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(2688) 2021年8月

自宅療養者の対応共有 奄美大島と喜界島の医療・介護従事者(2021.08.31)

 

新型コロナウイルスの感染が奄美群島内でも広がる中、自宅療養者への適切な対応について関係機関が情報共有する合同会議が25日、オンラインで開催された。奄美大島と喜界島の医療・介護従事者や行政職員ら約150人が参加。自宅療養者宅へ訪問する際の注意点や症状悪化時の対応方法など具体的な手順を確認し、協力体制づくりに向けて意見交換した。

資格取得し民泊カフェ建設 崎原ビーチ沿い 長年の夢、実現(2021.08.31)

 

奄美市笠利町在住の川越常充さん(43)が2年4カ月かけ崎原ビーチ沿いに手造り「丸太ログ風住宅」の民泊カフェを建てた。2019年5月に基礎工事からスタート。宮崎県産の飫肥杉=おびすぎ=を購入。一からひとりで始めた。民泊カフェ(仮称)「ECCOLO」イタリア語で、『どうぞ』の意味という。9月完成、オープンを目指す。

収穫喜び、脱穀作業 瀬戸内町・油井小中学校(2021.08.30)

 

瀬戸内町の油井小中学校(迫田智志校長、児童2人、生徒5人)で29日、児童生徒が育てたもち米の脱穀作業があった。地域住民の指導の下、昔ながらの足踏み脱穀機で稲を「もみ」と「わら」に分けた。わらは例年、県の無形文化財「油井の豊年踊り」で使用している。新型コロナウイルスの影響で2年連続の中止となったが、参加者は収穫の喜びと感染症収束への願いを胸に作業に取り組んだ。

写真随想「いのちは誘う」ルーツの島に熱い思い 徳之島2世の写真家・宮本氏(2021.08.30)

 

ルーツの島を包み込んだ「徳之島アートプロジェクト2014」を企画運営した徳之島2世の写真家宮本隆司氏(東京都)が、写真随想『いのちは誘う』(平凡社)=写真=をこのほど出版した。ピンホール・カメラなども通した原初の闇と光の芸術など思いと、古代日本の風俗が色濃く残るルーツの島への熱い感慨をつづっている。

 

アマミノクロウサギ研究飼育施設 24年度オープン目指し計画進行中(2021.08.29)

 

大和村は「アマミノクロウサギ研究飼育施設(仮称)」の設置計画を進めている。交通事故などでけがを負った国の特別天然記念物アマミノクロウサギの治療やリハビリ、展示の機能を担う施設で、同村思勝の「まほろば水と森公園」内敷地に建設する。現在、建築や展示の詳細を検討中で、2024年度のオープンを目指す。

米統治下の奄美に触れ注目 中島京子著・小説「やさしい猫」(2021.08.29)

 

作家中島京子さんの著書「やさしい猫」が19日、中央公論新社から出版された=写真。大きな事件に見舞われた家族を描く長編小説で、奄美にルーツを持つ弁護士が登場。戦後、米軍統治下にあった奄美の歴史にも触れ、奄美関係者の間で話題を呼んでいる

龍郷町ファミサポ 利用会員登録は68人に増加(2021.08.27)

 

「地域での子育て支援、徐々に理解を得て体制充実」―。昨年4月1日から運営開始した「龍郷町ファミリー・サポート・センター」では、今年8月25日現在の利用会員(育児・家事の援助を受けたい人)登録人数は68人に増えている。一方、サポート会員(育児・家事の援助を行いたい人)登録人数は45人となっている。利用会員、サポート会員の両方に登録している「相互会員」が3人いる。センター開設から約1年5カ月が経過した。今年3月からアドバイザーを1人体制から2人体制とし、情報発信方法を充実し、会員家族らの交流会なども企画してきた。

空から自然楽しんで 奄美市の会社がヘリ事業参入(2021.08.27)

 

奄美市名瀬のGrowth Base(崎原大輔代表取締役)は21日、ヘリコプターによる遊覧、チャーター飛行事業を開始した。現在、龍郷町芦徳のホテル「ネイティブシー奄美」を拠点に、瀬戸内町蘇刈のホテル「THE SCENE」や奄美空港、徳之島空港を離着陸場として事業を展開。今後は離着陸場をさらに増やし、新たなインフラの創造を目指す。

 

世界自然遺産の日制定へ 登録決定した「7月26日」(2021.08.26)

 

奄美市など奄美大島の5市町村は、7月26日に開催された世界遺産委員会で、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されたことから、同日を「奄美・沖縄世界自然遺産の日」に制定することにしている。同市を含む奄美大島5市町村は、9月開会の各市町村議会に世界自然遺産の日に関する条例案を諮り、制定を目指すことにしている。また、徳之島や沖縄県の関係町村などとも連携、記念日制定による世界自然遺産の普及啓発や自然保護への取り組みなどを推進したい考えだ。

 

朝日中吹奏楽部、全国へ 最少、部員14人が快挙 九州吹奏楽コンで金賞 「明るさの賜物」(2021.08.26)

 

奄美市名瀬の朝日中学校吹奏楽部(橋口通顧問)が、第66回九州吹奏楽コンクール(九州吹奏楽連盟など主催)の中学校の部で金賞に輝き、上位4校が手にする全国大会への切符を獲得した。奄美群島の中学校では44年ぶり。史上最少ともいわれる14人、少人数での出場権獲得は前代未聞の快挙で、3年生の平野愛海部長は「全員が落ち着いて楽しむことを一番に自分らしさが出せた。信じられなくて夢の中にいる感じ」と喜んだ。

カウアイ島の幼い願い10年ぶり徳之島・喜念浜へ(2021.08.25)

 

2011年6月、ハワイ諸島・カウアイ島の当時小学生が流した「ボトルメッセージ」が、伊仙町喜念浜海岸に漂着しているのを住民らが発見した。広大な太平洋を10年間も漂った果てに、奇跡的に人の目に届いた“幼い願い”。熱心なSNS探索で学校を探し当て、カウアイ島では「エキサイティングだ」と驚嘆している。

 

入札延期や住民説明を 護岸工事で県、町へ要望書 瀬戸内町嘉徳住民ら(2021.08.24)

 

瀬戸内町嘉徳の住民らは23日、県大島支庁瀬戸内事務所と同町役場を訪れ、県が同町嘉徳海岸で計画している浸食対策工事の入札などについて、入札延期や住民説明などを求める要望書を塩田康一知事、鎌田愛人瀬戸内町長宛てに提出した。

奄美市本庁舎9月1日グランドオープン 市民広場と立体駐車場の供用開始(2021.08.24)

 

奄美市が整備を進めてきた市役所庁舎前の市民広場と立体駐車場の整備が完了したことから、9月1日に本庁舎全体の供用が開始される。同日午前7時45分から記念式典があり、市民広場とつながる2階正面玄関前で朝山毅市長らがテープカットを行う。当初、市民広場を利用したミニコンサートなども企画していたが、新型コロナウイルス感染感染の影響から中止となった。2014年の基本構想策定から約7年がかりの工事が完了、すべての庁舎部分が供用開始されることになる。

知名新庁舎、建設場所を変更 町長「100年利用も想定」(2021.08.23)

 

知名町は22日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなで新庁舎建設の住民説明会を開いた。昨年11月に開催した説明会後、建設予定地や工期などが変更となったため、その経緯と現在の計画を説明。町民は会場やインターネット放送で視聴した。

農作業中の事故で右腕失う 知名町の西文男さん 議員活動思いさらに強く(2021.08.23)

 

今年3月、農作業中の事故で右腕を失った知名町議会議員の西文男さん(58)。事故から3カ月後、同町議会6月定例会一般質問の冒頭で事故内容と自分の負ったけがを報告し、事故のない町の実現を町民に呼び掛けた。西さんに事故発生時の状況や現在の生活について聞いた。

イセエビ漁が解禁 水揚げ初日は94・5㌔(2021.08.22)

 

奄美群島で21日、イセエビ漁が解禁された。奄美市名瀬の名瀬漁業協同組合(満林春男組合長)では、早朝から水揚げされた赤エビ(カノコイセエビ)や青エビ(シマイセエビ)が並び、仲買人が競り落とす風景が見られた。初日の水揚げ量は前年比9㌔減の94・5㌔(赤エビ32・5㌔、青エビ62㌔)で、3年ぶりに100㌔台を割り込んだ。

楽しみながら海ごみ考える 沖永良部でビンゴビーチクリーン(2021.08.22)

 

「海ごみdeビンゴビーチクリーン」は21日、知名町の沖泊海浜公園であった。午前と午後の2回行い、未就学児│一般計32人が参加。ビンゴゲームを楽しみながら海洋ごみを拾い、種類や量を調査。海洋ごみへの理解を深めた。

旧盆入り 先祖お迎え 永田墓地 提灯や花携え(2021.08.21)

 

旧暦7月13日にあたる20日は旧盆の迎えの日。各地で提灯や花を携えた墓参客の姿が見られた。

和泊町社協がボランティア認定証授与 町内第一号に 国頭小2年・中村謙斗くん(2021.08.21)

 

和泊町社会福祉協議会(前幸貴会長)は20日、同町立国頭小学校2年の中村謙斗くん(8)に「児童・生徒ふれあいボランティア活動事業」認定証を授与した。定期的に通学路のごみ拾いをしたことが評価された。

オープン10周年パネル展開催 和泊町西郷南洲記念館 10月17日まで(2021.08.20)

 

和泊町西郷南洲記念館の開館10周年パネル展(同館、和泊西郷南洲顕彰会主催)が18日から、同館研修交流室で始まった。特別展示では、開館当初から交流のある荘内南洲会(山形県酒田市)の活動とそこが所蔵する西郷隆盛の遺品を写真で紹介している。入場料は無料。展示期間は10月17日まで。

登録後初「徳之島部会」世界自然遺産“宿題”着実推進 来年末レポート提出へ(2021.08.19)

 

2021年度「奄美大島、徳之島、沖縄島および西表島世界自然遺産地域連絡会議」の第1回徳之島部会と、同「奄美群島世界自然遺産地域保全・活用検討会」の第1回徳之島自然利用部会(いずれも県主催)が18日、オンラインで併催。登録に伴うアマミノクロウサギなど絶滅危惧種ロードキル(交通事故死)対策を含む世界自然遺産委員会の要請事項“宿題”の着実な推進。来年12月のレポート提出方針案など確認した。

 

担い手の確保へ 知名町 認定農業者連絡協総会(2021.08.19)

 

2021年度知名町認定農業者連絡協議会(同協議会主催)の総会が17日、同町あしびの郷・ちなであった。今年度の活動計画を承認。認定農業者の確保育成や経営改善に向けた取り組みを推進する。

おさかな祭り初開催 まほろば大和漁業集落(2021.08.17)

 

まほろば大和漁業集落(郁武久代表)主催の「おさかな祭り」が15日、大和村津名久の奄美漁業協同組合大和支所前であった。魚食普及などを目的に初開催。新鮮な海の幸がずらりと並んで人気を集めたほか、赤ウルメのつかみ取りもあり、参加した子どもたちが大はしゃぎで楽しいひとときを過ごしていた。

墓前で一重一瓶囲む 沖永良部島で送り盆(2021.08.17)

月遅れ盆が定着している沖永良部島は15日が送り盆。島内一部の集落では、各家が墓所に集まり、一重一瓶を囲んで先祖の霊を慰め、送る昔ながらの風景が見られた。

貴重な「空襲日記帳」発見 終戦時18歳の中馬さんが記録 知名町久志検(2021.08.16)

 

知名町久志検集落の民家でこのほど、太平洋戦争中と戦後に記した日記を書き写したノートが見つかった。終戦時18歳だった中馬ツル子さん(故人)が、戦時中に沖永良部島上空に飛来した米軍機の様子や空襲による被害状況などを記録しており、ノートには「空襲日記帳」のタイトルが付いている。

住民らが先祖供養 知名町屋子母でお盆会(2021.08.14)

 

知名町屋子母集落の住民ら25人が13日、同集落公民館でお盆会を開いた。参加者は、位牌を前に手を合わせ、故人を偲んだ。同集落では、初盆の家を住民らが回って供養する風習があったが、高齢者が増えたことなどが理由で廃止した。それに代わるものとして、昨年からお盆会を開催している。

新型コロナで苦しむ飲食店応援歌に 「奄美・屋仁川物語」 15日にCD発売開始(2021.08.14)

 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、厳しい経営を強いられている奄美大島最大の歓楽街「屋仁川通り」を応援しようと、奄美市の㈱セントラル楽器は、同通りをイメージした歌謡曲など9曲(カラオケバージョン入り全18曲)を収録したCD「奄美・屋仁川物語」を15日から発売開始する=写真=。税込み価格2千円で、売り上げの一部は、奄美の自然保護活動に寄付される。

東京パラ2020へ県庁で採火式(2021.08.13)

 

東京2020パラリンピック開催に向けた県の聖火フェスティバル(実行委員会主催)が12日始まり、鹿児島市の県庁で同日、聖火の採火式があった。種子島火縄銃保存会が火打ち石で採火し、塩田康一知事が種火用のランタンに着火。聖火は分火され、13日から15日までの3日間、「聖火ビジット」として県内16カ所の障がい者施設を訪問する。奄美群島では、13日に奄美市名瀬の「愛の浜園」を訪れる。

喜禎さん(喜界中)に優秀賞 四位さん(赤徳中)は優良賞 少年の主張県大会(2021.08.12)

 

第43回少年の主張鹿児島県大会(県、県青少年育成県民会議など主催)は8日、鹿児島市の県青少年会館であった。1次審査を通過した県内の中学生10人がそれぞれのテーマに沿って発表。奄美からは「私たちの未来のために」と題して発表した喜界町立喜界中学校3年の喜禎あさひさんが優秀賞、「普通のランドセル」と題して発表した龍郷町立赤徳中学校1年の四位碧杜さんが優良賞を受賞した。

「沖永良部民謡集」復刻版CD完成 50年前の音源託される 「島の民謡残したい」(2021.08.12)

 

50年前に発売されたレコード「沖永良部民謡集」の復刻版CDが完成した。音源となるマスターテープを譲り受けた和泊町瀬名在住の山内誠一郎さん(69)が自主制作した。11日に販売開始。2枚組で全23曲入り、価格は3300円(税込み)。問い合わせは、山内さんまで。電話090―2505―4172。

キャンピングカーが人気 来島者にレンタル事業好調 コロナ禍、3密避け自然満喫 龍郷町(2021.08.11)

 

「移動」と「宿泊」を兼ねたキャンピングカーでの観光が、奄美大島で人気だ。車両のレンタルを手掛けるのは龍郷町赤尾木の「わいてぃ~奄美」(碇山裕志郎代表)。新型コロナウイルスの影響で街中を避けたいという心理や、奄美・沖縄の世界自然遺産登録を追い風に、特に大島南部での滞在に利用されているという。碇山さん(58)は「奄美の豊かな自然をより身近に感じることができる。地元の人にもぜひ体験してもらいたい」と話した。

切り花出荷ピーク 盆向け、量・額とも増見込む 沖永良部島(2021.08.11)

 

お盆を前に、沖永良部島では仏壇などに供える切り花の出荷がピークを迎えている。10日は、沖永良部花き専門農業協同組合から関東や関西、九州、東北の市場へ向け、スプレーギクなど約10万本を発送。島内のほ場では旧盆の出荷に向け、収穫作業に汗を流す農家の姿も見られた。

アマミノクロウサギ施設 多機能型へ計画着々 大和村(2021.08.10)

 

世界自然遺産に登録された奄美大島で、「アマミノクロウサギ研究飼育施設(仮称)」の設置計画が進んでいる。交通事故などでけがをした国の特別天然記念物アマミノクロウサギを保護し、治療と十分なリハビリを行う施設として大和村が同村思勝に整備する。村は来場者向けのクロウサギに特化した展示を充実させるほか、農林水産物や集落での体験メニューといった観光情報の発信機能も備えた多機能型施設を目指しており、2024年度の運用開始を見込む。

ワクワク お泊り図書館 夜のお話会や絵人形楽しむ 知名町立図書館(2021.08.09)

 

知名町立図書館主催の「ワクワクとしょかん~夜の図書館を楽しもう」が7日から1泊2日の日程であった。町内の小学生10人が参加。寝具や洗面用具を持参して図書館に宿泊し、読書活動や集団行動を体験した。

 

徳之島パワーを発信 徳之島町で奄美パーク夏祭り(2021.08.09)

 

県奄美パーク開園20周年記念「奄美パーク夏祭り~シマジマだより(徳之島)~」の舞台発表が8日、地元の徳之島町文化会館であった。島唄や和太鼓演奏、中高生ら島口ミュージカル集団のダンス、島口漫談などのステージを約300人が満喫。その模様は、動画サイトを通じ同パーク(奄美市笠利町)イベント広場など全国に配信した。

奄美の食、全国へ 永田さんら九州・沖縄代表に アレンジ島料理で挑戦 タニタごはんコン(2021.08.08)

 

健康の視点を取り入れた郷土料理のアレンジレシピを競う「第4回ご当地タニタごはんコンテスト」(タニタ主催)の書類審査がこのほどあり、奄美市名瀬の管理栄養士、永田美月さん(52)らの「奄美の食を愛するUターンいっさごれ3人組」が全国大会の九州・沖縄ブロック代表に初選出された。島の恵みをふんだんに使った料理「まるっと丸ごと・奄美」を見た目も鮮やかに創作。11月の大会に向けて「世界自然遺産登録が決まった奄美を発信したい。楽しんできます」と意気込んでいる。

来島者に感染対策呼び掛けるカード作成(2021.08.08)

 

奄美大島の5市町村でつくる「奄美大島新型コロナウイルス感染症対策本部会議」は7日、島内で新型コロナの感染者が増加傾向にあることから、観光客など来島者に感染対策への協力を呼び掛ける名刺サイズのカードを作成した。奄美市では、市職員7人が同市と龍郷町の宿泊施設とレンタカー事業所の計33か所を巡回、「島を守るためのお願い」などと書かれたカードとポスターを事業所の担当者らに手渡し、宿泊客や利用客らへの配布を要請した。残り4市町村でも今後、宿泊施設などでの配布を行うことにしている。

 

男子バレー 朝日・田検が全国へ 九州中学総体(2021.08.07)

 

2021年度九州中学校体育大会(九州中学校体育連盟主催)は3~6日、沖縄県などでバレーボール、陸上があった。奄美勢は男子バレーに出場した朝日・田検が4強入り。同チームとしては初となる全国大会(埼玉県、18~21日)への出場を決めた。陸上は共通男子110㍍障害で金久の松島悠斗が3位入賞。自己新記録の14秒78をマークして、既に出場を決めている全国大会(茨城県、17~20日)へ弾みをつけた。

英語でコミュニケーション  知名町 海ごみテーマに小中学生20人参加(2021.08.07)

 

国際的なコミュニケーション能力を育てようと「English Green Camp」(知名町教育委員会主催)が5、6日の2日間、同町エラブココであった。町内の小中学生20人が参加。クイズやグループディスカッションを通して、英語に親しんだ。

マンハッタンで世界遺産祝う 奄美の発展願い、焼酎で乾杯 NY奄美会(2021.08.06)

 

米国のニューヨーク奄美会(栄秀吉会長)は1日、奄美大島・徳之島の世界自然遺産登録を祝う祝賀会をニューヨークのマンハッタンで開催した。会員らが奄美の郷土料理を持ち寄り、現地でも入手可能な黒糖焼酎で乾杯し奄美のさらなる発展を願った。

田中亮明選手を島から応援 東京五輪ボクシングで銅メダル 親友の孫たたえる(2021.08.06)

 

和泊町出身の故田中健裕さんを祖父に持つ田中亮明選手(27)が5日、東京五輪ボクシング男子フライ級準決勝に臨んだ。健裕さんと親友だった和泊町国頭在住の太英昭さん(78)がテレビで観戦。決勝には進めなかったものの「健裕、お前の孫はすごかったぞ」と健闘をたたえた。

 

感謝の気持ちの水アート 奄美空港 帰っていく人の心を潤す(2021.08.05)

 

飛行機の機内に乗り込み、出発までの数分間を水アートで和んだとSNSで話題なのが、JALエンジニアリング奄美大島整備事務所の 整備担当者らによる、「ありがっさまありょうた!!またいもーれAMAMI」などの言葉が書かれた水アートの贈り物だ。奄美が世界自然遺産に登録された翌日の27日からは「祝 世界自然遺産」の言葉が加わった。

カクレクマノミとイソギンチャク消える 「島の宝盗らないで」ダイバーら怒り(2021.08.05)

 

知名町沖泊漁港付近に生息していたカクレクマノミとイソギンチャクが1日、採捕されていることが分かった。確認した同町サンゴ礁保全対策協議会の東進一郎会長(50)は「島の宝を盗らないで」と怒りをあらわにしている。

奄美・沖縄缶、登録後反響 奄美市表敬訪問 「今後も環境保全取り組み」(2021.08.04)

今年も奄美・沖縄の動植物があしらわれた「キリン一番搾り生ビール」が発売された。その報告のため、キリンビール㈱九州統括本部九州支社鹿児島支店(横松修支店長)は3日、奄美市役所を表敬訪問した。横松支店長によると、先月末の世界自然遺産登録決定以降、消費者からかつてないほど反響があるといい、「今後も環境保全の取り組みを行っていく」と気を引き締めた。

イトバショウの芯止め作業 知名町、役場職員らも参加 「伝統工芸残す」(2021.08.04)

 

島の伝統工芸「芭蕉布」の材料となる糸芭蕉(イトバショウ)の芯止め作業が7月31日、知名町下城の畑であった。沖永良部芭蕉布工房のスタッフや役場職員、地域住民らも参加。強い日差しの下、作業に汗を流した。

島の野鳥写真100枚展示 徳之島出身の指宿さん(2021.08.03)

 

徳之島の世界自然遺産登録を祝した写真展「もっと知ろう!徳之島の自然」が1日、徳之島町生涯学習センターで始まった。同町在住の指宿安夫さん(73)が撮影した野鳥の写真約100枚を展示している。野鳥編は14日まで、16~30日は動植物編の展示がある。

沖永良部マンゴー品評会 金賞、田中甫さん(和泊町)(2021.08.03)

 

2021年度沖永良部マンゴー品評会(沖永良部果樹生産組合主催)が2日、知名町商工会館会議室であった。出品物19点を審査し、和泊町の田中甫さんが金賞に輝いた。

笠利町屋仁小 子ガメ59匹、屋仁海岸に放流 保護したウミガメの卵ふ化(2021.08.02)

 

奄美市笠利町の屋仁小学校(神田哲郎校長、19人)は1日、校内のふ化場で保護していたアオウミガメの卵からかえった子ガメ59匹を近くの屋仁海岸に放流した。海岸には同校児童のほか、放流を知り集まった親子連れらが詰めかけ、打ち寄せる波に乗って沖に向かう子ガメに手を振り、「大きくなってまた帰ってきてね」と呼びかけた。

五輪レスリング「金メダル確信!」 「天城町三世」文田選手にエール(2021.08.02)

 

「金メダルを確信している」―。天城町役場では1日、東京五輪レスリング競技グレコローマン60キロ級の日本代表で「天城町三世」の文田健一郎選手(25)=ミキハウス=の試合を、町当局や親族ら関係者がテレビ中継を通じエールを送った。準決勝突破、2日の決勝進出が決まると「確信」の期待に変わった。

菊次郎の生涯、功績学ぶ 龍郷町(2021.08.01)

 

龍郷町の名誉町民西郷菊次郎について学ぶ生涯学習県民大学講座が31日、同町内であった。菊次郎が生まれた同町龍郷集落の散策や座学があり、参加者は菊次郎の生涯や功績に理解を深め、次世代へ伝承していくことへ意欲を示した。

ちびっ子博士養成講座初開催 和泊町(2021.08.01)

 

和泊町公民館講座「島のちびっ子博士養成講座」が31日、沖永良部島漁業協同組合であった。未就学児│小学生がいる15家族が参加。えらぶ漁業集落(関根博和代表)メンバーを講師に、講話や魚のさばき方体験を通して魚への関心を深めた。