来場者に群島の魅力をPRした。

「ハカマロール」で循環型農業 自給飼料増産へ勉強会 大島地区畜産担当者会(2022.09.29)

 

県肉用牛振興協議会大島支部と奄美群島農政推進協議会畜産部会は28日、大島地区畜産担当者会を奄美市名瀬のホテルで開催した。市町村、生産者組織、JAなど関係機関約25人が参加。同地区の粗飼料増産に向けた取り組みの一環である「ハカマロール」に関する勉強会を実施し、講師に、徳之島町で内農場を運営する内博行さん(43)が登壇。他にも、同取り組みの実証事業案が報告され、円安およびウクライナ情勢などで、価格上昇を続ける配合飼料に代わる「自給飼料」の増産に向け、制度設計、意思統一が図られた。

徳之島食材の魅力・価値を発見! 有名シェフのフルコース堪能 地元でディナーイベント(2022.09.29)

 

「食材を通じて生産者の思いを。食を通じて徳之島の魅力を知って」―。JAあまみ徳之島事業本部(平山正也統括理事)や徳之島、伊仙両町が連携した島内食材販売拡大プロジェクトが27日、「DINING OUT TOKUNOSHIMA~一流シェフが来島。島内食材で作る一夜限りのディナーイベント~」と銘打ち徳之島町であった。生産者など関係者が、島食材を活用した有名シェフのフルコースを堪能し、その価値を再認識し合った。

歌って笑って若返り教室 増田さん講師「歌」の楽しさ伝える(2022.09.28)

 

和泊町中央公民館講座「歌って笑って若返り教室」が27日、同町中央公民館であった。受講生ら13人が参加。兵庫県加古川市にあるミュージックインストラクターズ養成学院学院長の増田光音さん(72)が特別講義を行い、歌うことの効果と楽しさを伝えた。

天城町観光PRドラマが準グランプリ 映文連アワード2022(2022.09.28)

 

天城町が町制施行60周年を記念して昨年製作した同町観光PRドラマ『ねお、町長になる 徳之島の天城町をバズらせろ!』が、「映文連アワード2022」(映像文化製作者連盟主催)で見事「優秀作品賞」(準グランプリ)に輝いた。

人にも動物にも優しい運転を 街頭でドライバーに呼び掛け 伊仙町で交通安全運動(2022.09.27)

 

秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせた街頭キャンペーンが26日、伊仙町の徳之島交流ひろば「ほーらい館」周辺であった。徳之島署、交通安全協会、環境省から計10人が参加。野生動物のロードキル(交通事故死)防止も呼び掛け、人にも野生動物にも優しい運転をするよう協力を求めた。

縁起の良い「白スズメ」か 喜界島の民家に飛来(2022.09.27)

 

喜界町中熊の積山忠久さん(70)宅の庭にこのほど、白い小鳥が飛来した。見た目はスズメによく似ているが、頭の先から羽先まで全身真っ白。たびたび積山さん宅を訪れ、愛らしい姿で夫婦を楽しませている。

東京日本橋で喜界島フェア 牧岡さんシマ唄、スポット紹介も 出身者や離島ファンでにぎわう(2022.09.26)

 

喜界島フェアが23日から25日までの3日間、東京日本橋の離島百貨店で開催された。初日のトークイベントには、隈崎悦男町長、観光大使の松井美緒さんらが登場。喜界島出身の唄者、牧岡奈美さんによるシマ唄なども披露され、台風余波も感じさせない100人近くが集まり、故郷を懐かしむ出身者や離島ファンでにぎわった。

奄美をイメージした壁画完成 壁画家・青島江龍さん描く 笠利町節田 簡易宿泊所(2022.09.26)

 

「これはすごい、びっくり!。簡易宿泊所の壁に奄美をイメージした大きな壁画描く」―。壁画家・青島江龍さん(34)は、9月初旬から奄美市笠利町節田にある簡易宿泊所「AMAMI笑」(東芳江代表)の壁2カ所に壁画を描き始め、24日に完成した。使用したのはアート用のスプレー塗料。道路沿いの壁画は、高さ約6㍍×幅約8㍍あり、斜め中央部にザトウクジラを配置し、右上にソテツの葉や花、ハブ、右下にアマミノクロウサギ、カメ、左側にチョウ、オカヤドカリ、魚などが描かれている。

沖永良部地域公共交通活性化 路線の新設、均一運賃の導入など(2022.09.25)

 

沖永良部地域公共交通活性化協議会(会長・前登志朗和泊町長)の2022年度第3回会合は22日、和泊町役場であった。今年度中の策定を目指す「地域公共交通計画」の策定業務について、委託業者が計画の検討手法や基本方針を説明。これまでの調査を基に、今年度は▽和泊、知名両町内を循環する路線の新設検討▽均一運賃の導入▽キャッシュレス決済の導入―を重点に住民ニーズ、課題の精査を行うとした。

軽石再び漂着 奄美市の小湊漁港 粒細かく、除去困難に(2022.09.25)

 

7日から18日かけ奄美に接近した台風14号の影響で、奄美市名瀬の小湊漁港の船溜まりや小湊海岸に大量の軽石が漂着、一部で漁船の出港に支障が出るなどしている。同港では昨年10月にも大量の軽石が漂着、重機などを使った除去作業が行われたが、1年近くたって再び軽石が漂着。漁業関係者らは「台風が来るたびに迷惑な置き土産をされては困ってしまう」と頭を抱えている。

喜界徳洲会病院新病院建設で起工式 災害拠点病院機能を強化へ(2022.09.24)

 

医療法人徳洲会喜界徳洲会病院の移転新築工事に伴う起工式が23日、喜界町赤連の町防災食育センターに隣接する現地であった。災害拠点病院としての機能強化が目的で、関係者らは神事で工事の安全を願い、島の医療のさらなる充実へ期待を寄せた。2024年5月末の完成予定。

和泊町シルバー人材センター 30周年の節目祝う 加入率県内1位、全国で6位(2022.09.24)

 

和泊町シルバー人材センター(平山和仁理事長)の設立30周年記念式典が23日、同町あかね文化ホールであった。会員ら約100人が参加し、さらなる発展を誓った。

 

AIで市HPを改善 企業と連携、実証へ 奄美市(2022.09.22)

 

奄美市は21日、市の公式ホームページ(HP)の閲覧者の利便性向上を目的に、大阪に本社を置くⅠT企業のコウズ(浜野耕一社長)とHPでのAI(人工知能)実証実験に関する連携協定を結んだ。同社が開発したAIサービスを活用し、市HPへのアクセス状況の分析や課題の抽出・改善を進める。これらの行程を繰り返すことでAIが学習し、閲覧者に優しく、必要な情報が探しやすいHPへの「アップグレード」を図る。

台風一過、「龍の目」輝く 龍郷町円かがんばなトンネル(2022.09.22)

 

台風一過の20日夕、龍郷町円集落にあるかがんばなトンネルに「龍の目」が神秘的に灯り、輝いた。今年秋のシーズン最初のショーとなった。

機能性向上へ期待高める 食肉センター新築起工式 奄美市名瀬(2022.09.21)

 

奄美市が整備を進めている「奄美大島食肉センター」(仮称)の新築工事起工式が20日、同市名瀬朝戸の建設予定地であった。安全祈願の神事があり、関係者約50人が出席。施設の新築による機能性の向上などに期待した。2023年6月完成、24年4月供用開始を目指している。

自分史「孫へ」を出版 知名町の朝戸さん 「厳しい時代を生きる参考に」(2022.09.21)

 

知名町の朝戸武勝さん(77)はこのほど、中学2年生の時から続けている日記や備忘録をまとめた自分史「孫へ」を孫たちに向けて出版した。「厳しい時代を生きる孫たちに参考にしてほしい」と話している。

堆肥の活用推進 生産資材価格高騰対策 化学肥料低減で県(2022.09.20)

 

生産資材価格の高騰対策で県は、農業分野では国の支援措置に合わせて緊急支援事業を9月補正予算案に計上している。さらに化学肥料低減の取り組みも進めており、堆肥を活用した土づくりを推進。JAも堆肥入り低コスト肥料の供給を開始している。

 

高田シェフ(瀬戸内町出身)の店が世界ランキング入り フランス料理のレストラン(2022.09.20)

 

奄美出身のシェフが大阪で腕を振るうフランス料理店が、このほど「世界のベストレストラン50」に認められた。「アジアベストレストラン50」では、6位の快挙。世界の美食家たちをとりこにする、シェフに喜びの声を聞いた。

2022年版「世界のベストレストラン50」

20.『傳』(日本・東京)

30.『Florilège』(日本・東京)

41.『La Cime』(日本・大阪)

 

45.『Narisawa』(日本・東京)

台風14号最接近から一夜明け 9市町村、最大約700人が避難 人的被害なく住民安堵(2022.09.19)

 

大型で非常に強い台風14号が接近した17日夜から18日にかけ、奄美大島、喜界島、徳之島の9市町村では、約240カ所の避難所に最大約700人が避難した。同日夜に暴風域に入った奄美地方では、気象庁が厳重な警戒を呼び掛けるなか、住民らは不安な一夜を過ごした。群島の各市町村によると、一部で倒木やブロック塀などが壊れる被害があったものの、けが人などの報告はなかった。各自治体では今後、家屋への被害やサトウキビなどの農業被害がないか詳しく調べることにしている。

支援策に足並みを 肥料・飼料高騰に子牛相場下落(2022.09.19)

 

「イノシシなどの鳥獣害や台風被害も少なく、コロナ禍で価格低迷もなかった中での農業資材の高騰。農家は生産コスト増で大きな打撃を受け、なかには経営の縮小や離農を考える農家も」とは、先の徳之島町議会定例会での主管課長の答弁だ。

 

猛烈な勢力で18日最接近 台風14号 910ヘクトパスカル維持 北部暴風域入り(2022.09.18)

 

大型で猛烈な台風14号は17日午後5時現在、南大東島の北東約180㌔にあり、時速20㌔で北西に進んでいる。17日夜には奄美地方北部が暴風域に入ったとみられ、18日午前には中心気圧910ヘクトパスカルを維持したまま最接近する見込み。17日は、天城町で最大瞬間風速29・3㍍(午後1時40分)の非常に強い風が吹いた。奄美地方北部では暴風・波浪警報が発令されており、気象庁は厳重に警戒するよう呼び掛けている。

知名町金婚式 結婚から半世紀の節目祝う 18組のうち15組出席(2022.09.18)

 

1983年から続く知名町金婚式が16日、同町フローラル館であった。対象夫婦18組のうち15組が出席し、結婚から半世紀の節目を祝った。 同町金婚式は40回目。今年度の対象夫婦を含め、これまでに973組を祝ってきた。

鹿児島市で 徳之島黒糖焼酎と特産品フェア 黒糖焼酎、新しい「楽しみ方」を提案(2022.09.17)

 

「徳之島黒糖焼酎と特産品フェア」が16日、鹿児島市のよかど鹿児島本店ビル1階であった。徳之島町、伊仙町、天城町、3町の商工会と奄美酒類の蔵元・中村酒造(中村功代表取締役)が共催で、17日まで徳之島産の黒糖焼酎や特産品をPRする。

元気に長生きして 大和小、手紙プレゼント 「敬老の日」前に 校区高齢者に(2022.09.17)

 

大和村の大和小学校(新村篤校長、児童22人)は13~16日、「敬老の日を前におじいちゃんおばあちゃんへお手紙を届けよう」を行った。敬老の日に向け全児童が、日頃から見守ってくれている感謝と長寿を願う気持ちを込めた手紙を書き、校区の高齢者宅を訪問、お礼を伝え直接手渡した。

豊作も台風接近、影響懸念 喜界、特産白ゴマ収穫ピーク(2022.09.16)

 

日本一の生産量を誇る喜界町の特産品「白ゴマ」の収穫作業がピークを迎えている。町内の畑や道路脇などには天日干しされ、「セサミストリート(ゴマ通り)」が続く風物詩が広がっている。2022年産は梅雨明け以降の順調な生育から豊作が見込まれる一方、17日ごろにかけて接近する見込みの台風14号の影響が予想され、生産者からは収量

大江さん(前東京奄美会会長)がテレビ番組で審査員 著名化学工学誌への執筆も(2022.09.16)

 

蒸留技術の第一人者で、前東京奄美会会長の大江修造さん(84)が、高校生が科学の知識を競う番組で審査員出演する。番組に登場した高校生の補足取材撮影が、このほど小平市の大江さん宅で行われた。また、大江さんは、著名化学工学専門誌に執筆している。

 

与論島でご当地カード「ヨロンFunカード」配布開始 島を知るきっかけに(2022.09.15)

 

与論島の情報提供をするウェブマガジン「ヨロンFun」が8月、与論島の観光スポットをまとめたコレクションカード「ヨロンFunカード」の無料配布を始めた。カードは観光スポット、飲食店、アクティビティーなどを紹介。

ボタンボウフウ生産拡大へ 生産者に栽培方法など説明 喜界島薬草農園(2022.09.15)

 

喜界町で栽培されている薬草ボタンボウフウの生産者説明会がこのほど、同町内の集宴会施設で開かれた。島内の生産者13人が出席。喜界島薬草農園(喜界町阿伝、石原健夫代表取締役)の担当者らが生産者の新規参入を呼び掛けるとともに、栽培上の注意点や効果的な栽培方法などを説明した。

元力士の名店が閉店のシマ唄ライブ 10月中旬に徳之島で継続へ(2022.09.14)

 

出身者らに親しまれていた東京都台東区の居酒屋が、7月20日に暖簾(のれん)を降ろした。閉店を惜しむようにシマ唄のライブが行われ、なじみの人たちが席を埋めた。都会で奄美の魅力を発信、憩いの場となった店は、徳之島で名前を変えて10月中旬から継続される。

徳之島・奄美酒類(株)国税庁事業に選定 黒糖焼酎PR 大阪「ロハスフェスタ万博」出展へ(2022.09.14)

 

黒糖焼酎を販売する奄美酒類(株)(本社・徳之島町亀津、中村功代表取締役)が、国税庁が実施する日本産酒類の消費喚起・販路拡大 事業「Enjoy SAKE プロジェクト」に九州地区から唯一選定された。11月、大阪での一大イベント「ロハスフェスタ万博」に地域間連携で出展することになり「出発式」が13日、同本社であった。

島民の安寧祈る 「与論十五夜踊」奉納 与論島・地主神社(2022.09.11)

 

国の重要無形民俗文化財に指定されている「与論十五夜踊」が旧暦8月15日に当たる10日、与論町の地主(とこぬし)神社で奉納された。新型コロナウイルス感染対策のため、獅子舞や大綱引きは行われず踊り時間も縮小されたが、演者たちは400年以上続いてきた芸能を大切に島の安寧を祈った。

一村の作品9点見つかる 親交のあった寺から 記念美術館で公開へ/奄美市名瀬(2022.09.11)

 

奄美で晩年を過ごした日本画家、田中一村の未発表作品が奄美市名瀬で新たに9点見つかり、22日から同市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館で一般公開される。同館の宮崎緑館長は「11日の一村忌を前に新たな作品を発表できるのは大きな喜び。奄美で独自の画風を築こうとする過渡期のもので、今後の一村研究にも重要な作品だ」と語った。

シラヒゲウニの種苗生産に初成功 奄美群島水産振興協 安定的な手法確立へ(2022.09.10)

 

濃厚な甘味が特徴で、夏の味覚として親しまれてきたシラヒゲウニの資源回復に向け、奄美群島水産振興協議会(奄水協)はこのほど、瀬戸内漁業協同組合で実施してきた卵からふ化させ稚ウニを確保する種苗生産実証実験に初めて成功した。確保した稚ウニは現在、最大で約5㍉に成長。今後は奄美の気候に適した生産手法の確立を目指す方針だ。

貨物船は10日発で臨時運航 台風影響 定期船運航10日にも決定(2022.09.10)

 

迷走台風により奄美・沖縄航路など鹿児島本土と奄美の島々、沖縄とを結ぶ航路の定期船は長期欠航が続いたが、8日に発生した台風12号は沖縄地方に接近後、今回も東シナ海を北上すると予想されている。各船舶会社は10日にも下り・上り便の今後の運航を決定する見通しだ。

名瀬消防署「119番」8月、過去最高281件 9日は「救急の日」(2022.09.09)

 

全国的に新型コロナウイルスの新規感染者が連日増え続ける中、救急出動、搬送件数も各地で増加している。大島地区消防組合名瀬消防署(奄美市名瀬小浜町)によると、同署の8月期の救急出動件数は281件(前年同月178件)で、ひと月当たり過去最高の出動件数を記録。うちコロナ感染を伴う搬送は49件(同3件)だった。9日の「救急の日」を控えた7、8日、同署を取材。同組合消防本部の中島繁消防司令補(43)は、「少しでも体調に不安を感じたら119番通報を」と呼び掛けるとともに、「適正利用」の必要性を指摘した。

沖永良部島に初の冷凍自販機 「博多からあげ響」のもつ鍋セットなど販売(2022.09.09)

 

「ニシムタ沖永良部店」(知名町黒貫)の敷地内にある「博多からあげ響 沖永良部店」の横に8月22日、冷凍自販機「ど冷えもん」が沖永良部島に初めてお目見えした。

沖永良部花き専門農協総会 2170万本、12億1299万円目指す(2022.09.08)

 

沖永良部花き専門農協(組合員125人)の第14回通常総会が7日、和泊町のJAあまみ農協里芋選果場2階会議室であった。2022年度の事業計画など6議案を承認。今期は出荷本数2170万本、販売金額12億1299万円を目指す。

時岡さん(名瀬ルリカケス会)が総合優勝 奄美勢活躍、13人が入賞 民謡民舞九州大会(2022.09.08)

 

「2022年度民謡民舞九州地区大会」(日本民謡協会九州地区大会実行委員会など主催)が3・4日の2日間、熊本県人吉市の人吉スポーツパレスであり、総合優勝には梅宴・青年の部の時岡優里菜さん(名瀬ルリカケス会)が輝いた。奄美勢はこのほか、時岡さんを含む計13人が5部門で入賞を果たすなど活躍した。

カヌー体験、日本の「感動地」に 住用町マングローブ林がアワード(2022.09.07)

 

観光×多様性がテーマの「ジャパントラベルアワード2023」が1日、発表され、日本の新たな「感動地」に、奄美市住用町での体験アクティビティ「マングローブ林でのカヌー体験・動植物散策」が認定された。国立公園特別保護地区でのアクティビティ体験のほか、隣接する重点「道の駅」を含めた受け入れ態勢などが、多様でインクルーシブ(包摂的)な観光地として評価された。

鹿児島発下り便再開 7日各島寄港 食料品優先積み込み(2022.09.07)

 

迷走台風の影響で欠航が続いていた鹿児島本土と奄美の島々、沖縄とを結ぶ定期船の運航がほぼ1週間ぶりに再開された。奄美・沖縄航路、喜界航路、それに貨物船も6日夕から夜にかけ鹿児島港を出港、一部条件付運航もあるが、7日の下り便で奄美の各島に寄港する。島内のスーパーなど小売店に届ける食料品を優先して積み込んでおり、品不足がようやく解消されそうだ。

物価高騰対策で商品券販売 マイナンバーカード所有者には配布 知名町(2022.09.06)

 

知名町は、原油価格や物価の高騰対策として町民に1万円分の商品券を5千円で販売する。さらに、マイナンバーカードの所有者または新規申請者には、商品券1万円分を配布する事業も行う。町内の登録店舗で今月23日から来年1月31日まで利用可能。

国交省のモデル事業採択 「あまみ空き家ラボ」未登記、未相続物件の流通促進(2022.09.06)

 

奄美群島で空き家の利活用などに取り組むNPO法人「あまみ空き家ラボ」(佐藤理江理事長、本所・和泊町)の空き家対策事業がこのほど、国土交通省の「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に採択された。対象となった事業は、土地建物の所有者が不明だったり、未登記の物件など、取引が困難な空き家の流通促進を図るための新たな仕組みづくりを目指す取り組み。補助額は430万円で、不動産登記や相続などに関する普及啓発や空き家活用の実証実験を計画している。

絶滅危惧253種を網羅 山下弘さん著 『奄美大島・徳之島の希少植物』(2022.09.04)

 

奄美の宝である希少植物の調査と保護に全生涯をかけた山下弘さんの集大成『奄美大島・徳之島の希少植物』=写真=が8月、南方新社から発行された。世界自然遺産に登録された奄美の固有種54種を含む、全253種の絶滅危惧種が網羅されている。

台風11号 東シナ海を北上 奄美全域が強風域に 海・空の便欠航相次ぐ(2022.09.04)

 

大型で強い台風11号は3日午後3時現在、石垣島の南東約80㌔にあり、時速15㌔の速さで北に進んでいる。台風は今後、発達しながら東シナ海を北上、奄美地方が暴風域に入る確率は低いが、4日には全域が強風域に入る見込み。和泊町の和泊港では3日午前、高波が防波堤を超え道路まで押し寄せるなど、海上は大しけの状態で、県本土と奄美の各離島を結ぶ海、空の便ともに欠航が相次いだ。

伊仙町、生活応援事業出発式(2022.09.03)

 

伊仙町は、新型コロナウイルス対策の2022年度町生活応援事業の一環として2日、町民1人当たり1万5千円分の商品券配布の「出発式」を行った。同日から「伊仙町生活応援商品券」が、町内全戸に向け随時郵送される。大久保明町長は、「町民の生活支援及び商工業者を含む、町内全体の経済活性化につながる」とし、3年連続となる同事業に期待を寄せた。使用期限は、23年1月31日まで。

貨物船入港 食料品も降ろす 名瀬・佐大熊港 地元市場、地場スーパー取り寄せ対応(2022.09.03)

 

迷走台風11号の影響で奄美・沖縄航路の定期船は欠航が続いている中、2日朝、奄美市名瀬の佐大熊港に貨物船が入港した。鹿児島発の下り便で、積み込んだ貨物量は600~700トン(全体量)。地元市場や地場スーパーなどが取り寄せた青果物、食料品も降ろされた。離島民の生活を支える貴重な物資となりそうだ。

運用に向け協定締結 自動運転技術開発2社と 年明けに公道で実走実験へ 伊仙町(2022.09.02)

 

伊仙町はこのほど、自動運転技術を開発する2社と研究開発に関する連携協定を結んだ。契約期間は3年。運転免許を持たない人も利用できる無人自動運転自動車の開発と町内での運用を視野に実証実験に取り組む。大久保明町長は「革新的な技術開発に協力できて町としても誇らしい。運転できない人も移動に困らない社会を実現したい」と期待した。

奄美・沖縄航路欠航長期化か 迷走台風、北上接近予想で 「一日でも早くも安全第一」(2022.09.02)

 

台風11号は勢力の発達を繰り返しながら沖縄地方の南に位置しているが、この南下から一転して週末・週明けは東シナ海を北上、奄美地方や九州など西日本に接近する予想が出ている。進路が定まらない迷走台風の影響で8月末から続いている鹿児島発の奄美・沖縄航路の欠航は長期化する可能性がある。

「e―サイクル」ツアー提供開始 サンゴの島、さっそうと満喫 喜界町(2022.09.01)

 

喜界町はこのほど、電動アシスト付き自転車「e―サイクル」で、町内の国立公園や観光スポットなどを巡るサイクリングツアーの提供を開始した。ツアーは3コースから選択でき、公認のエコツアーガイドが案内役を務める。担当者らは「隆起サンゴ礁でできた島の特性を生かしたツアー。島の自然、文化、歴史をさっそうと楽しんで」とアピールしている。

海の彼方の神々へ豊作祈願 3年連続無観客で開催 「平瀬マンカイ」(2022.09.01)

 

「3年連続で無観客開催」―。旧暦8月の最初の丙(ひのえ)の日に開催されてきた国の重要無形民俗文化財に指定されている龍郷町の「秋名のアラセツ行事」の一つである「平瀬マンカイ」が8月31日夕、秋名湾西側の海岸で行われ、海の彼方の神々に豊作を祈願した。収束が見えない新型コロナウイルス感染症の影響で今年も秋名・幾里集落住民のみ、観客なしでの開催を余儀なくされた。台風11号の影響が心配され、開始直後に雨に見舞われたが、その後は雨もやみ、開催することができた。