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(2681)新着情報 (6月)

嘉徳川が白濁「原因調査を」 リュウキュウアユ研ら 生態系などへの影響懸念(2021.06.30)

 

6月中旬ごろから瀬戸内町の嘉徳川で白濁した水が川を覆っている。リュウキュウアユ研究会(新村安雄代表、神奈川県藤沢市)らは29日、奄美市名瀬の県大島支庁を訪れ原因調査や対策を望む要望書を提出。同日、記者会見を開いた新村代表は周辺環境や生態系への影響を懸念し「白濁が続くとリュウキュウアユのエサになる藻などが育たず、遡上を忌避する可能性もでてくる」など危機感を訴えた。

海水浴場水質調査 群島8カ所、最良「AA」 4海水浴場は11年連続(2021.06.30)

 

県は25日、県内の主要海水浴場で行った水質調査の結果をまとめた。奄美群島の8カ所を含め25カ所が特に良好な「AA」で、2カ所は良好な「A」と評価された。奄美市の大浜海浜公園など奄美の4カ所は、県のホームページへの掲載が残る2011年度以降、11年連続で「AA」だった。

5カ国で宣伝活動展開へ 県産焼酎輸出PJ小委員会(2021.06.29)

 

海外での鹿児島県産焼酎販路拡大などに向け、県酒造組合や県などが組織する県焼酎輸出拡大等プロジェクト小委員会(委員15人)の2021年度初会合が26日、鹿児島市の県庁であった。今年度の海外活動計画について5カ国でのプロモーション展開を確認。英国では県産焼酎を紹介するコンテンツ動画の制作や、焼酎を試験的に販売するEC(電子商取引)サイトを期間限定で構築する。

新首長インタビュー 初当選の前(すすめ)和泊町長(2021.06.29)

 

和泊町長選挙で、新人4人による争いを制した前登志朗氏(62)。「未来の町政へチェンジ!!」をスローガンに、観光協会長や会社経営者として培った経験を踏まえ、町政改革や財政立て直しを訴え、次点を45票差の僅差で破り初当選を果たした。「古い体質を変え、民間目線に変えることで島は変わる」と語る前氏に、新たな町政の舵取り役としての決意を聞いた。

伝統の追い込み漁体験 芦花部小中学校(2021.06.28)

 

 奄美市立芦花部小中学校(今村敏照校長、児童生徒39人)は27日、芦花部海岸で追い込み漁の体験学習を行った。児童生徒や地域住民ら約90人が参加し、大小約100匹の魚を捕獲。伝統漁法で古里の海の豊かさを体験し、交流の和を広げた。

和泊町長選 前氏が初当選 投票率85・38% 「町政刷新」を選択(2021.06.28)

 

任期満了に伴う和泊町長選は27日、投開票され、新人で前おきのえらぶ島観光協会長の前登志朗氏(62)が1972票を獲得、8年ぶりとなった選挙戦を制し初当選を果たした。過去最多の新人4人が立候補した選挙戦は、町政の刷新を訴えた前氏と、現町政の継承を訴えた前町総務課長の種子島公彦氏(59)による実質的な一騎打ちとなったが、有権者は、同島の観光振興などで手腕を発揮した前氏の実績に期待、民間の発想を生かした町政運営を選択した。

輪禍防止に協力を 環境省らキャンペーンを実施 徳之島町(2021.06.27)

 

環境省徳之島管理官事務所と徳之島地区自然保護協議会は25日、アマミノクロウサギの交通事故死が多発している路線でロードキル防止キャンペーンを実施した。徳之島警察署も協力し計24人が参加。ドライバーに普及啓発のちらしを手渡し、希少動物へ配慮して速度を落とした運転を心掛けるよう求めた。

農業用ドローンの普及拡大で説明会 知名町(2021.06.27)

 

知名町は25日、農家らを対象とした農業用ドローン(無人航空機)に関する説明会を町役場会議室で開いた。近年、ロボット技術やICT(情報通信技術)を活用した超省力・高品質生産を実現する「スマート農業」が注目を集める中、町内でも農業用ドローンの普及拡大を図ろうと実施した

ヒメタツナミソウの周知、保全目指し 喜界町教委が絵本作成(2021.06.23)

 

喜界町教育委員会はこのほど、喜界島固有種の「ヒメタツナミソウ」の周知と保全を目的に、絵本『ヒメタツナミひめものがたり』を発行。小学校低学年の児童にも理解できるよう易しい表現を使用。喜界島の各小中学校や、図書館・公民館などに配布される予定。

8年ぶりの選挙戦 過去最多4人届け出 和泊町長選告示(2021.06.23)

 

任期満了に伴う和泊町長選挙が22日告示され、8年ぶりの選挙戦に突入した。立候補したのはいずれも無所属の新人で、元和泊町総務課長の種子島公彦氏(59)=和泊、元食品加工販売会社社長の末川国弘氏(73)=国頭、元おきのえらぶ島観光協会長の前登志朗氏(62)=和泊、農業用肥料販売会社社長の中村むつ子氏(57)=国頭=(届け出順)の4人。町選挙管理委員会に記録が残る1966年以降では、最多の候補者による混戦となった。

世界自然遺産登録応援「ゴミゼロ」運動 徳之島 約2千5百人が協力(2021.06.22)

 

徳之島3町で20日午前、「世界自然遺産登録応援イベント・徳之島全島ゴミゼロ運動」などと銘打ったクリーン作戦があった。集落単位や青少年育成町民会議といった団体ぐるみの家族連れなど約2500人が参加。路傍のポイ捨てゴミや海岸漂着物の回収など環境美化に一役買い、地域に「ゴミゼロ」もアピールした。

明生(瀬戸内町出身)小結昇進 祝福の懸垂幕かかげる(2021.06.22)

 

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、明生(瀬戸内町出身、立浪部屋)が西の小結に昇進した。奄美群島では旭道山(徳之島町出身、高砂部屋)に続いて29年ぶりの新三役誕生となった。

徳之島が団体高学年を制す わんぱく相撲奄美大島場所(2021.06.21)

 

第30回わんぱく相撲奄美大島場所in瀬戸内(奄美大島青年会議所主催)は20日、瀬戸内町の大湊緑地公園相撲場であった。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止したため、2年ぶりの開催。第1回わんぱく相撲女子奄美大島場所も行った。未就学児-小学生が団体、個人で競い、団体の低学年は朝日B、高学年は徳之島Aが制した。

アカウミガメが減少 奥山さん、調査成果を報告(2021.06.21)

 

沖永良部島などでアカウミガメの生態を調査している国立研究開発法人水産研究・教育機構水産技術研究所主任研究員の奥山隼一さん(42)が17日、同島で南海日日新聞社の取材に応じ、これまでの成果を報告した。近年、同島を含め全国的にアカウミガメの上陸確認数が減少傾向にあり、奥山さんは調査によるウミガメの回遊記録から「東シナ海で何らかの問題があったと推察できる」と話した。

奄美シマ唄日本一&民謡民舞少年少女大会(2021.06.20)

 

日本民謡フェスティバルの登竜門・九州大会予選の「奄美シマ唄日本一大会」(公益財団法人日本民謡協会奄美連合委員会主催)および、全国大会予選の「民謡民舞少年少女奄美連合大会」(同)が19日、奄美市笠利町の県奄美パークであった。日本一大会では、『雨ぐるみ』を唄い青年の部を制した古澤奈那美さん(瀬戸内会)など18人が九州大会切符を獲得。民謡民舞大会では、『今ぬ風雲』を唄い中学校の部で優勝に輝いた朝岡歩紀花さん(山ゆり会)ら11人が全国大会への出場を決めた。

群島20年産キビ生産実績 7・9%増の39万7千㌧(2021.06.20)

 

県大島支庁農政普及課は、奄美群島の2020年産サトウキビの生産実績を公表した。収穫面積は前年産(7043㌶)に比べ5・4%増の7423㌶だった。生産量は、台風の影響により、喜界島と奄美大島で減少したものの、群島全体では前年産(36万8千㌧)を7・9%上回る39万7千㌧となった。また、10㌃当りの単収は、前年(5221㌔㌘)を2・4%上回る5346㌔㌘だった。

奄美高校にソーラーパネル 県 再生可能エネ導入促進へ(2021.06.19)

 

県は再生可能エネルギーの活用に向けたモデル的な取り組みとして今年度、奄美市名瀬の県立奄美高校に太陽光発電施設を設置する。地球温暖化対策の一つである再生可能エネルギー導入促進の一環で、具体的には校舎の屋上にソーラーパネルを設置し、発電と蓄電を行う。離島のエネルギー需給率向上の可能性を模索するとともに、災害発生時の電力確保も図る。

絶滅危惧種の「トウギョ」10匹、上城小へ贈る 知名町ファングル塾(2021.06.19)

 

知名町の地域おこし団体「ファングル塾」が18日、同町上城小学校に絶滅危惧種の淡水魚「トウギョ」(和名・タイワンキンギョ)を贈った。塾では、町内の全小中学校にトウギョを届ける予定。

バナナの切り株から実(2021.06.18)

 

「まさかここから実がなるとは。不思議でしょうがない」。龍郷町瀬留の畑で、バナナの切り株から2段の房状の実が出現=写真。所有者の弘瀬憲歩さん(67)、ひろみさん(62)夫妻は驚きつつ成長を見守っている。

和泊町シルバー人材センター 高齢者の活躍推進 放課後児童ク補助員育成へ(2021.06.18)

 

シルバー人材センターの会員を対象にした「放課後児童クラブ補助員講習会」が16、17日の2日間、和泊町防災拠点施設やすらぎ館であった。和泊、知名両町から14人が受講し、放課後児童クラブの現状や指導員の仕事内容などを学んだ。

宮殿西をリーフチェック 与論島茶花沖(2021.06.17)

 

サンゴ礁の健康診断「ヨロン島リーフチェック」(NPO法人海の再生ネットワークよろん主催)が9日、与論島茶花沖であった。前年と同じ地点(通称・宮殿西)で調査した結果、造礁サンゴの被度(生きたサンゴが海底を覆う割合)は浅場(水深約5メートル)で50・6%(前年比11・8ポイント増)、深場(水深約10メートル)で26・3%(約11・9ポイント増)といずれも増加。調査ライン上に白化したサンゴは観察されなかった。

「長命草茶」 金賞受賞 喜界島薬草農園が開発・販売(2021.06.17)

 

喜界島薬草農園(石原健夫代表取締役)が開発・販売する「喜界島 長命草茶」が、9~11日に東京都で開催された「ウェルネスフードアワード2021」の食品素材部門で金賞を受賞した。同島で栽培するボタンボウフウを100%使用し、日常的に飲みやすいよう焙煎(ばいせん)してお茶に仕立てた製品。喜界島の特産加工品の一つとして注目を集めそうだ。

宇検村モズク養殖20年ぶりに復活 地元有志ら団体立ち上げ(2021.06.16)

 

宇検村平田=へだ=で、約20年ぶりにモズクの養殖が復活した。奄美市笠利町の業者の指導を受けながら、今年は約14トンの収穫に成功。村内商業施設での販売をはじめ、山口県の水産業者を通じて宇検ブランドのモズクが全国に流通する。

西郷像見守るテッポウユリ手入れ 東京の沖永良部島出身者(2021.06.16)

 

台東区の上野公園を象徴する、西郷隆盛像を見守るように純白のテッポウユリが花開いた。このほど沖永良部島出身者らが、その手入れに集った。間もなく見頃は終わるが、12月に同地で行われる「西郷隆盛生誕祭」に向け意欲を燃やしていた。

大浜でウミガメミーティング 奄美海洋生物研 上陸、産卵状況など報告(2021.06.15)

 

奄美海洋生物研究会主催のウミガメミーティングが12日、オンラインで開かれた。興克樹会長らが奄美市名瀬の大浜海岸から生配信し、奄美大島のウミガメの上陸、産卵状況などを報告。群島内外の参加者から各地の状況について報告もあった。興会長はウミガメの産卵の減少傾向が続いているとして、「特にアカウミガメは顕著に減少している」と懸念を示した。

50年に一度の大雨 徳之島 天城町で時間雨量、史上最多66㍉(2021.06.15)

 

奄美地方南部は13日から14日にかけて、梅雨前線の影響で大雨に見舞われた。名瀬測候所は13日午後4時56分、徳之島で「50年に一度の記録的な大雨になっている」と発表。天城町では同日午後4時20分までの1時間に66・0㍉の非常に激しい雨が降り、6月の1時間当たりの降雨量としては観測史上最多を記録した。

奄美に貢献する「南海人」たち 城南海さんオフィシャルファンクラブ(2021.06.14)

 

間もなく奄美大島、徳之島が待望の世界自然遺産に登録される。地名が世界に発信されることで、訪れる人たちの増加が見込まれよう。数年前からある人物を通じて島のファンとなり、奄美へ上陸する団体がいる。彼らの正体に迫ってみたい。

徳之島町山 3年ぶり豊年祭 「コロナ禍」一掃も祈願(2021.06.14)

 

「コロナ禍一掃、集落の沈滞ムードも吹き飛ばせ」―。徳之島町山(さん)地区(港川・内千川・山里の3集落、149世帯、278人)合同の「豊年祭」が13日午後、3年ぶりにあった。縮小開催ながら、威勢のいい青年みこしや踊り連などが練り歩き、集落に元気を注入した。

「がやまき作り」体験 大和村名音小 伝統行事受け継ぐ(2021.06.13)

 

大和村の名音小学校(桑鶴直幸校長)で名音集落にだけ残る伝統行事「がやまき作り」が12日、同小多目的ホールであった。児童17人と、集落の老人会、保護者約50人が一緒にもち米を「がや」の葉に包みながら、一年間の健康や無病息災を願った。

芭蕉布の原料「糸芭蕉」手入れ 地元の特産品守る 知名町(2021.06.13)

 

知名町の特産品「芭蕉布」の原料となる糸芭蕉の手入れ作業が12日、同町内の畑で行われた。沖永良部芭蕉布会館のスタッフや役場職員ら30人ほどが参加し、雑草の除去や肥料散布に汗を流した。

知名町独自に支援金 新型コロナ 売上減の飲食店対象に説明会(2021.06.12)

 

新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した知名町内の飲食店等に対する、町独自の事業継続支援金の説明会が11日、同町フローラル館であった。支援金は、売り上げの減少額に応じて支給され、1事業所あたり上限20万円。15日に開会される町議会で予算案が可決され次第、早ければ6月下旬から支給される。

創立120周年記念大高文化祭 リモートですべて視聴 規模縮小して開催(2021.06.12)

 

県立大島高校(黒木哲二校長)は11日、創立120周年記念第72回文化祭を行った。今回の生徒会統一テーマは「旦=ひので= 変わらないもの 変わりゆく 時代の先へ」。1・2年生は展示、3年生は動画を使っての映像部門。部活動や各種委員会のステージ発表が披露され、ダンス部や吹奏楽部がリモートながらも盛り上げていた。昨年、すべての行事が中止となったことから「今回、規模縮小でも文化祭ができたのは本当によかった。昨年何もなかった先輩たちに、こうしてできたことを感謝。確実に画面で見ることができた」と3年生の女生徒は感慨深げに語った。

奄美大島の3人が新規就農 奄美市で「励ましの会」(2021.06.11)

 

奄美大島・喜界島地区の2021年度新規就農者励ましの会が10日、奄美市名瀬の市農業研修センターであった。20年度から21年度にかけて就農した野村貴徳さん(22)=奄美市笠利町、星野芳彰さん(41)=同、澤山里華さん(42)=大和村=の3人が出席。次代の奄美農業の担い手として決意を新たにした。

与論から沖縄へ初急患搬送 メッシュ・サポート(2021.06.11)

 

離島、へき地の医療格差改善のため、医療用航空機を活用した医療支援活動に取り組む沖縄県のNPO法人メッシュ・サポート(塚本裕樹理事長)は9日、初めて与論島から沖縄本島への急患搬送を行った。与論島では島外への急患搬送について、患者やその家族の意思を尊重し、奄美大島だけでなく、与論に近い沖縄県の医療機関へも搬送できる体制構築を求める声が上がっており、関係者は「貴重な取り組み」と喜んでいる。

文化遺産の魅力発信 データベースをHPで紹介 伊仙町歴民館(2021.06.10)

【徳之島総局】伊仙町歴史民俗資料館は同館ホームページと同町文化遺産のデータベースを新設し、6月1日から公開を開始した。データベースでは、町内の主な史跡など約100点を紹介している。同館担当者は「今後も随時、内容を充実させていくのでぜひ一度閲覧してほしい」と呼び掛けている。

県大島支庁ホームページ 島の魚と料理 魚食普及や消費拡大を支援(2021.06.10)

 

県大島支庁林務水産課はこのほど、奄美群島の魚の名前や特長、レシピなどをまとめた冊子『島の魚と料理』を発行した。コロナ禍で魚の販売不調に苦しむ水産業者を支援・応援しようと作成。飲食店などに配布し、島内外への島魚による魚食普及や消費拡大に一役買う。

 

冊子『奄美群島島の魚と料理』ダウンロードサイト

 

味を知ってほしい 地場産サトイモを給食に提供 和泊町園芸振興会(2021.06.09)

 

和泊町園芸振興会(北原茂敏会長)は8日、地場産サトイモを給食の食材として使ってほしいと、町内で収穫されたサトイモ20キロを町の学校給食センターに届けた。9日、町内小、中学校の給食で、みそ汁の具として活用される予定。

奄美の生き物の魅力紹介 交通事故減らして 松橋さん、木元さん写真絵本出版(2021.06.09)

 

カメラマンの松橋利光さん(51)と環境省奄美野生生物保護センターの元アクティブレンジャー木元侑菜さん(30)が、写真絵本「奄美の道で生きものみーつけた」(新日本出版社)を出版した。今年夏の世界自然遺産登録を見込む奄美大島の多様な生き物の魅力を、松橋さんの写真と木元さんの文で紹介。多発するアマミノクロウサギなどの交通事故の問題も取り上げている。

国頭小で伝統芸能講話 「ヤッコ」「仲里節」に理解深める 和泊町(2021.06.08)

 

和泊町の国頭小学校(中村健三郎校長)で7日、国頭集落の伝統芸能「ヤッコ」「仲里節」を学ぶ講話があった。4年生9人が参加。18日から始まる踊りの練習の前に、その歴史や唄の意味などについて理解を深め、練習への意欲を新たにしていた。

 

糖酸バランスよく高評価 瀬戸内町、パッション分析会(2021.06.08)

 

瀬戸内町の重点振興品目パッションフルーツの果実分析検討会(瀬戸内パッションブランド産地協議会主催)が7日、同町のせとうち物産館であった。農家16戸が持ち寄った果実28点の糖度、酸度を測定。平均糖度17・0度、平均酸度1・91%で、例年より糖度は低いものの酸切れが早く、分析に立ち会った産地協議会役員は「糖と酸のバランスがよく、おいしい果実ができた」と評価した。

 

環境文化型、どう継ぐ? 集落の営みを後世に 『打田原の生活誌』発行(2021.06.07)

 

奄美市笠利町喜瀬に住む元教員の和田昭穂さん(88)が北海道大学大学院の文学研究院らと協力して執筆した本『奄美大島・打田原の生活誌―やま・さと・うみのいとなみ』が発行された。集落のお年寄りらから話を聞き、人々の生活や風習、歴史を自然の関わりとの中で綴っている。過疎化や高齢化が進み、このままでは大切に守られてきた知恵や風習が後世に伝わらなくなるのでは。そんな思いが協力につながった。

フローラルホテルでフォトウェディング 知名町の宗村さん夫婦 幸せを写真に(2021.06.07)

 

新型コロナウイルスの影響で結婚式ができなかった知名町の宗村光輝さん(31)と晴香さん(31)夫婦が6日、同町フラーラルホテルのアニバーサリープランを活用してフォトウェディングを挙げた。親族からのサプライズ演出に驚きながら、幸せいっぱいの表情をカメラに収めてもらった。

今年度もしまむに講座開講 知名町中央公民館(2021.06.06)

 

しまむに(沖永良部島の方言)を学ぶ知名町の公民館講座「しまむにサロン」が5日、町中央公民館で開講した。和泊、知名両町から40~70代の18人が受講。年間を通して、危機言語といわれているしまむにの文法の仕組みや会話文を学ぶ。

奄美群島の贈りものショップ誕生 島らしいラッピングで「明るい気分に」(2021.06.06)

 

奄美市名瀬末広町の一角に、奄美群島の産直ギフトサイト『いっちば』(㈱しーま運営)商品が購入できる店舗「okuru amami」が5日、オープンした。店内には奄美群島内の50以上の事業所と商品があふれんばかり。旬のパッションフルーツやスモモも販売され、目当ての作家の作品などを買い求める人たちでにぎわっていた。

徳之島町手々に県知事表彰 少子高齢・過疎化にくじけず(2021.06.05)

2020年度「鹿児島県共生・共働の農村(むら)づくり運動」知事表彰の農村集落部門に、徳之島町手々集落(稲繁二区長、59世帯・101人)が輝き4日、手々保健福祉館で授賞式があった。少子高齢・過疎化が進む中、伝統行事や農業振興、小・中学校との連携など共同活動を高く評価。表彰を弾みに新たな意欲も紹介した。

 

「えらぶ島づくり事業協同組合」 県内初の取り組みスタート 人手不足解消へ(2021.06.05)

 

働き手不足の解消に向け、和泊、知名両町の8事業者でつくる「えらぶ島づくり事業協同組合」が県内で初めて認定された。4日、和泊町サンサンテレビ2階の同組合事務所で認定証授与式があった。複数市町村を対象にした組合は全国でも初めての取り組み。平安正吾組合長は「島への定住促進につなげ、ほかの地域の手本となるよう努めたい」と語った。

県観光、世界遺産周遊展開も 奄美2島の登録効果に期待(2021.06.04)

 

県や県観光連盟、観光関係団体などで構成する「観光かごしま大キャンペーン推進協議会」(会長・塩田康一知事)の総会が2日、鹿児島市内のホテルであり、2021年度の事業計画などを承認した。奄美大島と徳之島の世界自然遺産登録を見据え、既に登録されている屋久島や明治日本の産業革命遺産と合わせた三つの世界遺産を「他県にない県の目玉」とし、積極的な情報発信や誘客キャンペーンなどに取り組む。

生育順調、豊作を期待 収穫・出荷に向け準備進む 沖永良部島産マンゴー(2021.06.04)

 

沖永良部島産マンゴーの生育が順調だ。栽培ハウスでは、間もなく始まる収穫・出荷に向け、強い日差しから果実を守る傘掛けや、落下・傷を防ぐ袋掛け作業に追われる生産者の姿が見られる。出荷は例年7~8月に最盛期を迎える。

輪禍クロウサギ、手術で回復 初事例、奄美大島の野生復帰へ(2021.06.03)

 

奄美大島で今年2月に交通事故に遭って保護された国の特別天然記念物アマミノクロウサギが、負傷した後ろ脚の手術を受けて順調に回復している。今後は本土の動物園に移送して治療を続け、野生復帰を目指す。手術を行った「ゆいの島どうぶつ病院」(奄美市名瀬)の獣医師らは「リハビリをして元気になり、将来は元の場所で放されることを期待している」と述べた。

サンゴ産卵、夜の海を彩る 加計呂麻島沖、興さん撮影(2021.06.03)

 

瀬戸内町加計呂麻島の実久海岸沖で1日夜、サンゴの一斉産卵が確認された。奄美市名瀬の自然写真家・興克樹さん(50)が撮影した。卵と精子の入った淡いピンク色のカプセルが無数に漂い、夜の海を幻想的に彩った。

徳之島女子 組手準優勝 女子個人形で平田(大島)がⅤ 空手道(2021.06.02)

 

2021年度鹿児島県高校総合体育大会は1日、鹿児島市の県体育館で空手道があり、団体組手で徳之島女子が準優勝した。同組手男子は出場した徳之島、大島ともに2回戦で敗れた。個人では形女子で平田こはな(大島)が優勝、同男子で牧山浩史郎(徳之島)が4位に入った。2日は空手道が続開し、柔道が始まる。

世界遺産のぼり旗 新たなデザイン1000本作成も 島内各地に掲示(2021.06.02)

 

奄美大島5市町村で組織する「奄美大島自然保護協議会(事務局・奄美市プロジェクト推進課)は、「奄美大島、徳之島。沖縄島北部および西表島」が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関であるIUCN(国際自然保護連合)から世界自然遺産への登録がふさわしいとする勧告を受けたことを受け、各自治体の庁舎や幹線道路などに「世界自然遺産へ」などと書かれたのぼり旗を掲示、7月に予定されている世界遺産員会での正式登録に向けた機運づくりに取り組んでいる。また、登録を見込み、新たなのぼり旗1000本の作成も計画している。

新会長に山下氏就任 ヨロン島観光協会総会(2021.06.01)

 

ヨロン島観光協会(永井新孝会長、会員125人)の2021年度通常総会が28日、与論町地域福祉センターであり、今年度の事業計画など6議案を承認した。任期満了に伴う役員改選で山下哲博氏が新会長に就任した。

 

徳之島3町夏祭りも中止へ コロナ禍、2年連続で(2021.06.01)

 

徳之島町どんどん祭り企画委員会(会長・吉川清吾町商工会会長)が31日、町商工会会議室であった。収束兆しの見えない新型コロナウイルス感染症情勢から中止案で一致。徳之島3町もそろって夏祭りの2年連続中止が固まった。