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(2.704)12月 新着情報

21年生産3290反 本場奄美大島紬(2021.12.30)

 

本場奄美大島紬協同組合(牧雅彦理事長)は29日までに、本場奄美大島紬の2021年生産実績をまとめた。検査反数は3290反で前年比95反減。生産額は2億8060万3000円(前年比678万円減)だった。生産反数は4年連続で4千反割れとなったが、減産率は2・81%で前年の7・79%より縮小した。紬協組は「新型コロナウイルスの影響も受ける中、なんとか踏ん張っている状況。引き続き後継者育成、販路拡大に組合員一丸となって取り組んでいく」としている。

さよなら2021 7月26日「世界自然遺産の日」に 登録決定、喜びに沸く(2021.12.30)

 

今年も新型コロナウイルスが全国的に感染拡大、大きな社会問題となった。奄美でも多くの感染者が確認された。国内では落ち着きを見せているものの、世界的な感染拡大は続いており、収束の目途は立っていない。

西古見カフェがオープン 瀬戸内町、集落の住民運営(2021.12.29)

 

瀬戸内町の最西端にある西古見集落に、「西古見カフェ」がオープンした。集落住民で組織した実行委員会が運営し、食事や軽食を提供する。実行委の茂節子区長(77)は「西古見集落で初のカフェ。美しい景観とおいしい食事を楽しんでほしい」と話し、交流や憩いの場としてのカフェの発展を願った。

サイクルツーリズム推進へ 和泊町職員ら沖永良部コース試走(2021.12.29)

 

和泊町役場サイクリングクラブは25日、県などが主体となって検討が進められている奄美群島サイクルツーリズム構築事業の沖永良部島のモデルコース試走を行った。前登志朗町長ら8人が参加し、コースの魅力や改善点などを調査した。

キビ、過去最高2万2711円 21年産農家手取り、712円増(2021.12.28)

 

生産者交付金と原料代で構成する2021年産(21~22年期)サトウキビの生産者手取り価格が27日、決まった。基準糖度13・7度の1トン当たり価格は前期比712円増の2万2711円。手取り価格の算定方法が現行方式となった07年産以降、最も高かった10年産(2万2292円)を419円上回り、過去最高となった。

東京発信 #アマクロ守ろう 私立昭和小学校 エコバッグ製作、配布へ 活動資金の支援募る(2021.12.28)

 

奄美大島に生息するアマミノクロウサギの交通事故死をなくそうと、東京都の小学生たちが啓発プロジェクトを展開している。アマミノクロウサギを描いたエコバッグを製作し、奄美大島へ寄付する計画。クラウドファンディング(CF)で公開し、資金支援を募っている。学校の担当教諭が奄美大島を訪れ、関係機関などへ活動を広報している。

環境守れる大人に」 東郷さん(手々小5年)かごしまこども環境大臣任命式(2021.12.28)

 

第16期かごしまこども環境大臣の任命式・環境サミットが27日、県庁であった。県内の小中学生9人が大臣に選ばれ、奄美関係では手々小(徳之島町)5年の東郷千広さん=写真=が選ばれた。

 

空き家問題で講演会 根瀬部町内会、移住定住対策に(2021.12.27)

 

奄美市名瀬の根瀬部町内会(大海昌平区長、80世帯)は26日、根瀬部公民館で空き家に関する講演会を開いた。奄美大島、徳之島、沖永良部島で空き家対策に取り組むNPO法人「あまみ空き家ラボ」理事長の佐藤理江さんが講師を務め、移住定住対策における空き家需要について講話。住民ら約40人が聴講し、数年後に空き家増加が見込まれる集落の将来について考えた。

「九州最大」の滝眺める催し 奄美市名瀬小湊(2021.12.27)

 

奄美市名瀬小湊地内の太平洋に面した断崖にあり、市が「九州最大とみられる」と発表した落差181㍍の滝を眺めるイベントが26日、小湊町内会主催で開かれた。市「地域の『元気』『魅力』づくり応援事業」の一環で、近隣集落内外から約100人が参加。切り立つ岩壁と巨大な滝を海上の船から眺め、普段の生活では見ることができない雄大な自然景観に歓声を上げた。

ウービキ作業始まる 知名町の沖永良部芭蕉布工房 「来年は良い年に」(2021.12.26)

 

知名町下城の芭蕉布工房で「ウービキ」の作業が始まっている。

 イトバショウの繊維に付着した不純物を取り除く作業。竹ばさみで繊維を挟み、数回しごいていく。

日本復帰から68年 泉芳朗胸像に献花、偉業偲ぶ おがみ山で市民のつどい(2021.12.26)

 

奄美群島の日本復帰(1953年)から68年となる25日、奄美市名瀬のおがみ山公園復帰記念広場で「日本復帰市民のつどい」が開かれた。市民ら約40人が参加、復帰運動の中心となった泉芳朗の胸像に献花。記念碑の前で、「日本復帰の歌」を斉唱。断食や署名活動など非暴力による運動で復帰を成し遂げた先人の苦難に思いをはせ、その偉業を偲んだ。

奄振微増の198億円 22年度当初予算案 奄振交付金29億3千万円計上(2021.12.25)

 

政府は24日、2022年度当初予算を閣議決定した。奄美群島振興開発関係予算決定額(国費ベース)は公共、非公共を合わせて198億3400万円で、1・6%増(21年度当初比)となった。公共事業は約2%増の174億4500万円。奄美群島振興交付金を含む非公共事業は、補正を合わせると29億3000万円を計上した。

サンタ姿でサプライズ! 秋名さねん花の会 子どもや高齢者に(2021.12.25)

 

龍郷町の秋名見守り隊「さねん花の会」(山田真砂子会長、30人)はクリスマスイヴの24日、集落の子どもや高齢者にクリスマスプレゼントを届ける「サプライズ作戦」を実施した。おいしいケーキやチキンを車に乗せたサンタ姿のメンバーらは、集落の学校や保育所、高齢者宅を突然訪問。「メリークリスマス」と贈り物を手渡し、子どもや高齢者たちを驚かせた。

徳之島地域「赤土新ばれいしょ『春一番』」連絡協 「堅調相場」維持に期待(2021.12.24)

 

「かごしまブランド」認定団体などで構成する「徳之島地域赤土新ばれいしょ『春一番』」連絡協議会(満宏樹会長)の第7回総会が23日、JAあまみ徳之島事業本部(徳之島町)であった。他産地の大幅減産・品不足を背景に2021年度産は高価格取り引きを予想。主要消費地への3町長らトップセールスを復活、3町合同「出発式」は1月29日に計画。生産性向上と品質管理、課題のJA共販推進も確認した。

井藤さん(神之嶺小3年)が全国入賞 「歯・口の健康」図画・ポスターコン(2021.12.24)

 

公益社団法人日本学校歯科医会主催の2021年度「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」審査会がこのほどあった。鹿児島県代表で出品された徳之島町立神之嶺小学校3年生の井藤梨夏(りなつ)さん(9)の作品が入賞(佳作)を果たした。全国入賞に本人をはじめ学校側も白い歯を輝かせた。

地元産の花を飾り生産者応援 県園振協大島支部 空港など公共的施設彩る(2021.12.23)

 

新型コロナウイルスの感染拡大で需要や価格が低迷する地元産の花の消費を喚起し、生産者を応援しようと、奄美市笠利町の奄美空港など市内3カ所の公共的施設に花飾りが飾られた。訪れた利用者らは華やかなフラワーアレンジメントの展示に足を止め、彩る花に心を癒していた。

奄美大島ウミガメ調査結果 産卵数 過去10年で最少 イノシシ採食行動、恒常化か(2021.12.23)

 

奄美海洋生物研究会(興克樹会長)は22日、2021年度奄美大島におけるウミガメ上陸・産卵、リュウキュウイノシシによるウミガメ卵採食状況調査結果をまとめ公表した。産卵回数は前年比59・7%と減少、過去10年間で最少となった。リュウキュウイノシシによる卵の食害は減少したものの、採食行動の恒常化の可能性が出ている。

冬のコスモス満開 見頃、今週末ごろまで 龍郷町浦(2021.12.22)

 

龍郷町浦の農道沿いの畑でコスモスが満開を迎えている。色鮮やかな花が一面に咲き誇り、通行人の目を楽しませている=写真。花好きな母のために農家の作田大地さん(24)が昨年から栽培を始めた。品種はセンセーション。10月に種を撒き、12月上旬から花が咲き始めた。満開は今週末ごろまで楽しめる。約40㌃の花畑には白や紫、ピンクなど色とりどりのコスモスが風に揺られ、辺りの風景を華やかに彩っている。

県高校揮毫大会 大島、古仁屋、沖永良部からも参加(2021.12.22)

 

第32回鹿児島県高校揮毫(きごう)大会が20日、鹿児島市の西原商会アリーナであった。県内の54校420人、奄美からも大島、古仁屋、沖永良部の書道部員が参加し、日頃の練習の成果を競った。

竿さん(下平川小5年)に最優秀賞 「住みよい地球」全国作文コン(2021.12.21)

 

知名町の下平川小5年の竿はなさん(11)がこのほど、「住みよい地球」全国小学生作文コンクール2021(岩谷産業主催)で、最高賞の最優秀賞(低学年、高学年各1点)を受賞した。2017年の夏休みから家族で沖永良部島各地の海岸のごみ拾いをしていることを題材にした竿さんは「受賞できてうれしい。海の生き物が自由に暮らし、私たちも浜ではだしで遊べるようにごみ拾いを続けていきたい」と喜びを語った。

民謡民舞全国大会 前山さん5位、平田さん6位 各部門で奄美勢大健闘(2021.12.21)

 

民謡日本一を競う「2021年度民謡民舞全国大会」(公益財団法人日本民謡協会主催)が16日から19日まで、品川区の総合区民会館・きゅりあんで開催された。同大会最上位部門の内閣総理大臣杯争奪戦に出場した前山真吾さんが5位に、平田まりなさんが6位を獲得。ほか各部門で奄美勢は入賞を果たした。

グリスロ学ぶ講演会 小さな低速電動車が変える 「奄美にあう乗り物」 宇検村(2021.12.19)

 

あまみ大島観光物産連盟が主催のカート型低速電動自動車「グリーンスローモビリティ」(以下グリスロ)を学ぶ講演会が18日、宇検村生涯学習センター「元気が出る館」であった。東京大学公共政策大学院交通・観光ユニットの三重野真代特任准教授が「小さな低速電動車が地域と公共交通を変える」と題し講演。観光、行政の関係者など約30人が聴講。グリスロの定義、事業化、観光活用事例などからその可能性を学んだ。

「コウシャマン」新産業へ 大和村戸円の農園 東京農大教授招き勉強会(2021.12.19)

 

奄美に馴染みの「コウシャマン(山芋)」を、将来的に新産業として確立するための勉強会が18日、大和村戸円・福本建設㈱(福本剛敏代表取締役)の管理する農園と同事務所であった。産業として展開するには、奄美在来の赤山芋の特性を生かすと同時に、新品種の可能性を探ることが必要で、事業の方向性とビジョン作りが重要とした。

運航費の補助申請へ 県離島航空路線協(2021.12.18)

 

奄美群島12市町村の首長や航空会社などで構成する県奄美地域離島航空路線協議会(会長・房村正博地域政策総括監、委員17人)が17日、鹿児島市の県庁であった。2022年度の運航費補助路線について、今年度と同じく喜界―奄美、徳之島―奄美、沖永良部―徳之島、与論―奄美の4路線とするよう国に申請することを決めた。

大和村カレンダー完成 希少動物や絶景写真を掲載(2021.12.18)

 

大和村の2022年カレンダー=写真=がこのほど完成した。奄美大島や徳之島などの世界自然遺産登録の祝いを込めて、地元の写真家、浜田太さんが村内で撮影したアマミノクロウサギなどの希少動物や「満点の星空とマテリヤの滝」など絶景の写真で構成した。写真を通して大和村の豊かな自然を感じられるカレンダー。村内全戸に配布し、1冊1000円で販売も行っている。

ごみの無い美しい景観へ ホノホシ海岸で清掃作業(2021.12.17)

 

あまみ大島観光物産連盟、奄美群島観光物産協会、奄美大島観光協会の3団体は16日、瀬戸内町のホノホシ海岸で清掃作業を実施した。観光に携わる事業者や市町村の行政担当者ら65人が参加し、海岸の漂着ごみなどを回収した。

「西郷隆盛生誕祭」 塩田知事らを迎えて 「鹿児島おはら」を奉納(2021.12.17)

 

台東区上野公園の西郷隆盛像前で、このほど「西郷隆盛生誕祭」がにぎやかに開催された。青天の下、同生誕祭の発起人や関係者らが参加。式次第に沿って偉業を新たにするとともに、再会を誓い合っていた。

 

沖高エイサー部が6連覇 高校総文祭県予選、奄美初開催 郷土芸能専門部大会(2021.12.16)

 

2022年度の「第46回全国高等学校総合文化祭東京大会」出場校選考を兼ねた「第16回県高等学校文化連盟郷土芸能専門部発表大会」(実行委員会主催)が14日、奄美市名瀬の奄美文化センターで開催された。奄美群島での開催は初。伝承芸能、和太鼓の2部門で、県内9校の生徒約90人が勇壮な演舞、演奏を披露した。伝承芸能部門は沖永良部高校エイサー部が6年連続8回目、和太鼓部門は鹿屋農業高校和太鼓部が2年連続8回目の最優秀賞。両校は全国総文祭の県代表出場校に推薦される。

花火大会で町の活性化願う 知名町(2021.12.14)

 

知名町商工会青年部主催の「冬の花火大会」が11日、知名漁港であった。町内経済活性化のきっかけにしたいと企画。約2000発の大輪の花が夜空を彩った。

長谷川千代子さん(知名町)入賞 全国伝統的工芸品公募展 芭蕉布で帽子制作(2021.12.14)

 

2021年度全国伝統的工芸品公募展(伝統的工芸品産業振興協会主催)で、知名町下城の沖永良部芭蕉布工房代表、長谷川千代子さん(82)が制作した帽子「キャプリーヌ」がバイヤー賞を受賞した。

沖永良部音楽コン 武田賞に前田悠羽さん(知名中1年)(2021.12.13)

 

第38回沖永良部音楽コンクール(主催 和泊、知名両町文化協会)が12日、和泊町あかね文化ホールであった。新設されたソロ部門を含む4部門に小学生から高校生までの34個人2団体が出場し、練習の成果を披露した。

伝統の「純黒糖」製造本格化  徳之島、製糖シーズン到来告げる(2021.12.12)

 

伝統の「さたやどり」(黒糖製造小屋)方式の黒糖生産にこだわり半世紀余―。徳之島・伊仙町犬田布の県道沿いにある「徳南製糖工場」(南郷秀一代表)では、サトウキビの圧搾汁を煮詰め職人技で仕上げる「純黒糖」の製造が本格化している。白い湯気と独特の甘い芳香を漂わせ、往来のドライバーたちにも製糖シーズンの到来を告げている。

日露戦争の従軍日記見つかる 知名町大津勘の大納さん「残っていたことに驚き」(2021.12.12)

 

知名町でこのほど、日露戦争の従軍日記が見つかった。召集令状が届いてから従軍までの過程や戦時下の島民の意識を知ることができる。

日誌を書いたのは、知名町大津勘の大納宮継(みやつぐ)さん。表紙に「征露日記」と書かれている。今年6月、大納さんのひ孫にあたる忠人さん(61)が家に残っていた日記を解読してほしいと、同町中央公民館職員で沖永良部の歴史に詳しい前利潔さんに提供した。

イルミネーションともる 幻想的光景、今年も 龍郷町のとおしめ公園(2021.12.11)

龍郷町役場前のとおしめ公園のイルミネーションが今年もともり、町の子どもたちや、通行するドライバーの目を楽しませている。

クリスマスシーズンの風物詩。同町役場職員らが町を明るく、元気にしようと毎年実施している。10日は午後2時からイルミネーションの飾り付け作業を行い、日暮れとともにライトアップ。辺りは幻想的な光景に包まれた。

地域の働き手確保へ  沖永良部・与論地区(2021.12.11)

 

「沖永良部・与論地区人財確保・育成推進協議会」(座長・印南百合子県大島支庁長)の初会合が8日、和泊町の県沖永良部事務所であった。オンライン参加も含め官民の関係者21人が参加。同地区の雇用環境やその改善へ向けた取り組み、課題について情報を共有した。

 

「奄美のためパイロットに」 奄美市出身の立山さん(鹿大4年)(2021.12.10)

 

国立大学法人鹿児島大学、日本エアコミューター(JAC)、日本航空(JAL)が今年から実施している地域密着型パイロット人材創出プログラムの1期生として、鹿児島大学工学部機械工学科4年の立山陸さん(22)=奄美市名瀬出身=が選ばれた。大学卒業後、研修生として2年間航空技術を学ぶ立山さんは「奄美の人たちの暮らしを支えるパイロットになるため、しっかりと勉強したい」と意欲を述べた。

ザトウクジラ今季初確認 笠利湾内でダイバー発見 奄美大島(2021.12.10)

 

冬季に奄美近海に来遊するザトウクジラが7日、奄美大島の笠利湾で今季初めて確認された。沿岸では近年、ホエールウオッチングを楽しむ人が増えており、奄美クジラ・イルカ協会の興克樹会長は「多くの人を魅了する生き物。陸からも見られるので、高台から海を眺めてみて」と話した。

奄美に新しい形の本屋を 奄美市のシェア本屋(2021.12.09)

 

個人(ブックオーナー)が本棚を共有して経営するシェア本屋「AMAMI.MUJIN」(奄美市名瀬末広町、木村麻里代表)は5日、来春に開催予定の展示会に先立ち、ワークショップ「空飛ぶ本屋×AMAMI 奄美の新しい本屋を考えよう!」を奄美市名瀬の市民交流センターで開いた。午前と午後の部にブックオーナーら約35人が参加。従来の枠組みにとらわれない着想から本屋の可能性を掘り下げた。

自由に描く楽しさ体感 絵本作家とワークショップ 龍郷町の赤徳小中(2021.12.09)

 

龍郷町の赤徳小中学校(土岐邦寿校長、児童生徒138人)は8日、同町在住の画家・絵本作家ミロコマチコさん(40)を招いて、「でっかい海をつくろう」と題したワークショップを開いた。小学1~3年生48人が対象。子どもたちは約10メートルの白い紙に下絵された巨大なクジラに思い思いの色を重ね、自由に描く楽しさを体感した。

2022年カレンダー制作 「来年は明るい1年に」 知名町瀬利覚ファングル塾(2021.12.07)

 

知名町瀬利覚字で活動するNPO「名水のむらジッキョ、自立・創造委員会」(ファングル塾)がこのほど、2022年のカレンダーを制作した。全部で360部作り、字出身の島外(千葉と神戸)在住者に110部を送り、250部は字の全戸に配布する。

ホエールW事業確立へシンポ ルールづくりなど提起 奄美クジラ・イルカ協(2021.12.07)

 

奄美大島・徳之島でのホエールウォッチング事業確立に向けた調査・研究の10年を振り返り、次の10年を考えるシンポジウム「奄美のクジラ・イルカ2021―創造する未来」が5日、奄美市名瀬の市民交流センターであった。基調講演した鯨類学の研究者は、先進地である小笠原諸島などを例に「新たな調査やツアーはクジラへの行動変化をもたらし生息環境を壊す恐れがある。予防原則で行動すべき」と指摘。ツアーごとに改善を繰り返し、ガイドの質向上、適正なルールをつくるよう提起した。

前年同の1万6860円 キビ22年産生産者交付金単価(2021.12.06)

 

農水省は5日までに、来期収穫の2022年産(22│23年期)サトウキビの生産者交付金単価を、前年産と同額の1トン当たり1万6860円に据え置くことを決めた。基準糖度帯(13・1度~14・3度)も現行を維持する。

徳之島「宝ランド祭り」 「世界の宝を守る島人宣言」も(2021.12.06)

 

住民主導の世界自然遺産登録記念イベント「宝(ほう)ランド祭り」(同実行委員会主催)が5日、観客約1500人を迎えて徳之島なくさみ館(伊仙町)であった。関係機関代表らの祝辞や専門家の講話も交え、老若男女の島民代表らが「世界の宝を守る島人(しまんちゅう)宣言」。創作ダンスや歌謡ショーで楽しませながら祝い合った。

農作業の省力化など期待 ドローン導入、町も支援 初の女性合格者も誕生 喜界町(2021.12.05)

 

喜界町では、ドローンを農業に活用しようと導入を検討する農家が増えている。害虫対策への利用など農作業の省力化や効率化に向け、町も積極的に農家をサポートする姿勢だ。

「津之輝」収穫開始 人気かんきつ、お歳暮需要取り込む 住用・元井農園(2021.12.05)

 

年内で収穫できる新かんきつ「津之輝=つのかがやき=」の収穫が4日、奄美市住用町の元井農園で始まった。柔軟多汁の果肉はゼリーのような「つぶつぶ感」が特徴。同園では直接消費者に届ける直販に取り組んでいるが、お歳暮需要を取り込み既に注文を打ち切るほどの人気となっている。

「あんまぁ~ず」が総理大臣表彰 出産・子育て応援に尽力 与論町(2021.12.04)

与論町のNPO法人「よろん出産子育て応援隊あんまぁ~ず」はこのほど、子育て支援の活動で顕著な功績があったとして、内閣府の「2021年度子供と家族・若者応援団表彰」の子育て・家族支援部門の内閣総理大臣表彰を県内の団体で初受賞した。同法人の内野正世理事長(41)は「受賞は協力者のおかげ。これからも子育てしやすい与論島になるように活動を続けたい」と喜びを語った。

成人式、来年1月に開催 ワクチン接種、PCRなど条件も 奄美大島5市町村(2021.12.04)

 

奄美大島5市町村は3日、2022年の成人式を来年1月に行うと発表した。日程は、奄美市(名瀬、住用、笠利地区)、龍郷町が1月3日で、大和村、宇検村、瀬戸内町が翌日の4日。2年ぶりの開催で、自治体によっては出席にワクチン接種やPCR陰性の証明書提出を求めるなど、感染対策を強化する。

コーヒーの支援継続 AGF社長が農園視察 「国産は大きな夢」(2021.12.03)

 

伊仙町などと協力して徳之島でコーヒー豆の生産プロジェクトを進める味の素AGF㈱の竹内秀樹社長(60)が2日、来島し、同町内2カ所の栽培ほ場を視察した。竹内社長は「地元生産者のおかげで計画は着実に進んでいる。社としても国産コーヒーの生産は大きな夢。増産を目指し今後も支援したい」と語った。

親子でぺったんぺったん 校内に〝師走の音〟響く 龍郷町秋名小(2021.12.03)

 

「親子一緒にもちつき楽しむ。校内に〝師走の音〟響く」―。龍郷町立秋名小学校(平田郁夫校長、児童22人)で2日、「もちつき」があり、親子でもちつきを楽しんだほか、つきたてのもちを「あんこもち」「きなこもち」にして食べ、思い出に残る行事となった。

 

群島内でトップ南栄糖業が操業開始 8期連続の年内操業 無事故願う(2021.12.02)

 

群島内大型製糖工場のトップを切り、南栄糖業(株)(武吉治社長)の2021/22年期の操業が1日、始まった。今期の搬入量見込みは、8万7707トン(前期実績9万7458トン)で、町別で和泊町3万7065トン、知名町が5万642トン。年内操業は8期連続。

朝山市長が退任 豪雨災害対応や世界自然遺産実現(2021.12.01)

 

奄美市長を3期12年務めた朝山毅氏(74)の退任セレモニーが、任期満了を迎えた30日、市役所玄関で行われた。職員や同級生などから花束を贈られた朝山氏は、職員や多くの市民に見送られ市役所を後にした。

今井氏、無投票再選 12年ぶり2期目「持続可能な町へ」 知名町長選(2021.12.01)

 

任期満了に伴う知名町長選挙は30日、告示された。現職の今井力夫氏(64)=無所属、同町田皆=以外に立候補の届け出はなく、無投票で2期目の当選が決まった。町長選の無投票当選は2009年以来12年ぶり。今井氏は「二酸化炭素をなるべく出さない町づくりをして、良い環境を次の世代に渡してこそ子や孫が誇れる持続可能な町になる」と決意を新たにした。