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(2682)新着情報 2021年7月

祝世界自然遺産登録「私はこう思う!」 100人インタビュー第2弾(2021.07.31)

 

◆「島の良さ守る決意を」「自然破壊が心配」「もっと重要性知って」「来島者の移住期待」

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を、地元住民や出身者、一般の人たちはどう感じたのか、これからどうなったらいいと思っているのか、100人インタビューの第2弾。21人目からスタート!

祝世界自然遺産登録「私はこう思う!」 100人インタビュー第1弾(2021.07.31)

 

◆「観光地化されないで」「共存共栄対策を」「住民の意識が大切」「自然の学びの場に」

7月26日、ついに「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」が世界自然遺産に登録された。これを受けて、地元住民や出身者、一般の人たちはどう感じたのか、これからどうなったらいいと思っているのか、率直な声を100人分届けたい。さあ第1弾スタート!

 

原ハブ屋の原さん、漫画出版 テーマは共生 森と生きものたち、そこに暮らす人々を描く(2021.07.30)

原ハブ屋の原武臣さん(43)がこのほど漫画「AMAMI FOREST WARS」を発行した。奄美で暮らす人と自然をテーマにした物語だ。森の生きものたちが変身して現れ、島民たちと仲良く、しかし、一方で戦いあう。その先にあるものは・・・と語りかけてくる。奄美島国(あまみとうこく)と呼ばれるフィクションの島の話だが、なにかしら、奄美とも似て、自然の中で生きている島の生きものたち、関わりあう島人たちの姿が描かれている。何が正しくて、何が間違いなのか、強い問いが聞こえてくる。

沖永良部高、2年連続「金賞」 優秀安全運転事業所表彰(2021.07.30)

 

沖永良部高校(室屋洋一校長)がこのほど、優秀安全運転事業所表彰で2年連続となる金賞を受賞した。29日、沖永良部警察署で表彰伝達式があり、同署の上井正一郎署長から野崎進作教頭へ賞状が贈られた。

和泊小、追い込み漁体験 「海は楽しい場所」(2021.07.29)

和泊町立和泊小学校(福元哲勇校長)の5年生41人が27日、同町ワンジョビーチで追い込み漁を体験した。子ども達は、網にかかった大量の魚に歓声を上げて喜んだ。例年、夏休み期間に実施している体験学習の一環。地元の漁師ら9人が協力した。

屋久島―奄美 チャーター便就航計画も JAL役員ら奄美市表敬(2021.07.29)

日本航空(JAL)の本田俊介・執行役員地域事業本部長(56)と久見木大介・鹿児島支店長(50)が28日、奄美市役所を表敬訪問、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録を祝うとともに、奄美群島の観光振興や環境保護に向けた連携強化などについて、朝山毅市長らと懇談した。本田執行役員は、今後、遺産登録を記念したデザインの特別塗装機の就航や世界自然遺産登録ポータルサイトの開設、屋久島―奄美大島間のチャーター便運航などを計画していることを報告した。

遺産効果を群島全体に 市町村長会 観光マスタープラン策定へ(2021.07.28)

 

奄美大島や徳之島の世界自然遺産登録から一夜明けた27日、奄美群島12市町村の首長で構成する奄美群島市町村長会(会長・高岡秀規徳之島町長)が奄美市役所であり、遺産登録を踏まえた今後の奄美の振興策について協議した。2023年度に期限切れを迎える奄美群島成長戦略ビジョンの第2次となる新ビジョンの策定体制やスケジュールを確認。また新ビジョンと並行し、国立公園指定や世界自然遺産登録の効果を、群島全体に波及させるための奄美群島観光マスタープラン(仮称)を22~23年度にかけて策定することを決めた。

「えらぶ仕事図鑑」作成へ 地元高校生 職業人にインタビュー(2021.07.28)

 

島の職業人を紹介する「えらぶ仕事図鑑」の作成に取り組んでいる沖永良部高校(室屋洋一校長)の2年生が26日、島内で働く人にインタビューした。生徒らは、仕事のやりがいや楽しさを聞き、職業観を育んだ。

待ちに待った食品到着 8日ぶり 船便再開 奄美大島(2021.07.27)

 

台風6号の影響で鹿児島本土―奄美群島―沖縄を結ぶ航路の欠航が長期化していたが、奄美大島の名瀬港に26日、8日ぶりに鹿児島からの臨時便が入港した。生鮮食品などの供給が再開され、住民からは安堵(あんど)の声が聞かれた。臨時便は名瀬港と那覇港にのみ寄港。喜界、徳之島、沖永良部、与論の各島には27日に鹿児島発の下り便が入港する予定。

世界自然遺産登録視聴会 3会場「登録決定」に歓喜(2021.07.27)

 

「奄美大島、徳之島、沖縄北部及び西表島」の世界自然遺産登録が決定した26日夜、関係地域で登録の瞬間を見守る視聴会が開かれた。各会場は国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の審議開場とオンラインでつないで開催。委員会が「登録決定」を発表すると、会場に拍手が湧き起こった。県庁、奄美大島、徳之島の会場で同時にくす玉が開かれた後、各会場の代表者は登録までの道のりを称え、今後の展望に向け決意を新たにした。なお、視聴会は当初、住民参加型を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者のみ出席した。

可能かシンボルとの共存 樹皮かじられる食害拡大(2021.07.26)

 

「昨年から瀬戸内町阿木名の奥(山の上)にある果樹園でも被害が出ている。最近では2~3カ月前に奄美市住用町役勝、さらに名瀬地区の小湊安木屋場でも農家2人から被害報告を受けた。生息が確認されていない笠利町以外の奄美大島の果樹園で出没するのではないか」

奄美での開業目指しオフィス利用 東京の動物病院グループ(2021.07.26)

 

奄美市がフリーランスや島内での起業を目指す事業者の活動拠点施設として、同市名瀬浦上町の市産業支援センター2階に開設した「WorkStyle Lab(ワークスタイル ラボ)」。今月16日のオープンと同時に、東京都の「エルムスユナイテッド病院グループ(EUG)」のスタッフが、奄美での動物病院開設に向けた準備のため利用を開始するなど、早くも施設を活用した起業誘致効果が表れている。

徳之島産、東京で高い評価 和牛や青果類をイタリア料理に 日本橋三越(31日まで)(2021.07.24)

 

あまみ農業協同組合(窪田博州代表理事組合長)は、7月1日から東京・日本橋の高級イタリア料理店で「徳之島フェア」を開催している。徳之島育ちの黒毛和牛や青果類を、同店の菊池恒毅料理長(43)が多彩にアレンジ。島の自然が見事に皿の上で表現されている。美食家からも高い評価が寄せられている。

台風影響長期化、備蓄野菜底をつく マンゴー出荷できず半値以下に(2021.07.24)

 

大型で強い台風6号の影響で、鹿児島と奄美群島を結ぶ船便の欠航が続いている。奄美群島のスーパーなどでは生鮮食品を中心に品薄となっているが、奄美市の名瀬中央青果㈱では23日、5日連続で島外からの移入品の入荷がなく、台風接近を見越して多めに仕入れていた野菜類もほとんど底をついた。また、マンゴーやパッションなどは島外出荷ができず、取引価格も台風接近前の半値以下となるなど、大きな打撃を受けている。

商品開発でコラボレーション 奄高簿記部×「島とうふ屋」(2021.07.23)

 

奄美市名瀬の県立奄美高校簿記部(大野梨好部長、部員3年生5人)と、龍郷町中勝にある豆腐料理専門店「島とうふ屋」(高野壮史代表)は、商品開発でコラボレーション(協働作業)することになった。計画名は「おいしい・ヘルシー・ハッピーになれる商品プロジェクト」。計画の手始めとして22日、同店で「お客さまアンケート」を実施した。簿記部の下川智子顧問によると、午前11時すぎから約2時間で60人がアンケートに協力してくれた。

方言バッジ」制作 知名町 しまむにを話そう(2021.07.23)

 

知名町はこのほど、しまむに(方言)の習熟度を可視化するために「方言バッジ」を制作した。役場職員のほか、町内の各事業所に配布し、方言の継承につなげる。

奄美新聞読者プレゼント 品評会出品選りすぐりマンゴー 締め切りは7月28日(必着)(2021.07.22)

第7回奄美大島・喜界島マンゴー品評会が8月3日に開かれるが、今年も同品評会に出品された選りすぐりの果実が奄美新聞読者にプレゼントされる。5人分の5箱(化粧箱2玉入り)。県園芸振興協議会大島支部によるプレゼント企画=写真=。締め切りは7月28日(必着)

図書館車『はこぶっく KUKURU』運行 伊仙町中央公民館(2021.07.22)

 

伊仙町中央公民館図書室が初導入した移動図書館車『はこぶっく KUKURU』の出発式が21日、同公民館前であった。名称公募による最優秀賞・命名者ら入賞者の表彰、車体デザインの作者やコンセプト紹介などに続きテープカット。町内集落巡回による貸出しと、学校や保育施設など配本態勢を整えた。

観光情報発信、ネイティブに 外国人向け英語サイト開設(2021.07.21)

 

一般社団法人あまみ大島観光物産連盟(有村修一会長)はこのほど、外国人向けに奄美大島の観光情報を発信するウェブサイト「エクスプロア・アマミ・ドットコム」を開設した。英語対応で、奄美市国際交流員(CIR)でもあるローズマリー・ホワイトさんらが編集・制作。外国人目線で奄美の自然や文化、食の魅力をネイティブな言葉で伝えている。

シマ桑粉末新商品完成 クラウドファンディングで資金集める(2021.07.21)

地元の特産品をインターネットで販売する島のコンシェルジュ(金城真幸代表)はこのほど、和泊町でシマ桑を生産する沖永良部健康食品開発研究会(脇田清一郎代表)と協力してシマ桑粉末の新商品「桑恵良(くわえる)」を開発した。インターネット上で援助を求めるクラウドファンディング(CF)を活用し、開発資金を集めた。 新商品は、主婦層をターゲットにこれまでの「お茶として飲む」というイメージを変え、「ご飯や料理に混ぜて食べる」ことをコンセプトにブランドの再構築を図った。

幻のリュウキュウアユ探せ! 阿室小児童が水生生物採取し調査(2021.07.20)

 

宇検村の阿室小学校(中村正治校長、児童16人)で19日、生活科・総合的な学習「世界自然遺産の島~阿室校区の川で幻のリュウキュウアユを探せ!」があった。校区を流れる川で生物や環境を調査。児童らはタナガやトビケラなどを捕まえて調べるなど、身近な川の豊かさときれいさを改めて知った。

天城町岡前小3年生ら 学習成果を空港に 島口で会話を…(2021.07.20)

 

「きゅううがめーら(こんにちは)」―。天城町立岡前小学校(田子山ゆかり校長)3年生の児童25人は、「スマイル島口プロジェクト・ふるさと博士」で作成した横断幕(ポスター型)6枚を19日、徳之島空港ターミナルビルに贈った。島口(方言)学習の成果は出発ロビー壁面に掲示され、心を和ませている。

大島紬の魅力再発見 産地研修 京都きもの友禅(2021.07.19)

 

高級呉服・宝飾などを販売する京都きもの友禅(本社・東京都)の産地研修が18日までの3日間、奄美大島で行われた。同社の社員や顧客ら総勢約60人が2班に分かれ、各1泊2日の日程で来島。本場奄美大島紬の製造工程や産地の現状について理解を深めたほか、世界自然遺産登録が間近に迫った同島の自然や文化の魅力にも触れた。

 

中間・期末試験廃止 知識偏重の評価脱却へ 与論高、生徒の主体性重視(2021.07.19)

 

与論町の与論高校(甲斐修校長、生徒108人)は今年度から、各学期の中間・期末試験を廃止した。2022年度から導入される新学習指導要領に基づき、現行と異なる成績評価指標を先行運用。生徒の主体性を重視し、定期試験を中心とした知識偏重の成績評価脱却を目指す。定期試験の全面廃止は、県内で先駆的な取り組みだという。

フーチャ遊歩道を整備 勾配緩やかに 和泊町(2021.07.18)

 

和泊町国頭のフーチャにこのほど、遊歩道が整備された。車いすでも利用できるよう勾配を緩やかにし、ベンチを3基設置。観光客や地域住民がより安全、快適に自然景観を楽しめるよう配慮した。

非接触型自動チェックイン機稼働 奄美と徳之島空港(2021.07.18)

 

日本航空(JAL)は、指を触れずに操作できる非接触型の自動チェックイン機を奄美空港と徳之島空港に導入した。新型コロナウイルスの感染対策として、JALグループが今年3月から全国の空港に導入を進めており、今回、奄美群島では初めて両空港に導入された。今月下旬には、世界自然遺産登録が正式決定する見込みで、今後、観光客など島外からの来島者が増えることも予想されるなか、空の玄関口での水際対策強化が進む。

旧山尋常高等小校舎(徳之島町) 国の有形文化財登録へ(2021.07.17)

 

国の文化審議会(佐藤信会長)は16日、徳之島町山地区の旧山尋常高等小学校校舎を含む220件の建造物を新たに国の登録有形文化財に登録するよう文部科学大臣に答申した。鹿児島県内分は同校舎だけ。今後、文化財登録原簿への登録が官報に告示され正式登録となる。奄美群島の建造物が国の登録有形文化財に登録されるのは、2009年8月の龍郷町瀬留の高倉3棟以来12年ぶりで16件目。徳之島町からは初めて。

「ワークスタイル ラボ」オープン 奄美市 企業誘致やワーケーション支援拠点に(2021.07.17)

 

奄美市が情報通信産業やフリーランスなどの活動拠点施設として、同市名瀬浦上町の市産業支援センター2階に整備を進めてきた「WorkStyle Lab(ワークスタイル ラボ)」が16日オープンした。同日、同施設で開所式が行われ、朝山毅市長らがテープカット、施設のオープンを祝った。オープン直後にもかかわらず、体験利用する市内のフリーランスらの姿もあった。施設は8月14日まで無料開放される。

世界遺産と暮らし 住用から =下=(2021.07.17)

 

四つの島にまたがる奄美・沖縄の世界自然遺産候補地には、登録決定後には「登録地」となる推薦地の周辺に、緩衝地帯が設けられている。登録される区域に近く重要な地域であり、緩衝地帯は「登録地を守る」役割があるのではないか。緩衝地帯が設けられたことで、2018年5月にユネスコの諮問機関・IUCN(国際自然保護連合)から「登録延期」を勧告された際、課題として突きつけられた遺産候補地の分断が改善され、連続性が保たれるようになった。

 

世界遺産と暮らし 住用から =中=(2021.07.16)

 

世界自然遺産登録について肥後さんは、こう考える。「もうこれ以上の開発は必要ない。住用は森と川ばかりだが、自然が残ったから世界的に評価されることになった。ただ、目の前にある自然を見慣れているからだろうか。良さ、価値がわからないというのが正直な気持ち」。

世界遺産と暮らし 住用から =上=(2021.07.16)

 

奄美の自然のシンボル、象徴と言えば何を思い浮かべるだろう。やはりアマミノクロウサギではないか。奄美大島と徳之島のみに生息し、世界のどこにも近縁種がおらず、現存するウサギの中で最も原始的な姿を残していることから「生きた化石」と称される。

八月踊り2題 地域住民が児童に指導 運動会、学習発表会で披露へ 名音小(2021.07.15)

 

大和村立名音小学校(桑鶴直幸校長)の児童17人は10日、地域に伝わる八月踊りを学んだ。名音八月踊り保存会のメンバーや地域住民ら約20人が学校を訪れ、同校の体育館で一緒に踊りながら児童たちを指導した。

来年もきれいに咲いて 秋に備えユリ球根掘り取り 和泊町笠石海浜公園(2021.07.15)

 

和泊町の笠石海浜公園で11日、恒例のユリ球根掘り取り作業が行われた。和泊町花と緑のまちづくり推進協議会主催で、町内の各種団体、スポーツ少年団、中学、高校の部活動など16団体175人が参加。秋の植え付けに備え、公園一帯のテッポウユリとスカシユリの球根計約24000球を掘り取った。

奄美からきたノネコたち〟 パネル展で適正飼育訴える 東京・渋谷(2021.07.14)

 

犬猫の殺処分ゼロを目標に活動を続けているNPO法人ゴールゼロ(代表齋藤朋子獣医師)は9~11日の3日間、東京・渋谷区のギャラリーで「奄美からきたノネコたち」と題したパネル展を開催した。奄美大島で捕獲されたノネコ(野生化した猫)が首都圏を中心とした里親に引き取られ成長する様子を写真と文章で解説。40枚のパネル(42匹)を通して猫の適正飼育を訴えた。

稲刈りシーズン到来! 龍郷町秋名・幾里 大江さん「米の出来は良い」(2021.07.14)

 

「稲刈りシーズン到来」―。龍郷町秋名・幾里地区は、田んぼと畑が広がる農業地区として知られる。この地で米を育てている大江強さん(65)=安木屋場在住=の田んぼで13日、稲刈り作業が行われた。幾里にある大江さんの田んぼで一番早く稲刈り作業をしたのは、コシヒカリを育てた田んぼで、稲刈り機で手際よく稲を刈り取り、応援に駆け付けた知人らが手刈り作業も行った。大江さんは「今年は台風被害もなく、天気に恵まれ、米の出来が良い」と話した。

川辺の時間楽しむ 大和村名音川で川開き(2021.07.13)

 

奄美大島最高峰の湯湾岳から流れる大和村の名音川で11日、夏の到来を告げる「川開き」があった。神酒などで川を清め、入口に備えた人気漫画・ドラえもんの秘密道具をイメージした「どこでもドア」をテープカット。子どもや大人が一斉に川に飛び込み、水遊びや昼食で川辺の時間を楽しんだ

世界自然遺産登録に向け特設展開催(2021.07.13)

 

奄美市は12日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が今月下旬にも世界自然遺産への登録決定することから、市民らに広く世界自然遺産への理解を深めてもらおうと、市役所本庁舎2階の市民行政情報コーナーで、奄美の希少な生き物や登録地域の情報、これまでの取り組みなどを紹介する特設展示を始めた。世界遺産委員会の日程終了後の29日まで開催、登録に向けた機運醸成も図る。

出生率トップ10に4市町村がランクイン(2021.07.12)

伊仙町(2位)徳之島町(3位)天城町(7位)知名町(8位)

『琉球弧・生き物図鑑』 進化の島の貴重な生態紹介(2021.07.12)

 

今月下旬の世界自然遺産登録決定が見込まれる奄美大島や沖縄島など琉球列島の島々に生息する動植物567種を網羅した『世界自然遺産の島々 琉球弧・生き物図鑑』(山口喜盛・山口尚子著)=写真=、が南方新社から刊行された。幅広い分野の生き物が1冊にまとめられており、各島独自の進化を遂げた種や島ごとに分化した亜種も多く掲載、琉球弧の自然の特徴なども詳しく解説している。

奄美を応援する歌が登場(搭乗)! 「機長が作詞、タナカアツシさん作曲」(2021.07.11)

 

航空会社の機長が作詞し「大島エレジー」で知られるタナカアツシさんが作曲した、奄美を応援する曲がこのほど登場(搭乗)した。奄美の魅力的な場所や文化などを取り上げた曲は、QRコードで視聴可能だ。

 

♬♪「行きんしょれ」奄美勝手に応援・案内ソング

徳之島地区希少野生生物保護対策協 「昆虫トラップ」横行 禁止条例検討を(2021.07.10)

 

奄美群島希少野生生物保護対策協議会(会長・宮澤泰子県自然保護課長)の徳之島地区対策協議が9日、天城町役場であった。「規制対象外の種」「規制区域外」に乗じ大量採集され、生態系や景観に悪影響を及ぼしている可能性が指摘される昆虫採集用トラップ(わな)設置について、地元の自然保護関係者は「条例化規制」も提案。ロードキル(交通事故死)防止は既存の形態に頼らない対策を情報共有して進める。

世界自然遺産見据え地域振興連携 ふるさと納税、ピーチ活用など提案(2021.07.10)

 

ANAホールディングス㈱代表取締役専務執行役員の芝田浩二氏(63)と全日本空輸㈱(ANA)鹿児島支店の藤﨑美保支店長(53)が9日、奄美市役所を表敬訪問、朝山毅市長らと懇談した。今月下旬にも世界自然遺産登録が見込まれる奄美大島の観光振興などについて意見交換、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えた、観光商品の開発やANAグループ傘下のLCC(格安航空会社)「ピーチアビエーション」を活用した地域振興などについて、協力していくことを確認した。

憩いの高倉、住民ふき替え 和泊町根折、若手に技術継承も(2021.07.09)

 

和泊町根折にある高倉のふき替えが7日から始まっている。初日は保存会を中心に地域住民7人、8日は9人が参加し、ススキとカヤを下かららせん状に組み上げていく作業を進めた。来週前半には完成予定。

外洋縦断、SUPレース初開催 沖縄-与論、全国18人が参戦(2021.07.09)

 

与論島と沖縄をつなぐSUP(スタンドアップ・パドルボード)の「O2Y(Okinawa to Yoron)外洋縦断レース」(チームKANAKA、カナカ沖縄O2Y実行委員会主催)は2日、沖縄県国頭村-与論島間約25キロで初開催された。全国から男女18人が出場。ボード上に立ってパドルでこぐSUPと腹ばいになって手でこぐPRONEの男女別4部門で競い、SUP男子の荒木珠里さん(15)=Team KANAKA=が総合トップの2時間36分でゴールした。

大島紬技術専門学院入校式 女性3人、織り技術学ぶ 伝統の担い手目指す(2021.07.08)

 

大島紬の織り技術者を育成する本場奄美大島紬技術専門学院(校長・牧雅彦本場奄美大島紬協同組合理事長)の2021年度入校式が7日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。奄美市在住の女性3人が入校。約2年間、機織りの技術を学び、技術者の高齢化が進む大島紬の新たな伝統の担い手を目指す。

天城町マンゴー出発式 一転「豊作、品質良好」(2021.07.08)

 

天城町熱帯果樹生産組合(作山和久組合長・組合員数34戸)の2021年産天城町マンゴー出発式(町共催)が7日、同町松原の新田功吉さん(68)のマンゴー園であった。前期の気象障害(開花不良・遅延)などによる大幅減産から一転「大玉傾向の豊作で品質も良好」。出発式も約2週間前進させた。鹿児島県内〝草分け〟の特産果樹の発進をアピールした。

創立60周年を前にアオノリュウゼツラン開花 笠利町の緑が丘小学校(2021.07.07)

 

来年に創立60周年を迎える奄美市笠利町の緑が丘小学校(菊池悟校長、児童22人)の校門脇に60年に一度、花を咲かせるといわれているアオノリュウゼツランが花を咲かせ、登校する児童たちの目を楽しませている。 

和泊町大城小、稲刈り体験 児童ら汗だくで作業(2021.07.07)

 

和泊町立大城小学校(田邊ツル子校長)で6日、稲刈りと脱穀作業が行われた。1~6年生の児童約40人が参加。保護者や地域住民も協力し、作業に汗を流した。

天城町が合同移住相談会に参加 東京(2021.07.06)

 

コロナ禍で地方移住への関心が高まる中、東京・有楽町の交通会館で4日、合同移住相談会「九州・山口・沖縄発見フェス2021」(ふるさと回帰支援センター主催)が開催された。奄美からも天城町が参加し、島暮らしの魅力をPRした。

民謡民舞少年少女全国大会 原美波さん全国3位 朝岡歩紀花さん4位(2021.07.06)

 

小中学生の民謡日本一を競う「2021年度民謡民舞少年少女全国大会」(文化庁、公益財団法人日本民謡協会主催)が4日、品川区の総合区民会館・きゅりあんで開催された。全国の精鋭に交じってコンクールに8人の奄美勢が参加。小学校1~3年の部で原美波さんが見事3位に。ほか3人が入賞を果たした。

夏休みは理科研究しよう 島の動植物を観察 知名町上城小(2021.07.05)

 

夏休みを前に親子理科研究作り教室が4日、知名町立上城小学校であった。町内の児童とその保護者ら約30人が参加。講師が採集した島の動植物を観察したり、特徴を聞いたりしながら夏休みの自由研究のテーマを考えた。

「ワークスタイル・ラボ」16日オープン 8月14日まで無料開放(2021.07.05)

 

奄美市が情報通信産業やフリーランスなどの活動拠点施設として、同市名瀬浦上町の市産業支援センター2階に整備を進めてきた「WorkStyle Lab(ワークスタイル・ラボ)」が今月16日にオープンする。島内外の企業やフリーランスの交流を促進、ビジネス性の向上を図ることで、企業誘致やワーケーション支援などを推進する。同市は、様々な分野で起業などを目指す市民らに利用、体験してもらおうと、8月14日までの約1カ月間、施設を無料開放することにしており、「この機会にぜひ見学、体験してほしい」と呼び掛けている。

与路島にソーラー電気3輪車 TARGET amamiが新事業 瀬戸内町(2021.07.04)

 

瀬戸内町に本社を置くTARGET社(Minto Brown代表取締役社長)はこのほど、関連会社を合併し、奄美関係事業を新たに立ち上げたTARGET amami社(立石聡明社長)へ集約した。また、奄美・沖縄の世界自然遺産登録も見据え、ソーラー電気3輪車の全国販売・レンタル事業を開始すると発表した。第1号車両を同町与路島に導入し、実証事業を行う。事業担当者は「脱炭素社会に向けた新しい観光の在り方を奄美から発信したい」と話した。

奄美地方梅雨明け さあ、世界自然遺産の夏だ!(2021.07.04)

 

鹿児島地方気象台は3日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。太平洋高気圧に覆われて概ね晴れており、向こう1週間も引き続き太平洋高気圧に覆われて晴れる日が続く見込みであることから、梅雨明けしたとみられる。

特産品「シマ桑」PR フローラルホテルとコラボイベント 知名町(2021.07.03)

 

知名町の特産品「シマ桑」をPRするイベントが6月27日、同町フローラルホテル前であった。シマ桑の粉末を使った桑茶オレ、かき氷、パンケーキの3品を準備し、その魅力をアピールした。

牛の焼却処理施設が稼働 民間初、徳之島(2021.07.03)

 

 肉用牛の飼育が盛んな徳之島で獣畜焼却処理施設が徳之島町亀津に完成し、7月1日から稼働を開始した。牛などの家畜の”火葬場”に当たる施設で、民間での稼働は島内初。運営する福永建設の福永健代表取締役(46)は「従来の埋却処理では地下水や土壌を汚染する恐れもある。焼却処理は自然環境への配慮にもつながる」と重要性を強調した。

新規就農者9人にエール沖永良部地区で励ましの会(2021.07.02)

 

沖永良部地区の新規就農者励ましの会(県大島支庁沖永良部事務所農業普及課など主催)が6月30日、知名町商工会館であった。先輩農業者や関係機関の担当者ら約50人が出席し、2020年度の新規就農者9人(和泊5、知名4)を激励。新規就農者への支援制度や農業関係の各種団体を紹介した。

「里の曙 原酒」が金賞 IWSC国際酒類品評会(2021.07.02)

 

 英国・ロンドンで開かれた世界最高峰の国際酒類品評会「インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション(IWSC)2021」(同実行委員会主催)の審査結果が6月30日、発表された。奄美黒糖焼酎関係では、町田酒造(龍郷町)の「里の曙 原酒」が金賞を受賞。同社の「里の曙 ゴールド」と、奄美大島酒造(龍郷町)の「じょうご」「高倉」がそれぞれ銅賞に選ばれた。

古仁屋高校の濱田さん優秀賞 内閣府共同参画キャッチフレーズ(2021.07.01)

 

内閣府が募集した2021年度「男女共同参画週間キャッチフレーズ」の表彰式が29日、東京・千代田区の東京国際フォーラムであった。優秀賞に選ばれた古仁屋高校3年の濱田玲織さん(18)が出席し、丸川珠代内閣府特命担当相から記念品が授与された。

涙の世界タイトル奪還 沖永良部2世の吉田実代さん 約半年ぶりの返り咲き(2021.07.01)

 

沖永良部島2世の吉田実代さんが、29日に文京区の後楽園ホールで行われた「世界ボクシング機構(WBO)女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ」で勝利。王座奪還を果たした。約半年ぶりの返り咲きを、さらなる成長の場にしていた。